第133話 魔王戦後
かなり危なかったが魔王を倒すことができた。
実際にやってみると、戦っている間は長く、最後まで集中できず、途中でテレポートをミスしてしまうかと思った。でもなんとか、乗り越えられて良かった。
たぶん、僕のことを覗いていたやつもいたと思うし。覗かれているような感じがしただけだから、僕の気のせいということもある。
覗かれていても、今回なら、不自然なところはなかったはずだ。まあ、最後テレポートが発動しなかったから、慌てて弾かれたような軌道にしたが、不自然ではなかっただろうか?と思うくらいだ。それ以外では、目立ったミスはないはずだ。
と、こんなことを考えているくらいなら、早く帰った方がいいな。
僕はそう思い、近くにある森に向かって歩いて行った。森に行けば、身を隠しやすくなるからだ。そうすれば、テレポートも使える。
そう考え、僕は森に向かい、テレポートを使い、一気に店まで帰った。
この日は、ログインするとそのまま魔王に挑みに行ったため、ギルドに行っていなかった。そのため、ギルドに行っておきたかった。しかし、あまりに疲れすぎたため、ギルドに行く気になれなかった。
僕は、今日くらい行かなくても良いと結論を出し、ログアウトすることにした。
何かあっても明日やればいいと思ったからだ。それに、こんなに疲れるとは思っていなかった。このまま続ければ、明日の補習に支障が出てしまうかもしれない。だから、早めにログアウトをして、寝たかったのだ。
そう決めた僕は、ログアウトすると、すぐに寝た。よほど疲れていたのか、すぐに寝ることができた。
翌日の補習は、前日の夜に頭を使い過ぎた所為で始終体が重かった。なんか、うまく体を動かせないような感じになっていた。補習は受けたが、あまり内容が頭に入ってこなかった。
その所為で結と誠に心配されてしまい、帰りは普段は僕は1人で帰ることがほとんどなのだが、この日は2人に付き添われて帰ることになった。
その帰り道、2人からゲームは程々にしろと言われてしまった。それから、今日はゆっくり休めとも言われてしまった。
家に帰るまでそんなことをずっと言われ続けた。僕が家に入るときまで念を押された。
しかし、僕はその程度でやめることもなく、家に帰るとすぐにログインをして、ギルドに行った。しかし、それしかやる気がなく、ギルドから帰ってくると、すぐにログアウトをしてしまった。
結局、2人の忠告を無視して、ログインはしたものの、ほとんど何もできずにログアウトしてしまった。そのあとも、ログインすることはなかった。
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