第129話 特訓 7

次にログインしたときは、ちゃんとギルドに寄ってから、森に向かった。ギルドでは特にトラブルもなく、やることは済んだ。


森では、昨日気づいた数百回のテレポートをしてみようと高速処理を使い、特訓をし始めた。


高速処理を使ってみると、今までの苦労が嘘のように簡単に切ることができた。高速処理を使ったことで、スローの状態にできるため、慌てることがなくなり、正確にテレポートを使うことができた。


テレポートを使うことはできた。しかし、うまくはできなかった。でも、今までよりはかなり進歩した。そのため、モチベーションが上がった。


今までは、やらなきゃ、という使命感みたいものでやっていたが、今は、やりたい、という気持ちに変わった。


だから、今までよりも特訓が辛くない。今まで特訓が辛かったかと聞かれれば、そうでもなかったが。


そんなわけでモチベーションが上がり、今まで以上に効率的に特訓が進んだ。効率的に進むようにはなったが、全然自分の思っている通りにはできなかった。


最初のうちは昨日までの特訓でやった通りにテレポートの回数を少なめでやった。それから、少しずつテレポートの回数を増やしていった。


昨日程度の回数なら、問題なくできた。しかし、回数を増やしていくと少しずつ難しくなってきた。


今までは、十数回と回数が少なかったため、なんとかできていた。しかし、テレポート回が20回、30回と増えていくと集中力が持たなくなり、雑になってきた。


このまま続けていてもダメだと思い、気分転換にテスト勉強でもしようと思い、ログアウトすることにした。


それから、テスト勉強をするために辺りを片づけてからログアウトをした。




ログアウトをしてから、テスト勉強を始めた。テスト勉強を始めた時間は午後の2時を過ぎていた。


気分転換のためにし始めたので、順調に勉強は進んだ。


それから、夕食の時間になるまで勉強をした。昨日は、こうなるとは全く想像もしていなかった。


夕食の後、ほどよく気分転換もできたので、再びログインした。ログインすると日付が変わっていたので、いつも通りギルドに寄ってから、森に向かった。


気分転換ができたので、さっきよりも集中して特訓ができた。でも集中してできたのは、最初だけであとは、集中してできなかった。


でも、この日は一振りで50回程のテレポートを使うことができた。50回といっても、半分は元の手の位置に戻すために使ったので、実際には25回分しかしてないことになる。


それでも少しずつ形になってきたから、この日これでログアウトした。





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