第8話 学校にて 2

ログアウトするとすでに1時を過ぎていた。


ログインするときは22時だったから、3時間やっていたことになるな。


僕はそのまま寝た。こんなに遅かったときはあんまりなかった。



翌朝、いつも通りに起きたがすごく眠かった。


学校に行っても全然眠気が取れず、授業中ずっと寝ていた。


まあ、ここまではいい。しかしここからがムカついた。


何故か先生は僕だけを起こすのだ。他に寝ている奴がいるにもかかわらず、だ。なんか知らないが他の寝ている奴だけ優遇している。ほんと意味がわからない。


そんな感じでそこまでぐっすり寝れなくてちょっとイライラしている。


それから昼になった。普段から僕は友人の二人と一緒に食べている。結は女子と一緒に食べてもらいたかったりするが、まあしょうがない。


「俊、今日眠そうだったけど、どうしたん?」


「昨日、ゲームをし過ぎて寝たのが1時だったからな。眠いんだよ」


「1時で眠いとか、まあ俊は割と規則正しく生活しているからな」


「そうだね。そういえば、結局ゲームしてるんだね」


「まあな、せっかく当選したんだし、やらなきゃ損だろ」


「なんだかんだ言って楽しんでいるじゃん」


「そうでもない。あー、昨日のこと思い出したらムカついてきたわ」


「な、何があったんだよ」


「いや、おかしいんだよ!なんだよ、あれ!攻撃力もないのに攻撃に補正付けてみるとか。なんでそんなことするんだよ!」


「えーと、優しさじゃないかな?」


「そんなわけあるか!第一そんなことが優しさとかありえねーから!絶対嫌がらせだろ!」


「なんか、いつも以上に怒ってるな。ほんとどうしたんだよ」


「今日は、かなりムカついたことがあったからな。というわけで寝る。次の授業が始まりそうになったら起こして」


「はいはい。まったくしょうがないんだから」


僕は授業が始まるギリギリまで寝ていた。午後の授業もほとんど寝ていた。が、かなりの確率で起こされた。でも帰る頃に眠気も取れていた。


まあ、その代わりに授業の内容はほとんど理解してないがな。


ほんと気をつけないとな。ゲームする時間は。毎日こんなんじゃやばい気がする。次からはちゃんと時間を確認しながらやらないと。


というか、ゲーム内で時間の確認ってできるのかな?


ほんといろいろなことをやってみたいが、あまり時間もとれないから少しずつやっていかないとな。


βテストの期間はあと11日もあるんだし、それに土日も2回、計4日もあるからそこで集中的にやればいいか。

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