第40話 ドラゴン討伐 3

それから約2週間後、僕は調子に乗っていた。もう敵無しって思っていたからだ。


討伐が楽しすぎてモンスターの討伐ばかりをやっていた。


しかもやっている内にいいことがあった。それは便利なスキルを覚えたこととランクがBに上がったことだ。


まず、便利なスキルだが、高速処理というのを覚えた。


・高速処理 レア度3

さまざまな情報を高速で処理する。


こんなスキルで最初はハズレかなと思っていたが、これ視覚情報も高速処理で処理してくれるのだ。


つまり、僕が全力で走っても処理がついてくるから、走ってもちゃんと制御できるようになった。まあそのせいで周りが遅く見えるようになったけど。


それで制御できるようになったから槍しか使わなくなったが、まあいいだろう。そのため盾はアイテムボックスの中で眠っている。


だから突進するときもより精密な制御ができるため、体の欠損がなくなった。そのおかげでモンスターを狩るのがますます楽しくなってしまったし、モンスターも大量に狩れるからお金もかなりの量溜まってきた。


それで今のステータスがこんな感じだ。



Name 零 Level 56

ランク B

所持金 1,635,180

Job 調合師

HP 1

MP 853,100

攻撃 0

防御 0

魔攻 0

魔防 0

俊敏 560,000,000

スキル

・レア度1

鑑定、劣化ポーション作成、乾燥、

ポーション作成

・レア度2

瞬歩(Lv10)

MP回復速度上昇(Lv9→10)new

アイテムボックス(Lv5→7)new

槍術(Lv1)

盾術(Lv1)new

・レア度3

MP上昇(超絶大)、物理系ステータス上昇(絶大)、魔法系ステータス上昇(絶大)、攻撃系ステータス上昇(絶大)、防御系ステータス上昇(絶大)、俊敏ステータス上昇(超絶大)、不死、空間魔法、テレポート、高速処理new

ユニークスキル

複製魔法



という具合になった。もうお金が増えたことで今は高級宿に泊まっている。1泊3食飯付きで10,000ゴールドもするところに泊まっている。しかも各部屋には風呂もついていて、ふかふかのベッド付きだ。もう天国としか言いようがない。なんだあの独房のようなところで我慢してたやつは。馬鹿じゃないのか?


まあ、そんなわけで今はかなり豪華な生活をさせてもらっている。


そして、今日も狩りに出かける。ただ、今日はクロエさんのところには行かない。何故なら、今日はドラゴンを討伐しに行くからだ。そんなこと言ったら確実に止められるからな。それにドラゴン討伐はSランク以上じゃないと受けられない。


だけど、今の僕はまさに無敵!こんなやつ余裕だと思っている。


あ、でもその前にポーションだけでも売って来ないと。これは今でもかなりの収入源になっている。


「あ、零さん今日もクエストですか?」


「いえ、今日はポーションを売るだけです」


「そうですか。毎回ありがとうございます」


「いえいえ、こちらもいい収入源になっているんで気にしないでください」


そう言っていつものようにポーションを売った。


「それではありがとうございました」


そう言って僕はギルドを後にして、街の外に向かった。

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