第11話 真剣サラリーマンしゃべり場
本日のテーマ
「どうして万引きをしてはいけないの?」
出題者 ミッチ・ラングレン
ジョニー 「というわけで、本日のテーマは『どうして万引きしてはいけないか』ってことだけど、ミッチはなぜこんなことを疑問に思ったのかまず知りたいな」
ミッチ 「ボク、こないだスーパーマーケットでチョコレートバーを万引きして店長にこっぴどく叱られちゃったんだ。それが納得いかなくってさぁ」
ジョニー 「そいつは普通に犯罪だぜ」
キャサリン 「あー、おいしそうなチョコレートなら私も盗んじゃうわ。わかるわかる」
ジョニー 「犯罪者に共感してんじゃねえぜ!」
ジム 「万引きはミッチの性癖みたいなもんだし、しょうがないっちゃしょうがないよ。万引きしたものをおかずにしてるもんな」
ミッチ 「そうそう!盗んだチョコを全身に塗ると気持ちよくってさぁ!」
キャサリン 「私も人のこと言えないけど、それ完全に人格破綻レベルの性癖ね」
ジム 「誰にでも自分だけの性癖って持ってるもんじゃないの。ちなみにわしはゴムフェチでねぇ」
ジョニー 「お題から反れてきちゃったな、話戻そう。なんで万引きをしたら捕まるか?」
キャサリン 「盗んでもいいけど気づかれなきゃいいのよ」
ジョニー 「うーん、大人の考えじゃないな、そいつは」
キャサリン 「こないだナンパしてきたどこかの会社の課長と飲みに行って、そのとき財布盗んでやったわ」
ジョニー 「万引きっつうかそれ銭泥棒やん。超アウトやん」
キャサリン 「300ドルしかはいってないって情けない課長だったわ」
ジム 「300ドルって超大金じゃん!わしも欲しい!」
ジョニー 「かりにも会社の経営者が300ドルくらいを大金呼ばわりってどうかしてるぜ」
ミッチ 「財布も万引きしちゃいけないの?」
ジョニー 「万引きっつうか強盗って呼んだほうがいいな。キャサリン、盗んだ金は返そう、な!」
キャサリン 「パーッと使っちゃったわよ♪」
ジョニー 「盗んだ現金パーッと使うなっつうの!」
ミッチ 「でも、人って怒られてはじめてやっていいこと悪いことの判断ができると思うんだ」
ジョニー 「正論だがそれをわかってるんなら最初から万引きするんじゃねえぜ」
ジム 「ミッチいいこというじゃん。大人じゃん」
ジョニー 「いい大人だったら最初っから万引きしねえっつの」
ミッチ 「盗んだことは反省してるけど、あの見つかるかごまかせるかのスリルを味わうためにまたやっちゃうかも」
ジョニー「今度やったら罰金かムショ送りになるぜ?」
ミッチ「懲役3年くらいなら、まあ模範囚としてがんばるよ!」
ジョニー「だめだこいつら」
結論 万引きは犯罪です、やめましょう!
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