捜索
それから誠と果林は凛を探して走り回っていた。ほかのクラス、空き教室、職員質にも行った。そして屋上にも行ってみたがそこに凛の姿はどこにもなかった。
2人は諦めかけていた。それでも・・・
「どこか・・・どこかにいい場所があるはず・・・」
なんて一人でぶつぶつ言いながら考えていた果林はあっ!と多な声を出した。
「なんだよ果林・・・いきなり五月蝿いな」
「わかったよ!凛ちゃんは確かに教室にいる」
そう自信満々に答える果林に誠は不思議に思って話しを聞いてみた。
「でもさ、教室は全部見ただろ?」
「本当に全部見たの?」
果林は挑んでくるよぬうな目で言われているようだった。
「どういう事だよ?」
それでも誠君には訳がわからなかった。
「多分凛ちゃんは旧校舎の方にいるんだと思う。だってあそこなら人後通らないらしいゃんん?」
果林の言葉にあ!っと思い出させれた。
昔も旧校舎の所にいたっけ・・・・・・
確かにあそこは人通りも少ない。
というか誰も基本は来ない。
だから授業をサボるのにはうってつけの所なのだ。まぁ喧嘩する時もアソコに行くんだけどね・・・・・・
「ってやばいじゃん!俺が戻ってきた時にはもう凛はいなかった。んであれから2時間が過ぎてる。凛が暴力とか振るわれてたら・・・やばい!早く見つけないと!!」
そう言って誠は走り出した。そしたら果林が
「誠は先に行ってて!私先生呼んでくるから」
そう言った果林は職員室に向かって走り出した。一方で誠は凛がいるであろう旧校舎に向かって走り出した。
旧校舎の前に着くとケータイが鳴った。
果林か、メールが届いたみたいだった。
内容を見てみると・・・
“もう着いたかな?先生ともう時期着くから入らないで待ってて!”
果林からそんなメールが届いたため誠は動けないでいた。
そうしてしばらく待っていると先生を連れた果林がこっちに走ってきた。
「誠!お待たせ行こ!」
そうして凛を探した。
一つの教室の前に来ると声がかすかに聞こえた
「誠、行くよ!」
果林の声とともに教室の扉を開けた。
すると凛が横たわって気を失っていた。
しかしそこには涼葉達の姿はなく、凛だけがいた。このまま凛を痛めつけたやつをほっとく訳には行かなかったがでも凛が大切だったので、先に保健室に連れていくことにした。
これが悲劇の始まりだった。
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