第195話 夏イベント 1
イベントへ参加するまでの間にいろんな準備を終わらせた。まずは、大量にポーションを用意し、ギルドへ持って行った。
ポーションは、約5万ほど用意した。それだけで、足りるかと聞かれるとわからないが、これ以上は売るのに時間がかかり過ぎるためやめることにした。普段は1万程度なので、その5倍もあれば十分だとは思う。
普段、ポーションを売るのに1時間程度はかかる。そのため、5時間程度かかるということだ。早く終わらせたいのでらそれ以上は時間をかけたくない。いろいろなことを考え、5万にしたのだ。
ギルドでは、予想した時間通りに終わり、次に店に戻り、こちらでも準備を始めた。
まず、使われてない部屋にできるだけ、ポーションを詰め込んだ。ただ部屋に押し込むだけでは大した量は詰め込めないので、箱を使い、その中にポーションを詰め込み、そしてそれを積み上げ、部屋に押し込んだ。
今までは、そんなことを考えず、倉庫にしていた部屋に大きめの箱をいくつか置いておき、その中に乱雑にポーションを詰めていたため、あまり時間はかかっていなかったし、量も多くなかった。
しかし、今日はできるだけ多くのポーションを補充したかったため、綺麗に詰めていた。そのため、予想よりも時間がかかってしまった。
途中からはあすかさんやあずさも手伝ってくれて、その分だけ早く終わることができた。こちらも普段は1万に満たないくらいのポーションを補充しているが、今日はギルドよりも多い、10万程度のポーションを箱に詰め、積み上げた。
終わる頃には暗くなっており、2人には申し訳ないなかった。本当なら休んでいて欲しかったが、早く終わったのも事実なので嬉しかった。僕は2人にお礼を言い、ログアウトした。
リアルで少し休憩を挟んで、再びログインした。今回は、ポーションのことを考えることをしなくて良いので、すぐにヨタたちと待ち合わせをしている場所に向かった。
待ち合わせの場所は、僕のいる街からは少し遠いので、移動が大変だった。テレポートできるところまではテレポートを使えるのだが、その後は徒歩でしか移動ができない。スキルとか使えば良いかもしれないが、他人から見ればおかしい移動方法なので、見られる可能性があるところではできるだけ使いたくないのだ。
そうして、できるだけ歩いて僕は目的の場所に着いた。
しかし、そこで一つ想定外のことがあった。
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