第57話 告知
ログアウトして僕はすぐに寝た。
翌日、というか今日だけど、日曜だったので僕は起きた後朝食を摂り、ログインした。
でもログインしたら、また真っ白な空間に出た。
「えー、たびたびすまない。今度は告知をしに来た」
うーん、別にしなくてもいいんだけど。それよりもあの魔王を倒す方が僕にとって重要なんだけど。
「まず、魔王討伐イベントについてだ」
な、なんだってー!それは聞かねば!
「まず、あれから数時間しか経ってないがかなり不評だった」
まあ、わかりきっていたことだな。もしかしてもうやらないとかじゃないよな?
「不評だったけど、毎月の月末に定常のイベントに決定した」
不評って言ってるのにやっていいのかよ。
「それとそれまでに1回は違うイベントをやろうと考えている。日時は5月中旬を予定してる」
おお!新しいイベントか、こっちも楽しみだな。
「更にダンジョンを追加した」
ダンジョンってなんだ?階層になってる迷宮みたいなものか?
「ダンジョンというのは、階層に分かれている迷宮みたいなものだ。ただそこはモンスターは無限に湧き、宝箱はなんどでも復活する。そんな仕様になっていてなんどでも挑戦が可能だ。死んだとしても、ダンジョンの外に出されるだけで死んだことにはカウントされない。でも1日に挑める回数は決まっているから、気をつけてくれ」
それはそれはまた楽しそうなもので。でも今の武器は迷宮だと使いづらいよな。やっぱり買い換えようかな。
死ぬことがないなら、たくさんできそうだな。
「だから次のイベントは迷宮に絡めていこうと考えている」
まあ、いいんじゃないかな。
「とこんな感じで告知はこのあたりで終わりだ。次に仕様の説明をしようと思う」
仕様の説明?なんだろ。
「こちらはまだ数時間しか経ってないけど、もうすでに新しい機能をちゃん説明しろというのが言われている」
へえ、そうなんだ。
「その説明してほしいというのはPKのペナルティについてだ」
教えてほしいという人っているんだ。PKをするなら、それくらいの覚悟は持ってほしいものだけど。
「PKのペナルティは、復活の玉がその月、使用できなくなることと、自分の所持金から指名手配の賞金が出るというものだ。その賞金のお金は自分では使えなくなる」
ほう、なんか軽い気がするけど、いいのかな?まあ、毎月最後に魔王を倒せなかったら、PKをした人はその時点でデータが使えなくなるから、慎重になる人もいるか。
まあ、そんなこと関係なく殺す人はいそうだけど。
「それと、指名手配された人を殺しても、殺した人の復活の玉が使用できなくなることはない。襲われたところを逆に殺しても同じだ」
なんか、やる方だけすごく厳しくなっているんだな。これなら、やる人も少なくなるかな?
「とまあ、こんなところがPKのペナルティについてだ。わからないこととか、要望はいつでも受け付けているから、言ってきてほしい」
そんなこともしてたのか。って当たり前か。
そして、告知と説明は終わって、やっとゲームが始められる。
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