第11話「小さなぬくもりを抱いて」

 見るに堪えないほどに壊れた建物。

 ヒュースたちがひた走る通りの両側には、露店が南北200メートルに渡って建ち並んでいる。けれども、魔導アーマーの襲来に人々は慌てて逃げたのか、露店のテントは潰されて、もぬけの殻となっていた。



「あの野郎、好き勝手やりやがって……」



 ヒュースは変わり果てた街に対する怒りを覚えずにはいられなかった。

 遠方に見える影を追い、魔導アーマーに向かって走る。

 すると、商業区の一角で数人の警察官が避難誘導を行っているのが目に入った。周辺は完全に混乱しており、人々があちこちに逃げ惑っている。

 そんな中にひときわ目立つ存在が1つ――魔導アーマーである。

 ちょうど憲兵隊が排除しようとしてたのか、銃火器で発砲し続けていた。

 ボルトアクション式の小銃、装填式の移動砲塔、馬車のように大型の機関銃。どれも最新式の銃火器だが、見るからに今ひとつ効果を上げていない。

 どうやら、すべて弾かれてしまっているらしい。当の魔導アーマーは、その巨体を誇張するかのように我が物顔で通りを闊歩していた。

 ヒュースはそうした状況を見て、苦汁をなめさせられたような表情でつぶやいた。



「くそっ! 銃器がまるで役に立ってねえじゃねえか」

「魔界文明の兵器ってだけあるわね。とはいえ、詳しく観察して、ファルフェを助け出す対策を考えてる暇もないのも事実だけれど」

「んなの、見りゃあわかるって。そんなことより、なんか良い方法はねえのか?」

「1つだけあるわ」

「なんだ? 言ってくれ」

「ファルフェがあれに乗る練習をしていたとき、搭乗者用の開閉口の他に頭部あたりに搭乗口があるのを見た気がするの。おそらく、そこからファルフェを引きずり出せるんじゃないかしら」

「……そういえば、オスカーさんが調べてたとき、そんなんあったな」

「でも、問題はあんな歩く鉄の棺桶みたいなモノにどうやって飛び移るかってことね。ヒュースには、アレに飛び移る自信はあるの?」

「んなもん、気合いでなんとかする」

「そんなことが出来たら、苦労しないわよ。それに現状アナタの剣術と私の精霊術だけが頼りなの。アレを止める術はあっても、ファルフェ自身を引きずり出すにのは無理よ」

「つったって、やるしかねえだろっ!?」

「わかってるわよ! わかってるけど……」

「頼む。大切な妹が死ぬかもしれねえんだ。こういう時に頼りになるのは、オマエしかいねえんだ」

「そうは言っても、なんの作戦もなしにやるなんて……」

「無茶苦茶なのはわかってる。それでも、俺はアイツを早く助けてやりてえ」

「……いいわ。ヒュースが囮になって、時間を稼いでちょうだい」

「どうする気だ?」

「精霊たちの力を借りて、アイツを押し倒してみる」

「押し倒すって……。さっき話した教師たちがやった手法を試す気か?」

「倒すことさえできれば、頭部によじ登るのも容易でしょ」

「た、確かにそうだが……」

「やれるだけのことはやってみましょう。それでダメなら、また別の方法を考えれば良いわ」

「……わかった」



 そう言うと、ヒュースは腰元の太刀を引き抜いた。アルマが合わせるようにウエストバックから呪符を取り出す。

 それから、チラリと一瞥して合図を出した。

 ヒュースが走る。



「――我が剣で踊れ」



 同時に舞剣を発動させた。

 舞い踊るような足運びが魔導アーマーの大腿部に備えられた機銃の照準を狂わせ、銃弾をあらぬ方向へと向かわせる。それにより、なんなく魔導アーマーへと懐へと飛び込むことができた。

 すぐさま太刀を振り上げ、全力でスネの部分を斬る。ところが、鋼鉄の脚は極めて太く、刃こぼれしてしまうほどに硬かった。



「ええい、くそっ!!」



 悔しさに二回、三回──と、何度も刃を叩き付ける。

 だが、一向に切れる気配がない。

 それどころか、降り注ぐ銃弾の飴に脚部を斬り付けようとする動きを足止めされてしまう。

 当然、ヒュースは転がるようにして避け続けた。



「やはり、上に登るしか……」



 予想以上に脚部が固かったのだろう。ヒュースは攻撃することを諦め、魔導アーマーの頭部にあるという搭乗口からファルフェを救い出すことにした。

 再び、スキを見計らって脚部へと近づいていく。

 けれども、左右の大腿部に据えられた機銃の斉射に飛び乗ることは不可能に近かった。



「そこを退いて、ヒュース」



 そんな繰り返しの中、アルマの叫び声が聞こえてくる。

 ヒュースはとっさに反応を示して、飛び上がって後方へと逃げた。すると、轟音と共に経ってられないほどの強風が吹き付けてくる。

 アルマが呼び寄せた風の精霊による攻撃だろう。

 わずかに見ただけだが、複数体呼び寄せていた。

 精霊が放った突風は、その強烈な風でもって魔導アーマーの巨体を押し倒そうとしている。

 だが、それでも魔導アーマーは倒れない。

 機体を安定させるため、脚が前後に幅広にできているためだろう。倒れる様子すら見られなかったのである。



「ダメだ。まったく通用する気配がねえ」



 ヒュースがアルマに向かって叫ぶ。

 それに対する応答だったのだろう――とっさに大声が返ってきた。



「だったら、もっっと多くの強い風を浴びせる!」



 と言って、アルマが宙に向かって呪符を投げる。

 すると、さらに複数の風の精霊が召喚された。

 その数は、すでにアルマが呼び出した精霊の数と合わせて十二体。常人なら、あっという間に魔力が底を突いてしまう数だ。

 それだけ無茶してでも、ファルフェを助けたいのだろう。

 魔導アーマーの巨体は、瞬く間に傾いた。ヒュースは崩れたのをこれ幸いと、魔導アーマーの頭部へとよじ登った。



「やりおったな!」



 とっさにグレムの憤怒の声が聞こえてくる。

 それと同時に魔導アーマーが激しく動き始め、ヒュースの身体を振るい落とそうと揺さぶりだした。

 とっさに砲身近くにあった溝に手を伸ばす。

 いまここで落ちてしまえば、チャンスは早々来ることはない。ヒュースは、必死にもがいて、「落ちるな」と自分に言い聞かせるようにして食らい付いた。

 ところが、身体が勝手に手を離してしまう。

 それは、本人の意志とは無関係のモノで、最初はまったく理解できなかった。しかし、右肩に走る痛みに機銃の一発が命中したのだと気付かされた。

 身体が大きな音と共に地面に叩き付けられる――それに伴って激痛が走った。

 痛みの元は、銃傷と背中の殴打の両方。

 ヒュースの顔が苦痛にゆがむ。



「ヒュース!」



 たちまちアルマの悲鳴に似た声が聞こえてきて、ヒュースは自分が落ちたのだと実感した。

 それから、半身を起こそうと身体に力を入れる。

 しかし、ヒドい痛みに思うように身体が動かない。そんな動きの鈍さを察知したのか、唐突に駆け寄ってきたアルマに左肩を抱かれた。

 ヒュースが自嘲するように笑う。



「……ヘヘッ……やべえ……やっちまった……」

「しっかりして!」

「大丈夫だ。幸いなことに撃たれたのは肩だ」

「だけど、そんな肩じゃまともに刀だって振るえないわよ」

「……このぐらい……なんともねえ……」

「お願いだから、無茶はしないで」

「わかってる。さて、どうしたものか……俺の刀もどっかにいっちまったしな」

「念のために持ってきた私のサーベルを使ってちょうだい」

「いいのか? 折っちまうかもしれねえぞ?」

「ファルフェのためなら構わないわよ。アナタの刀は後で回収するから、とにかく今はあのデカブツをぶっ倒して」

「すまねえ。なにから、なにまで本当に助かる」

「構わないわ――で、魔力はあとどれぐらい持ちそう?」

「どんなに頑張っても、舞剣を維持できるのは、せいぜいあと5分ってとこだな」

「わかったわ。だけど、今度はもう無茶な真似はしないで」

「約束する」



 と言って、アルマからサーベルを借り受ける。それから、アルマの力を借りて起き上がると、自分たちを無視して南方へ向かおうとする魔導アーマーを見た。

 どうやら、あくまでも街を破壊するつもりらしい。

 ヒュースは、そんな屈辱的な行動に顔に出して怒りを覚えた。そして、すぐさま魔導アーマーに向かって再び走す。

 魔導アーマーの背後は、がら空きだった。

 いくつかの機銃を失っており、肝心の砲塔は街を壊すことに使用している。それゆえ、こちらを見てはいない。ヒュースはそんな状況を利用しようと、足元に駆け寄って再度脚部の破壊を試みた。

 だが、太い鋼の脚がそう簡単に壊れるはずなどない。

 その間にも、魔導アーマーが南に向かって駆けていく。



「――熱風演走フラメンコ



 ヒュースがそうつぶやくと、足の運びが今までにないほどに速まった。

 まるで、ビートを刻むかのようなその動きは、魔力や体力といった力を一気に消費して、全身を加速度的に速くする舞剣の基本技の1つである。それゆえ、長期戦になるような戦いには向かず、電撃戦など短期決戦に用いられる。

 ヒュースは、その技を使って魔導アーマーの脚部を壊すことにしたのだ。

 幾度も、幾度も、サーベルの刀身を脚部に叩き付ける。

 だが、それでも装甲が壊れる気配はなく、動きを止める試みは無駄かのように思われた。

 ところが、不意にパキッという小さなノイズを耳にする。明らかに装甲に亀裂が生じた音で、何度も叩き付けているうちにひび割れたのだとわかった。

 さらに必死に攻撃し続ける――が、数回叩き付けたところでサーベルが真っ二つになった。

 さすがに鉄を斬るなど無理があったのだろう。

 刀身の中央から刃先がもはや見る影もなくなっていた。

 だが、代わりに得たモノもある。それは、外装が大きく破片となって剥がれ落ちた魔導アーマーの脚部だ。

 その隙間からは、木目のようにぎっしり詰まった配線のたぐいが露わになる。

 ヒュースは好機とばかりに攻撃を加え、中に詰まっていた配線を断ち切った。途端にバチバチッと火花が飛び散り、勢いよく駆動していた脚が止まる。

 そのことが災いしたのだろう――魔導アーマーは、鈍い重低音を響かせて傾いた。

 ヒュースは、すぐに危険を察知してその場を離れた。逃走する中、後方から激しい衝撃波で土埃が襲いかかってきた。

 辺り一面が見えなくなり、息苦しさにおもわずむせ返る。



「ザマぁみやがれ!」



 ようやく視界が晴れたのは、その一言を吐き捨てたときだ。

 100メートル前方には、巨大構造物が完全に沈黙状態で横転している。ヒュースは、その様子を爽快な気分で眺めた。

 だが、これで終わったわけではない。暴走は止まりはしたものの、ファルフェを助け出したわけではないのだ。

 ヒュースは、再び魔導アーマーへと近づいていた。

 そして、頭部にある円形の開閉口らしき鉄板に向かって、刃先のないサーベルを叩き付ける。



「なにやってムダや!」



 刹那、誰かの叫び声を耳にする。

 声のする方に顔を向けると、突如として赤い粘土質の物体が現れた。

 グニャグニャとした物体は、ヒュースの目の前で奇妙な動きを見せている。やがて、徐々に肥大化していき、物体はゆっくりと象を形取っていった。

 現れたのは、人とは違う赤い肌を露出させる生物――俗に悪魔と称される大男のだった。

 しかも、その顔には見覚えがある。

 ヒュースは見た途端にいままでわめき叫んでいた生き物を思い浮かべた。



「……オマエ……グレムか?」

「その通りや」

「ようやく本性を現したってところか」

「簡単な話や。山を吹き飛ばした一撃で混乱しきった嬢ちゃんの身体を魔導アーマーの操縦席に拘束しただけやで。あとは魔導アーマーの動力源と利用しつつ、僕の魔力を回復させるための媒体として利用させてもろうただけのことや」

「ファルフェは、無事なんだろうな?」

「そないに怒んなや。動力源である嬢ちゃんを易々とは殺さへん。せやけど、追いかけてくるアンタらは邪魔。こないなとこで、魔導アーマーをこないにボロボロにされてはたまったモノじゃあらへん――せやから、僕が直接アンタをシバいたるわ」

「そういうことかよ」

「往生せいや!」



 グレムが襲い来る。

 対するヒュースは、サーベルを正面に突き出して迎え撃とうとした。しかし、とっさに刀身が折れていることに気付いて、回避することを余儀なくされる。



「ヒュース、受け取ってっ!」



 そんな中、アルマの声が聞こえてくる。

 ヒュースはとっさに振り返り、アルマがなにかを投げられたことに気付いた。そして、やにわに腕を上げて掴み取ろうと試みる。

 投げられたモノは、すぐにヒュースの手中に収まった。

 一瞥して見てみると、それは先ほど落下の際になくしたと思っていた太刀だった。まるで自ら戦いを望むようにヒュースの元へ返ってきたのである。

 もちろん、それを投げたのはアルマだ。

 腕の延長線上にあるアルマの顔を見ると、「頑張りなさい」と言っているかのような表情でこちらを見ている。

 ヒュースは言葉を返すことなく、刀を引き抜いて臨戦態勢を取った。

 途端にグレムが長い腕が腹部に迫り来る。



「――我が剣で踊れ!」



 応戦しようと舞剣を発動させる。

 あえて舞剣を使ったのは、その超人的な瞬発力を回避に役立てるためだ。

 しかし、舞剣には内包する魔力を徐々に消費して使用する人間に極度の疲労をもたらすという欠点がある。

 ゆえにこの戦いは即座に終わらせねならない。

 ヒュースは間合いを取り、再度助走を付けてグレムに向かっていった。

 応じるようにグレムが左の拳を下から繰り出してくる――が、それよりも速くヒュースの刃が左肩を貫いた。

 その手応えを感じて、ヒュースはさらに身体を後方へと下げた。刀身には、黒ずんだ紫色の血と思われる液体が付着しており、人間のそれとは異なることを現している。



「くっ……ちょこざいなことしよって……」



 グレムが憎しみをむき出すような言葉を吐く。

 けれども、ヒュースは応じなかった。

 黙って剣を構え、刺突と斬撃を組み合わせた連続攻撃を放つ。そこには、ファルフェに対する必死な思いが込められていたからだ。

 だからこそ、負けられない、負けたくない――。

 ヒュースは鬼の形相で攻撃を続けた。

 だが、グレムが倒れる様子はない。回避と攻撃を繰り返し、ヒュースの放つ斬撃をかわしている。

 一進一退の攻防の後、牽制を兼ねたわずかな沈黙が宿る。

 そんな中、複数の足音を耳にする。



「なんだ、アレはっ!?」



 ヒュースがチラリと目にすると、モーゼル銃を手にした鎧を着た男たちが目下に立っていた。

 どうやら、正規軍が到着したらしい。

 アルマが立っている位置から、さらに3メートル後方でグレムの異形の姿に驚いている。

 ヒュースは軍兵の存在を不都合に思った。



「……ったく邪魔だな。水を差される前に決着を付けるぞ」

「ええで。ヒュースはんがお望みなら、僕もさらに全力で行かせてもらうわ」

「ちっ! んな余力あるなら、最初からそうしろ」



 対峙するグレムを前にわざとらしく空を切る。

 その途端に下方から「私が憲兵隊を引き留めておくわ」というアルマの声がしてきたため、ヒュースは左腕をまっすぐ伸ばしてその役目を頼んだ。



「これで、邪魔は入らねえな」

「ご苦労なことやな……まあええけど」

「んじゃ行くぜ、クソ野郎!」



 刹那、ヒュースが駆け出す。

 同時に向こうからグレムも駆け寄る格好となり、魔導アーマーの頭部中央付近でぶつかり合った。

 激しいせめぎ合い続く。

 ヒュースの攻撃はグレムの硬い皮膚に弾かれ、なかなか致命傷にならない。一方、グレムも拳を寸前のところで、ヒュースに回避されるという応酬がなされる。

 ところが徐々にヒュースの身体がもたつき始めた。

 舞剣の効力が切れたのだ。しかも、ヒュースの呼吸もかなり乱れ始めており、戦闘開始時よりも動きにキレがなくなっていた。

 それをチャンスと見たグレムが猛烈な勢いで襲ってきた。

 とっさにヒュースは反撃しようと剣を構えるが、重石のような疲労感のせいで対応が遅れてしまう。

 焦る気持ちがじんわりと心の中を駆け巡った。

 グレムが迫る中、何度も受けるか攻めるかの自問自答をする。その間にも、グレムが飛び込んできていた。

 もはやあとがない。

 ヒュースはわずかに残った魔力で、もう一度舞剣を発動させた。そして、銃傷に痛む右肩で太刀を前方へと突き立てた。

 その判断が良かったのだろう――太刀は、グレムの身体に深く突き刺さった。

 戦いの余韻に浸るように沈黙が流れる。

 ややあって、ヒュースはゆっくりと片手剣を抜き取った。

 それと同時にどす黒いグレムの血液が流れた。さらにどこからともなく炎が立ち上り、全身を炭化させる。

 灰燼となったグレムの身体が風に舞う。

 その途端、魔導アーマーが煙のようにゆっくりと消え始めた。同時に車内に閉じ込められていたファルフェが姿を現す。しかし、魔導アーマーという足場を失ったことで、小さな身体は5メートルの高さから地上へと落ちていた。

 すぐにファルフェの身体を掴もうと駆け寄る。

 どうにか小さな身体を掴み、ヒュースは自らの胸元に抱き寄せた。それと同時に口から安堵の吐息を漏らす。

 ようやくファルフェの無事を実感できたのだろう。

 途端にヒュースの目から、止めどない涙があふれ出た。緊張感をほぐすように、心に押しとどめていた気持ちを吐露する。



「……もう兄ちゃんを心配させないでくれ……」



 さらに身体をギュッと抱き寄せてる。

 ファルフェの小さな身体は、まるで冷めた心を温めるような感触がした。ずっと抱き寄せていたかったが、突然目の前が陰りが生じたことに気付いて止めた。



「アーベル卿。この件について、少しお話をうかがいたく存じます。大変失礼ですが、詰め所までご同行いただけませんか?」



 ふと背中越しに男の声が聞こえてくる。

 その言葉に後ろを振り返ると、軍の将校らしき男が立っていた。

 だが、ヒュースが男の質問に言葉で返すことなかった。代わりに憎しみと悲しみが入り交じった冷たい眼差しで応じていたからだ。

 ほどなくして、ファルフェを抱きかかえたヒュースが立ち上がる。

 そして、取り囲む憲兵たちの輪の中を無言で歩き始めた。

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