第8話第Ⅴ章混沌への道

第Ⅴ章混沌への道

 年が明けて、Knghits0fDarknessは人魚の街を目指した。

政府の街道に、秘密の地下がある。

セヴェーレ達はそこで、セヴェレトは、人魚の待ちに行く際に必要な通行証を全員渡した。

「世界がめちゃくちゃだ。セフィリアは蘇った。混沌への道だ・・・・・」

 セーノ・クォッテラノーまでに時間が係る。

エイボンが来て、飛空挺に潜水艇搭載の設計図を持ってきた。

「師、お世話になります。」

「坊の面倒を見るのが俺の仕事だ。ルーラシアが懐かしいと想う・・・・政府と手を組みガンダルディキアの加護で俺も生きてられる。」

「エメフィールが最期の魔法?俺も驚いた・・・・・あれが創世魔法か?」

「ん?そうだとも。創世は最初に神が与えたチカラであり、それをエメフィールが手にした。俺は魔導の資格を失いこうして政府の官僚として働いてるよ。」

「俺は知りたい。記憶の墓標に連れて行ってくれよ。」

「は?」

 全員反応してハーブビールを飲んでいたフェンサーが指を鳴らした。

パチンと鳴らして、記憶の墓標について説明した。

「北の北の果てにグランド・エンドの跡地だ。あそこな?御前が記憶の戻り、ヴェスタニエ宗家に知りたいわけか?記憶の墓標は・・・・・一回行くべきだ。御前が、神能力に目覚めたのも全員知ってる。力を制御しろ、あれじゃぁ・・・・ガチで世界潰す気だ」

 フェンサーは、世界地図で白く塗られた部分を手でこすると北の大陸が姿を見せた。

その場所は、封じられている。

フェンサーは、カシスオレンジのカクテルを飲み地図を片手に四つの航路が交差する点と点に繋がる処をセヴェーレも見ていた。

ダジェリンは、司祭職から最高司祭の昇格という錬金術師の半分で、政府はその地下に、ルーラシアも来ていた。

「どういう意味だ?」

「マスター、可笑しいんじゃNAIのか?」

「ふーん、俺が想っても良いけどよ。政府の地下に何故こんなモンがあるんだ?」

「おいおい、おい、ガンダルディキアの輝石。と言うが、セフィリアが蘇った。世界は残酷すぎるが、Knghits0fDarknessに託すか・・・・・」

 政府の最下層に《ガンダルディキア》が眠っていた。

ルーラシアは、見たも変わらずに最下層の鍾乳洞の空気を澄んでいた。

(これからどう思う?世界は傾くさ、んで、セフィリアもクリードもこの世界であいつらは死ぬ。ハッハハハハハハハハ)

ルーラシアは自分の剣をレミレアに預けた。

「レミレア、この剣を託す。俺は生きる。生きる。生きてみせる。レミレア?御前の先祖問いかけて見ろ、Knghits0fDarknessは闇の騎士団だ。もし、御前が死ぬと言うんであれば俺が相手だ。御前はまだまだ二十三歳。若い者を死なすのは老いぼれの罪だ。」

「ハッ?何言うんすか?」

「ルーラシアさんも辛いっすけど、俺だってやりきれませんわ。ガンダルディキアを十字架にしてこの剣に埋める?」

 鍾乳洞で二人会話してる頃、セフィリアは人魚の街に着いていた。

セーノ・クォッテラノー

 北の大陸に繋がる海峡に必要な場所で、人魚が暮らす場所にセフィリアと魔皇七帝が引き連れてガイアは、海底の空気を味わいサングラスをかけて人魚の尾を掴み吐かせた。

「おい、言えよ。サラダッヂュトの十字架は?」

「し、知りません・・・私達は海の案内人。其の人はもう居ません」

「本当か?」

「・・・・・・そうか」

 ガイアは、白いコートで人魚は蒼い髪で美しい女性で気品があった。人魚は陸に上がってそこは、セーノ・クォッテラノーの中心部で、珊瑚や貝殻が目立っていてセフィリアは、黒いコートを着て歩いた。

(あの魔法のお陰で俺は死の淵に堕ちた。セフィリアという者の器だ。実に剣に優れて創世の力が宿っている。ヴェスタニエの名を覚えている。俺は、500年前にも死んでいるが、死んでいなかった。俺は、闇その者だ。闇自身だ。尽きぬ永遠の闇・・・・・・)

 セフィリアの前にサラダッヂュトが現れた。

金髪の人魚で、剣を腰に差して十字架をぶら下げていた。

「居たのか。」

「えぇ・・・此処はあなたが来る場所では無い。ですが、言います。巫女は居ません・・・・・・数年前此処を離れて現在は、アガートラーム帝国に彼女は居ます。北の極寒の最果て地に帝国を築き十字架は持つ者のみに与えられる。アナタは違う。」

「クッ。図に乗るな、姫ェ。」

 姫は貝殻の足場に座りハープを奏でた。

「ううぅ・・・ぐっ・・かあっ!」

 姫のハープは闇を浄化し魔力を消滅させる兵器だ。

(私は見えております。闇は浄化します。セフィリア?穢れた者を通すわけには行かぬ)

姫は、そのハープに益々リズムが耳に入ってくる。セフィリアは、魔力を解放した。

「ま、まさま、まさかっ!」

「フッ。俺は・・・・創生の王。そして・・・御前は死ぬ。」

 魔力が急激に増して海の底から地上にズシンと響いてくる。

「止しなさい!」

「おせぇー」

 海が割れる音がした。

人魚の悲鳴と叫ぶ声が聞こえてくる。

多くの人魚が吹き飛ばされ、セフィリアは中心点に魔力が膨れ上がってくる。

「グレス・テオーラ・ノーリア・サッザヴェルトリアーム《究極創世混沌破壊滅魔法エトワール・メルノアームロンド・フィリアス・ルーメンヴェルト》」

(エメフィールが使える魔法だが、創世の能力を持つ者は必ず使える)

 ズヒュンンンンズゴゴゴゴゴゴッゴゴゴゴンンとセーノ・クォッテラノーは、一瞬にして消滅した。

セフィリアは大量の血潮と血と海の海水のシャワーを浴びて笑みを浮かべて、北の大陸に足を踏み入れた。

「くはっ。俺だ。」

 北の大陸は、全航路が重なり四人の巫女の十字架がその地(血)に創られ同時に巫女が死んだ時代にその土地に帝国がある。

 遅れて世界に激震が走る。

《セーノ・クォッテラノー消滅。北の海洋に未知なる大陸の確認。禁忌のギンヌンガガップ闇の世が世界を終わらす。セフィリア各位ハジメ、SSS級の罪人の緊急討伐を命じる。だが、世界ではこれを機に八獄神将軍・冥府地獄墓守が動き出す。十賢者が現地に調査を宣言する。セフィリアとの戦い、もしくはクライマックス・ピリオド・ファイナルの最凶最悪最凶の王ノ存在となれば、我々人類の最期だ。この記事は、特集で1面に写真。2面から7面まで、死者の名簿とセフィリアの軌跡を紹介している。記者シュヴァリエ・エドウィンケゥトルス》

記事発行後の三日後に、シュヴァリエは死体で見つかった。

 記事は世界を駆け巡りルーラシアは怪訝してガンダルディキアの元に行き、その聖なる泉を聖杯に汲み霊廟に行き、冷凍保存されていた蒼天八極神に飲ませた。

「さぁ、遅くなって済まない。我々の進撃であり、人類の戦いだ。セフィリアよ、御前はアイゼンガルドの因子は俺がぶっ潰す。ぶっ殺す。さぁさぁ、さぁ、狂い咲き麻縄で縛りその死に狂い棒でぶっ込む。俺は、ルーラシアの皇だ。」

 霊廟の棺に眠る八人に目を覚ました。

「会えたね。」

 アガートラーム・エイゼンベルグ・ベルガモット・コパン・ジパング・アーヴァンへルム・ダーヴァンベルグ・アイゼンガルドの棺に一滴ずつ泉を垂らしてその肉と魂と力と創造を与え宿して、八人は蘇った。

事情を説明して、地下に行きセヴェーレ達と顔を合わせた。

事が来て熟せば、ルーラシアはレミレアを連れて地下に降りて蝋燭の火が揺らぎ世界地図を見てセヴェーレはセフィリアの件を考えていた。

「俺達は眠ってた。」

赤髪のロン毛の大柄の黒コートの男性が言う。

「んでも、なぁー、実に500年ぶりだ。生きてる感じに感謝だ。」

 茶髪のポニーテールの男性が言う。

額に十字傷があり、袴の男性は刀を七本持っていた。

「ジパング。腕は劣れてねぇか?」

「おっ、おうよ。ルー、セフィリアを斬るのは俺達蒼天八極神だ。特に、ルーとアインは、光と闇の者。セフィリアは混沌なり。」

「我々はギンヌンガガップに行く。御前達は巫女の元に行け」

 ルーラシアは火を消して近くの車庫に行き飛空挺を出した。

「最新鋭型搭載OSのヴァーミリオン号だ。全自動操縦加えモード・チェンジ搭載。さぁ、天翔翼よ、龍の咆哮で、セフィリア達を討て。」

 エイボンが作業着を着て飛空挺のテストをして、整備も終えてセヴェーレに挨拶した。

「世界は終わる。世界が終わるまで翼は飛び立つ。セヴェーレ、その能力を過信せず覇剣を手に入れて勝て。死ぬ気でプロは死ぬ気で・・・・」

 エイボンは画面を見ながらUSBにデータをコピーしてメモリーにいれて飛空廷内を案内された。

「行きますよ、俺ら」

 車庫が開き政府の蒼空が広がり、エンジン音が聞こえて北を目指した。


 クロード・ヴァンデルタ(北の大陸内古代遺跡都市)

炭鉱が栄え、極寒の大雪に神殿が埋もれる。

大理石で神殿が崩れて古代文字が刻まれ中まで雪が埋もれていた。

天使の像が無造作に折られて散らかっていた。

その遺跡都市に暮らす、民に巫女が居る。

「あなた方が来るのは目に見えてました。だが、私はセフィリアに渡す気も無い。十字架は、持つ者。持たざる者が持てば、世界は消滅する。」

 四人の巫女の内クレダだ。

白髪の少女。

クレダは、杖を持ち白髪の少女でセフィリアを見ていた。

銀髪の悪魔が睨む。

「悪いようにしないさ。なぁ」

「はい。はい・・・・・」

 クレダは交差型十字架のペンダントをして杖にぶら下がっていた。

「おい、クリード」

 クリードの大剣に臆すること無く十字架を杖にセットした。

「神能力オルヴァ・デル・オネダ・クレダ・・・・天に祈りを」

 白髪から金髪に身長が伸びて胸も出て真紅の目が杖を巨大化して十字架の杖に、クリードも剣を構えた。

セフィリアもその能力を目覚めさせた。

「二人とも立ち去れ。お前等の力を察した。私は死ぬつもりも無いのだよ。クズはクズのママ黙って死んでいけよ、世のために消される筋合いだ。」

 金髪の女性はその巨大な十字架の杖を持ち魔力の制限を外した。

「ちょー、ちょー、ちょー、良い感じ、良い感じ、良い感じ、良い感じ、ちょー、ちょー、ちょー、良い感じ、ちょー、ちょー、ちょー、WOWWOWWOWWOWWOWWOW無限大って感じだよ。くふ」

 クレダにセフィリアの剣が捕らえる。

「神混沌力解放。GRAVE式ジェラフバルト・アイゼンガルド」

 響き渡る剣と魔法。クレダの戦いに、クリード達は容赦なかった。

「ファーヴェンベルグ・リュヴェフユキーサ」

 雹が飛び氷柱がクレダを貫き血が凍り付く。

「ガーデン・オブ・ジ・アースッ!ひゃっはー!梨汁ブシャッ!」

 ヒューが酒を飲んで赤く染まる大剣が焔でクレダは燃え尽きた。

ガイアの剣と盾が俊敏で、クレダの禁忌魔法が神殿を奮わせた。

《デ・オレサゼッヴァサーヴェリュッサユジユ》

《ファーゼンヴェルグ・アンヴダサエゼ》

《ブニグ・ザーラ・ザーラ・ズーラ・ザザザラ・オーオノーラサ》

 十字架が光を灯してクレダはセフィリアは驚き刀を戻してクレダの命が凍り付きクリスタルとなり大爆発が起こった。

「お願いします。セヴェーレ・ヴェスタニエ」

「GROUND・END」

 ヒュグググズヴェササヒュッフフフンンンンンン!北の大陸から魔力がかき消された。

魔力値ZERO。

反応無し。

 飛空挺に乗船のセヴェーレもこの事に気付いた。

(反応が無い。)

腕に痛みを感じて北の大陸中の魔力が消えた。

十字架が輝きセフィリア達は炭鉱に身を隠した。

北の大陸に向かっていたウォーカー・ガイアス・ジョンテ等と共にヴェリュングラに集まっていた。

 一足早く着き、ウォーカーは巫女のクリスタルに祈りを捧げ炭鉱がある洞窟に松明を灯した。

「おっさん、スゲーヤバメのテンカーっすけど、いいんすか?」

「行くぞ。」ガイアスは分厚いコートに剣を背負い洞窟内のセフィリア達を見つけた。

「ハイハーイハイーハーイ、皆さん。幸せですか?幸福は義務なんです。義務なんですよ。うるせぇー、誰もが幸福じゃなきゃ意味ねぇつってんだろうが、クズが。」

 ウォーカーは、十字架を剣にセット後神能力覚醒。

背中から翼が生えて青白く輝き、巨大化した剣で黒コートが純白に纏いセフィリアも刀も構えた。

「くっ。愚かな・・・・混沌力ッ」

 黒い翼に漆黒のコートを着て銀髪にガイアスも久々の腕を見せた。

「長い間ね。幽閉はしんどいよ。」

 七本の剣を交互に扱うガイアスにひるみセフィリアは、炭鉱を抜け出すと、政府に囲まれていた。

「ザンネェー、ウチ等はアンタラの動向が読めるの。」

「ウォーカー、貴様も分かってるのだろ?予言が」

「あ?予言ね。死ぬんだよね~俺さぁ、セフィリアこの時だから言っといてやるよ。俺は死ぬ気なし。手メェーラァをぶっ潰すまで生きる。」

 ウォーカー達によりセフィリア及び魔皇七帝を再逮捕。

至急に、魂の監獄の最下層に氷漬けの牢に幽閉が決定した。

 遠い遠い遠い国の山中

「うむ。わかった。相分かった」

 静寂の漆黒の森で灯が揺れる中、冥府地獄墓守のマスターが頷いた。

黒いフードで謎の人物。

同じくして、星屑の神殿に居たのが、八獄神将軍のリバースだ。

 世界の時間が一秒ずつ動く時、セヴェーレ達も入国した。

北の大陸は、氷に囲まれ隕石が堕ちたくぼみがある。

北の大陸

 セヴェーレが目にしたのは、巨大な壁に囲まれた帝国の姿だ。

「アガートラーム。五〇〇年栄えた騎士団本部。」

「行きましょう」

 ツヴェルフが氷りついた飛空挺を降りて吹雪が舞う中帝国の門が見えていた。

「寒いよ、寒いよ、寒いよ、寒いよ、寒いってば。」

 寒がるツヴェルフにセヴェーレがカイロを優しくツヴェルフの手の中に渡した。

「あ、アリガトー」

 帝国内部の地図をザーロックが見ていると、レミレアが来た。

「陛下!」

「お、おう」

 レミレアが来たのに理由があってアガートラームの門が開いた。

「行くぞ、入れ、入れ、入れ、寒いわ」

「政府空けて良いんですか?」

「問題ない。君の兄が居るからね。」

「え?」

「オルヴァ兄さんが」

「兄貴は兄で強い」

 レミレアが市街地を歩いてブリュンはマーケットを見て帝国内は俺達を歓迎しそうにない。

ツヴェルフは肌を露出せずにコートを着て中に入った。

震えながら城下は、氷河の街で煉瓦や灯台が美しく吹雪が絶えず舞っていた。

「お、御前ラァ、俺が巫女と話している間よ、待ち」

「へーいへいーへいぽー」

 セヴェーレは十字架を首にぶら下げて剣も通常の大剣状態を背負っていた。

Knghits0fDarknessが来ることを知り巫女はその姿を見せた。

「ナヴェラ?俺達はここに来た。だが、禁忌が開かれた。」

「はい。」

「オレ達は一介の騎士だ。後ろ盾も身分も無い。まぁ、居るのはドスケベ淫乱女か」

「うぜぇーし、そん言い方ないじゃ無い!」

泣き叫ぶツヴェルフにセヴェーレは荒れ行く蒼空を見ていた。

ナヴェラの十字架が俺の十字架と共鳴した。

「ハハハハハハですよね、既にアナタのみに宿る災厄の渦が大きくなりすぎている。剣が答えとのですね、斬ると。私にはアナタが見えます。」

「は?ワッチュなんすけど?」

「良いですか、Knghits0fDarknessは死にます。死が私の未来。避けられることは無い。避けてもセフィリアは止められない。」

「いや、そんなことはない」

 フェンサーだ。フェンサーは由緒あるベルガモットの皇子だ。

「ほほほう、フェンサー・アーヴィング。アナタは血に行きました。血で、洗う。でもKnghits0fDarknessは星の地に行きなさい。セヴェーレ、是をお貸しします。」

 早く城下から出ていきヴェリュングラに向かった。

世界は混沌を選んだ。

十字架が示した道を頼りにオレ達は歩む。

 レミレアが来た理由として、アガートラームの地下を歩み降りて松明を灯して長い螺旋階段を下って火を灯した。

そこには自国ガレディゲールトが現れた。

「ただいま~」

 崩れて何もNAI荒れ地に神殿の跡地。

牢獄が建っていた。

血と焼け焦げた痕。

沈痛な思いで牢獄の鉄の扉を開けた。

「だ、誰だ!ここはドリュー・ヴァーンボンズ卿の監理だ。部外者出てけ」

「あっ、そう」

 レミレアの双剣が門番の首を刎ねて牢獄内に突入。

監視カメラに写らず姿を見せないステルスで牢獄最下層に自分の国の者が居る。

*三十年ぶりの再会。

「Knghits0fDarknessがウォーカーに行ってくれてる。俺は自国の救えねぇと馬鹿だな、俺は政府に預けられても籍は国籍はガレディゲールト第一皇子だ。」

 牢獄は、氷河と焔の極寒の石段に部屋は仕切られ毒ガス・銃殺・電気・等も老いてあり、レミレアは今まで明かさなかったが、七年前のKnghits0fDarknessに所属していた経歴を持つ。

「ドリュー、居るんだろ?テメェが殺し損ねた餓鬼だ。」

「ん?誰だと思ったら皇子じゃありませんか」

 巨人のドリュー・ヴァーンボンズ卿。

巨人では無いが、亡国の皇帝。

黒髪に髭面の憎き皇帝。

側におもちゃみたいに首輪に繋がれ裸体を晒してバイブを二つ突っ込まれ悶える女こそ、レミレアの婚約者で、シチリアだ。

「うぅ・・あぁ・・・あぁ・・いぐ・・いぐぅ・・いっちゃう」

 レミレアの剣がドリューを切り裂いた。

「御前に天も無い。」

 シチリアを連れて政府専用機に乗船そのままガンダルディキアに還った。

「Knghits0fDarknessか?あっ、俺だけど・・・・お前ら至急四つの航路に行け。十字架を来たる日に・・・・OH」

 レミレアが執務室に行き“混沌”が近づいてきた。

ここから一気に超弩級のダイジェストで、四つの航路を行き、行き、行きまくる。


 北の大陸(星の航路)

・ガッセルーダ・ヴァッフェーテ・・・・湖と山に囲まれた集落跡。

近くに村があり、神殿がある。

そこにKnghits0fDarknessが訪れて飛空挺の座標が存在しない場所で、NOAH生誕地。

十字架を持つ者はそこで巡礼の加護を受ける。

・ヴェリョグラード・テスリオ神殿群・・・冥府地獄墓守が怪しげな宗教儀礼で、エトワール教の教祖を深く信仰していた場所。

ジャック・ド・モレの墓場で、十字架の神聖な能力を騎士に与えられる。

・ザンゲ村・・・ヴァーミリオン・ヴァン・ウォーカー生誕地。

剣の十字架が埋葬されてある。

・ケーニッヒ港・・・漁港。

貿易港。

北と西を繋ぐ場所。

ある人物と再会。

・ゴットランド島・・・ヴァイキングの別荘地。

観光リゾートで、龍の十字架をツヴァイから託される。

・アガートラーム帝国・・・アガートラームが建国。

後にナナリーが初代皇帝。

天使の涙を手に入れる。

・ベルガモット公国・・・ベルガモットの国。

焔の国。

火山や温泉地が有数。

煉獄石を手に入れる。

・ミカエル国立監理公園・・・ミカエルの像がある公園。

セヴェーレの剣をある場所に返した。

同時にミカエルの十字架を入手。

・神の塔・・・ダインが記憶を戻した場所。

セヴェーレが完全に記憶を取り戻した場所。

・ヴェスタニエ村・・・ヴェスタニエが生まれた地。

・旧魂の監獄・・・多くの者が収監され、虐殺された場所。

現在は当時の面影を残す資料館。

・エーゼンフィオストリアム皇国・・・永世中立国。

魔王オリヴィア・リヴォルバット・シュティッツアーが生まれた場所。

ノイシュヴァレンタイン城地下で、魔の十字架発見。

魔力を無限に使いこなせる十字架で、ダジェリンの妹が勤務している神殿がある。

・トリスタン・ダ・クーリャ島・・・北の外れの島。

アレイン・ヴェスタニエが密かに暮らして、自身の十字架を息子にあげる。

 西の大陸(星の航路・創造の航路)

・政府・・・世界の中心地。

・ガンダルディキア・・・星の地点を結ぶ地。

星の鍵を開ける鍵をある場所に隠されてその場所を見つけて星の鍵をKnghits0fDarknessが発見する。

・政府庁・・・政府の役所。

世界の管理者統一する機関。

機関政務局で経済を担当。世界のKnghits0fDarknessも所属して働いている。

ウォーカーから後を任され、自分の十字架をセヴェーレに託す。

・スゥトリムバフェッゲルト・・・セラフィムが暮らす場所。

十字架を創る星核石の採掘場所。

鉱山都市で、ドワーフやホビットが働いている。

山の深い渓谷に拠点がある。

・ヴァチカン教主庁・・・カトリックの総本山。

ディゾンが現役の教皇。

神の十字架を持つ者がセヴェーレに託し、歴代の英雄の御霊を継ぐ。

・ヴェファゼリュンガドッゴールト・・・法の街。

法の最高機関。

最高機密の島に存在して犯罪者を未来永劫裁く場。

・カント・ダ・クレヌチ・・・廃虚の教会。

ダグレットの剣である”サークル”を手に入れて深淵の底がある地下の扉を開き闇が漂う世界だが、ツヴェルフに力が与えられる。

・ルーラシア国・・・騎士団本部の国で現在は政府の直轄地。

ルーラシアが建国してKnghits0fDarknessでは名が知られる街。

・フォンテーヌ共和国・・・ルーラシアに資本提携した国。

元々Knghits0fDarknessが始まった場所で星の心臓を隠し持っていたが、数年前にセフィリアに奪われた。

・セラーテ・・・星が暮らした場所。

セフィリアの母の墓がある。

・ヴァン・デ・ポルタ・・・港町界隈の風俗市場。

・ダインの墓・・・ダイン・ヴェスタニエが眠る場所。

・災厄の剣廟・・・????。

謎めいた場所。

規制線が張ったり行けない場所。

後にバルムンクとアロンディーンを入手後に入れて、禁忌魔法を手に入れる。

・アーヴァンへルム・・・聖女の都。

芸術と性の街。性の十字架を受け取る。

ヴァルプルギスに行くには、最低でもその血に「剣の血」を流すことがあるので、フェンサーがその血を受け入れた。

・ローヴァンシュヴェラザーレテス・・・アーヴァンへルムの遺跡。

砂丘に埋もれて大神殿だが、金銀財宝が手つかずに残り聖杯を手に入れる。

・スターダスト・ダシュータサ・・・西の大陸湖畔の巨峰。

トランシルヴァニアも近くて山々を隔てる一帯の地域。

・パンティシア・・・古の民の集落。

・モン族の谷・・・モン族の村。

モン族という希少な民俗の末裔が暮らして英雄の証をセヴェーレが受け取る。

・???????・・・・・禁忌と真理の扉。

後に行ける。


東の大陸(死の航路)

・ジパング・・・東洋の拠点。

和の街で侍や芸者が居る。

将軍が仕切っている。

ブリュンの故郷でジパング公のゆかりの津市にて侍の血として目覚める。

・高天原・・・アマテラス統治の世界であり、八百万の故郷。

・伊勢神宮・・・アマテラスが奉られ国の皇祖神。

太陽の力を秘められし刀に継がれる時にブリュンは、神能力に目覚める。

侍として初で、東洋人として珍しい。

・アイゼンガルド帝国・・・帝国。

現在は一部しか機能していない。

・神聖ヴェルゼルフェガルド帝国・・・東半分支配している大帝国。

クリードが初代皇帝だが、退かれて現在は誰かが継いでいる。

・マーリュアルベルグ・・・死の都。

賢者の石大量生産工場がある。

・コパン国立公園・・・古代遺跡の観光公園。

・アレイン・・・再生の街。

ザーロックの街であり、古代の民が暮らす国。

・サイヴァー・デーヴァー・・・神殿の村。

・ワーナ・・・大蛇が住む森。

・ヅノムナーナザッダ・・・冥府。

南の大陸(創造の航路)

・ダーヴァンベルグ・・・錬金術の都。


 それから旅は続き、オレ達はようやく政府に戻ってきた。

約一年半世界を旅していた分政府のレミレアの部屋に集まった。

「おっつーです。」

「俺ら苦労したのにアンタは暢気に女とファックし放題の孕ませていたのか?」

「違うわ、俺もルーラシアとで君の剣の無事を確認していたが、最悪な事態だ。直ちに剣を抜け、セフィリアとクリードが脱獄した。残念ながら他のメンバーは監獄内で獄死。奴ら二人は、人間じゃねぇ――」

「うん。それ分かる」

 セヴェーレは自分の部屋に行き寝た。

(一年半いろいろなことあった。俺は自分が何者かを知り得た。ウォーカーと出会えて良かった。)十字架が輝く。

セヴェーレは思い自室で考えてると、ツヴェルフが張り込んできた。

コンコンコン

 部屋に入ってきてツヴェルフはセヴェーレを押し倒した。

「これで終わりなのよセヴェーレ。私は・・」

「ありがとよ、俺もそうだ。」

四畳半の部屋で二人キリして冷えたシトラスビールを飲む。

「ツヴェルフ?俺は剣を手にする。」

涼しい風に肌に感じるが、政府では緊急の会議が行われた。

ウォーカーは神妙な顔だった。

「は?俺が死ぬ訳ねぇーだろ」

 レミレアはハーディアスに変わって政権を動かしている。

混沌が日々増していく。

セフィリアは現在消息不明探索中の騎士が次々と死体に為って発見。

政府はKnghits0fDarknessに「セフィリア討伐」の命を出した。

 その頃死の航路を移動中のクリードとセフィリアであるが、ヴァルプルギスの地は開かれた。


 セヴェーレは明日に星の地に行く準備はした。

この時を待ちセヴェーレは、剣を背負いツヴェルフの手を握って部屋を出た。

(セフィリアをこの手で終わらす)

 セヴェーレは自分自身の剣であるバルムンクとアロンディーンは、あの地にある。

ダジェリンは、図書館を退職して政府のレミレアに呼ばれていた。

「古代魔法は君にしか頼めない。だが、俺は君らが仮に仮にセフィリアを倒せば、申し分は無いがヤツはまた蘇る。寸止めで良い、星の泉を刃にしたたれ」

 レミレアは老けてしまい度々歴代の肖像画を見つめていた。

智天の君と言われたあるフォードの肖像画を見ながら酒を飲んでいた。

支度を終えて中庭に集まるKnghits0fDarknessは、いよいよ、決戦の地“ヴァルプルギス”に向かうのである。

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