第17話 最終日とレベルアップ 4
クロエさんの方に戻るの、クロエさんは笑顔だった。だけど、その笑顔が怖かった。
「零さん?」
「は、はい。なんでしょうか?」
「なんで、危険なところに行ったんですか?」
「い、いや、危険なところには行ってませんよ?」
「じゃあ、なんであんなことになっていたんですか?」
「それは、普段よりも、ちょっと奥の方に──」
「それが原因ですよ!なんで奥に行ったんですか!」
「いや、多く薬草が欲しいって言われたんで」
「くっ、確かに言いましたけど、自分の身が優先です」
「はい、すいませんでした」
「いえ、こちらも危なくなるようなことを言ったんで、すいませんでした。それでどれくらい採ってきたんですか?」
「えーと、……一応619本ですね」
「だから、なんでそんなに多く採ってくるんですか!」
「多い方がいいと思いまして」
「確かに多い方がいいですが、無理をしては意味がありませんから」
「はい、気をつけます」
「それでは、こちらでクエストに必要な本数以外全て買い取らせていただきますがよろしいですか?」
「はい、大丈夫です」
「では、クエストの100本での1200ゴールドと519本の薬草は買い取らせいただいて10380ゴールド、合計で11580ゴールドになります」
「え?そこまで高くなるんですか?」
「ええ、不足してるので。これでも限界まで高くしてますので」
「あ、そうなんですね。それはありがとうございます」
「いえ、逆にこんなに採ってきていただいてありがとうございます。でも無理したことは反省してくださいね」
「はい、気をつけます。それでは、僕はこの辺で帰ります」
「わかりました。次も薬草お願いしますね。ですが、無理だけはしないでください」
「は、はい」
僕はそのまま、独房に方に向かって行った。
独房に入り、今日の成果を確認してみようと思った。なんせ、約1万も資金が増えたからな。ウハウハだぜ!
Name 零 Level 13
ランク D
所持金 35980
Job 調合師
HP 1
MP 86,600
攻撃 0
防御 0
魔攻 0
魔防 0
俊敏 130,000,000
スキル
・レア度1
鑑定、劣化ポーション作成、乾燥、
ポーション作成
・レア度2
瞬歩(Lv10)
MP回復速度上昇(Lv7)
アイテムボックス(Lv4)
・レア度3
MP上昇(超絶大)、物理系ステータス上昇(絶大)、魔法系ステータス上昇(絶大)、攻撃系ステータス上昇(絶大)、防御系ステータス上昇(絶大)、俊敏ステータス上昇(超絶大)、不死、空間魔法
「は?」
僕は目の前のステータスの意味がわからなかった。
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