第6話 情報共有

俺たちはお互いに知っていることを教え合った

俺が教えたのは被害者が一人増えた、その遺体場所も特殊な場所で発見されたということ。


片山が教えたのは凶器がわからない、解剖をしてもなにも出てこなかったということ。


夢葉くんもその話を聞いていたがまったく情報が少ないためわからなかった

謎すぎるこの事件にはやはり何かある。

10年前へ行く謎のオーロラはまだあっちで起きているだろうか

それもきになるところだ。


「これだけじゃダメね、他にも何か情報が欲しいわね」


「その通りだ、これじゃ10年間無駄死にだ」


「はぁ」

「はぁ~」


二人はため息をついた。

そのため息に反応した夢葉くんは俺たちを励ましてくれた


「まだ大丈夫です!10年前に来たということはここでなにかわかるってことですよ。」


確かにその通りだ

この世界で何かがあるからこそこの場所にやってきたことは明白

一体なにがあるのだろうか

事件はまだ始まったばかりだとつくづく感じる俺たちであった。

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