第7話第Ⅳ章賢者の死(エメフィール)と記憶の手掛かり(メモリーローズグラインド)

第Ⅳ章賢者の死(エメフィール)と記憶の手掛かり(メモリーローズグラインド)

 帰還後。

十賢者に再び謁見をおっしゃった。

レミレア同席の下で行われたルミル・グランエッジスの進展を決めることだ。

「私は今回の件Knghits0fDarknessの働きに免じてルミルを正式な政府所属を認める。」

「はっ」

 ルミルは一歩ずつ前に足を踏み出して跪くと歌が聞こえてきた。

Aメロ

 風を聞こえ 大地を歩み 剣の英雄ここに立つ

 災厄を避けし時に我が身の心を解放願う者 敵わぬ者

 王になる者がこの世界の覇剣を手に闇を終わらす

長い闇・・・・

 ここで、俺達の名をKnghits0fDarkness

サビ

 記憶の旅に愛する覚悟をその手に信じ、俺達は戦う

 記憶の旅に愛する覚悟をその手に信じ、俺達は戦う

 記憶の旅に愛する覚悟をその手に信じ、俺達は戦う

 記憶の旅に愛する覚悟をその手に信じ、俺達は戦う

 どんなことだろうが、七つの剣が皇に戻るときに光は闇を終わらす

Bメロ

 三人の若者が集い一人は光に・・・一人は闇に・・・・もう一人は災厄に

 剣を信じ、LOVEも勇気を、知恵を、友情を、正義をこの世の悪を赦すな穢れた世界

 残酷な世界に世界は・・・・残酷

 「ねぇ?ミカエル世界は穢れた世界は残酷・・・・」

 そうだね。LOVEを信じてその身に纏う黒コート

 OK、世界は広くてその長い旅は運命によって定める

サビ

 記憶の旅に愛する覚悟をその手に信じ、俺達は戦う

 記憶の旅に愛する覚悟をその手に信じ、俺達は戦う

 記憶の旅に愛する覚悟をその手に信じ、俺達は戦う

 記憶の旅に愛する覚悟をその手に信じ、俺達は戦う

 どんなことだろうが、七つの剣が皇に戻るときに光は闇を終わらす

Cメロ

 闇に堕ちた皇は・・・・名をジェラフバルト

 光に献げ後世に英雄の一族の祖となったヴァーミリオン

 災厄を纏い剣の英雄となり世界を救うミカエル

 This地約束の地“ガンダルディキア”

 世界は壊れ崩壊し始める 崩壊からの再生 魂の帰還

 嘘を刻み、嘘を並べ、虚偽の繁栄にその身に購う罪と罰・・・・

 神に祈りを捧げその罪を斬れよ、バルムンク

サビ

 記憶の旅に愛する覚悟をその手に信じ、俺達は戦う

 記憶の旅に愛する覚悟をその手に信じ、俺達は戦う

 記憶の旅に愛する覚悟をその手に信じ、俺達は戦う

 記憶の旅に愛する覚悟をその手に信じ、俺達は戦う

 どんなことだろうが、七つの剣が皇に戻るときに光は闇を終わらす

この歌を聴いてフェンサー達は涙した。

他は凛としていた。

「うぬ。歌が聞こえたのか?」

「はい!」

 ルミルは騎士と認められた。

傍らに銀の鞘に納められたミカエルがおいてあった。

「まぁ、これから飛空挺は好きに使え。あげる・・・」

 エリザベスは席に座りKnghits0fDarknessに飛空挺の許可書を発行した。

「ありがとうございまーす」

 一同お礼を言い廊下に出るとルーラシアが近づいてきた。

「これから益々熾烈な戦いが待ち受けている。君達のような勇敢な騎士を失わせたくない思い俺も手当たり次第やってやる。蒼天八極神は生きてる。この時代の創世の王達が君達をフォローし、そんでもってルミル君は記憶を取り戻す。良いね?」

「は、は・・・はい」

 ツヴェルフは、政府別邸。

中庭には巨大な大樹に花やハーブ・果実が実り咲いていた。

中庭に続く道を歩き、その美しい湖畔の景観を眺めながら歩き母親が久方部屋を訪れていた。

ツヴェルフも甲冑を外して下着姿で、部屋に明かりをつけて母親がテレビを見ていた。

「ママ?えっ。あっ、来ていたの」

「うん。呼ばれた~ルーラシアに。だから来たのよ~仮に私は蒼天八極神だもんね」

 ツヴァイは、紫黒の透けたドレスを着てその圧巻の胸や尻は魅了する騎士や魔導士が多い。

ザーロックやフェンサーは、政府の街道近くの居酒屋で飲んでいた。

「おっつー。か~ん~ぱ~い!おっぱーい!」

 大のおっさんが二人酒に酔いしてるとレミレアも来た。

「じっちゃん。チューハー5杯ワインロック割り焼酎サイダー割り」

 レミレアも疲労やストレスがたまってきた。

政府の街は西大陸一の繁華街で一部ルーラシア領・フォンテーヌ国・マン国・アルノス・アルガヴァードの四国の天領地も含まれているので、政府一帯の地域は超栄えて赤煉瓦や教会が多く聖堂も建てられ、店も多い。

夜になると、政府の街道グローリーストリートには、キャバクラや風俗が多い。

また、ラーメン屋や日本料理が数多く並ぶ。

 政府は世界の中心だが、その裏では《ガヴェリア同盟》に対しての策を練っていた。

三組織に相手になると思えば、総力を結集しながら勝てないからだ。

 政府の地下には、サイラス・ウォーカーが眠ってガンダルディキアがクリスタルとなって今も政府の奥深くに護っている。

Knghits0fDarknessの果てしなき旅がいよいよ、始まる。

ルミルは屋根裏に登り月を見ながらミントビールを飲んだ。

ミントを蒸気で蒸してミントのエキスを熟成して醗酵させたノンアルコールビールを一升瓶抱え込んでおちょこで飲んだ。

「うまー」

 ルミルは、小瓶に入ったツヴァイが作り込んだ青い液体を見つめてポケットに入れてその日は、夜が更けた。

翌朝

 第一ターミナル整備室に八人呼び出されてエイボンがクランチを握りしめて飛空挺にバイオエンジンをいれていた。

飛空挺は、設計をエイボンが、教主庁ヴァチカン教皇のディゾン・リアレストが飛空挺を発明した。世界の最前線どこでも駆け上がる蒼空として、エイボンが調整していた。

ルーラシアも重い腰をあけてきてくれた。

「良いか?実は・・・エメフィールがどこに居るのか分からない。ねっ。そもそも俺は職を追われ蒼天八極神も返上した。君達の雄ダイン・ヴェスタニエは此処に眠っている。」

 古い地図に十字架の×印があるパピルス紙にダインの墓と剣がその地に埋葬されている。

「ルミル君、記憶を取り戻してヴァルプルギスへ行くんだ。バルムンクとアロンディーンは、君に相応しい。でもねっ。俺は・・・嫌々騎士だよ。半分エルフの」

 エイボンは、元々魔導士で『エイボン書全巻五十巻』の書を記した人物であるが、飛空挺を操縦できる人物を紹介した。

「紹介しよう。ヴァチカン空挺団第二騎士のグヴェィール・ディゾン・グランエスコート・リアレスト君だ。腕利きの良い女性で君達をどこにでも行かせる。イカせる!そして、お世話係や食事などの手配を任す。女だぞ、女・・・・呉々も現教皇(ディゾン)の玄孫なんだから・・・・手ェ出すなよ。」

 はい。

はい。

周りは頷いて乗船した。

エンジン音がターミナルから聞こえる。

エンジン音に耳を傾け政府から出発した。

「エメフィールは魔導士賢者ながらも“姿消し”が得意のハードゲイのチキン野郎だ。まぁ、あいつは頭も鬼蓄ガイであり、イカれてるが、記憶を取り戻すのは得意だ。彼の故郷は?」

 フェンサーが風を感じつつも黒コートに長く伸びる赤髪が靡く。

そう言うフェンサーは、十字のペンダントを見ていた。

(妻の形見。緋色の十字に込められた罪の重み)

フェンサーが、甲板で歩きザーロックは中に居た。

熱帯魚を観賞し槍を磨いていた。ブリュンは、ジムで躰を絞り体も鍛え刀も素振りを一万回やっていた。

ダジェリンは、膨大な飛空廷内の書庫に籠もって十億冊の本を読んでいた。

ツヴェルフは、グヴェィールの隣るに座って操縦裁きを見ていた。

「ねぇ?アンタって歳いくつ?」

「ん?歳?かんけーある?」

「いや・・・聞いただけ」

「そう。そっお。二十六歳の処女ですよ。まだ誰でとでもやったこともなければ、したこともないわ・・・・でさぁ、ツヴェルフは?あるの?」

「あるよ、そりゃぁ・・・」

「少なくとも一千回以上したわ。最初は痛くて抱けどその内それが、快感になって気持ちよくなってイキやすくなるのよ。ぶっ込まれて子宮が一杯に膨らむ感じは最高だわ。」

 と、会話が弾んでいてルミルはATMに立ち寄りVを引き出していた。

 Vとは、この世界の通貨。

ヴェスは通貨で、Vの字はヴァーミリオン・ヴェスタニエを思い出すがその通りで世界の英雄の字を通貨にした。

だから、二人の顔が刻印されている金貨銀貨銅貨に、ディゾン・ルーラシア・ダインの顔が札に選ばれている。

この世界は、彼らを救済者と見てお金に思いを込めた。

「はぁ~金が無い。」

 ATMにボッーと立っているとグヴェィールが来た。

服装はファンキーでクールにいけていた。

ダメージジーンズのスカートに白いタンクトップに黒いコートを着て髪の毛は長いからゴムで縛ってあり、ディゾンは金髪だが、玄孫は父親が黒髪の宗教騎士団体“エサレム騎士団”のゲンバルト・ヤッコイブエレサヌだ。

彼は先のエルサレム奪還・イスタンブール攻略・テゥエルターナー大戦で功績を残し戦死した。

享年三十五歳。

娘の他に、兄が居るが兄は現在初速不明。

(名前を聞いて思い出した。昔兄が居たのは、ローレッアルト大陸のザダーファサラットだ。そこに居るのなら霊峰トランシルヴァニア山脈を越えるしか無い)

 ルミルは頭が痛み出してその場所を伝えに操縦席に戻った。

記憶の錯覚が激しく思い出せそうで思い出せないのが続いていた。

バルムンクとアロンディーンがどうして創られ封じられ英雄が命がけで守り抜いた剣である。

ダインの墓やヴァルプルギス・星の遺跡・ジェラフバルト=パルス・ラオグーン・ノイシュヴァレンシュタイン城・ヴァチカン・コーンウォール・トランシルヴァニア・モン族の谷・アレイン・ディオルデグランテティーナ・パンティシアの何れも“鍵”が必要だ。

此の地にバルムンクとアロンディーンの鍵があり、ルミルの記憶が眠っている。

魔皇七帝のセフィリアに瀕死の状態で“セヴェーレ・ヴェスタニエ”を奪われ様々な地に点在する自分を見つけ出してこそ「鍵」である。

ルミルは頭が痛いながら、飛空挺のカフェで世界地図を広げてみていた。

(思い出せ。俺は誰だ?ルミル・グランエッジスじゃねぇーような気がする。俺は)

 ミカエルの剣は、初期のルミルの武器で後に返上しなくては為らない代物だ。

黒コートに、長い金髪隻眼十字架のペンダント、サンダルはミカエル・ダイン・クラウド・五代目エンペラー・ヴェスタニエ・六代目アレイン・ヴェスタニエがそうだ。

ルミルがカフェで眠っていると、飛空挺は西大陸東部ローレッアルト大陸のザダーファサラットの麓に到着した。

政府から出る外の世界は、麓はテントやロッジが多く佇んでいる。

『WELLCOMEtoZadurfasrut』

 ルミル達が麓に入ると村人が大勢出て来た。

「我々はこの村の者です。Knghits0fDarknessでしょうか?」

「ええぇ、そうです。」

 ザーロックが言うと騎士団の証十字架に髑髏の剣と一目見て“Knghits0fDarkness”だと分かって村人が村長の家に案内した。

この先に霊峰トランシルヴァニア山脈がある。

ブリュンは、コーヒーを飲み山脈の祠の話を聞いた。

「村長、サンキューな。俺達はこの人物を探している。」

写真を見せた。

『GD200090877670009』のワコール・トリンプ・エメフィールの写真を村長と村人に見せた。

「ああ、この男なら見かけたよ。脳に沸いてる虫が可笑しく狂い咲きの男だが、鍵を聞いてきたこと。しつこくて、しつこくて、仕方なしに霊峰に案内したよ」

 村人が言う。

村長はもう一度エメフィールの顔写真を見て頭の中で考えた。

「天神暦十年七十七年七十八年に訪れた。三回もね。理由は分からないが、英雄がどうのこうのバルムンクとアロンディーンを聞いてきた。そうだわ・・・ゲホッゲホッゲホ」

 咳き込み薬を飲んで杖をつく男にルミル達も身を案じた。

「村長さん寝込んでて下さい。無茶なさるな」

 ルミルが声をかけると、村長の孫が頷いた。

「おじいちゃん寝室に行こう」

 村長と孫娘は寝室に行った。

「ゲホゲホゲホゲホッ・・・うぅ・・・・迫真の演技も疲れるな~エイルナありがとう。俺は行くよ。これ、爺ちゃんにあげな。」

「こ、これ?え?え・・・」

「うん。長い間此処に匿ってくれた礼さ。些細なモンだが、爺ちゃんはこれで元気百倍アンパンマンいや、男が生き返る。チ◯ポが起つくらいピンピンピンだ。エイルナ、おめぇー早う幸せになれ」

 村長を装った男こそ探し回っているエメフィールであり、重病の村長に孫娘にお礼として小瓶を手渡した。

緑色の液体だ。

サラッとしていて気持ち悪いが孫娘は村長に飲ませた。

「爺ちゃん、飲んで、飲んで、飲んで、飲んで、飲んで、飲んで、飲んで」

 口に無理矢理押し込んで液体が躰の中に入ってゆく。

村長は薬のお陰で若返り側に居た孫娘に抱きついた。

「いやああぁっーっ!お爺ちゃん離して、お爺ちゃんこ、来ないで」

「うぉおおおおっ!元気百億倍ッ!孫まで俺の子供を孕ませTてぇーよ」

 村長は若くなり筋肉質の男で、孫はまだ二十になるかならないの少女で、腕を掴まれ真っ白いベッドに押し潰して腕足を村長は掴んだ。

「わぁーわぁー、わー、うぇーーうぇーん」

 泣き止まない孫に離れ部屋のKnghits0fDarknessは聞こえていないつもりでも、ルミルには聞こえていた。

「すいません。ト、トイレ・・・・どこ?」

「あっ、そこ突き当たり右」

「センキュー、サンクス」

 席を立ちソファーから壁の突き当たり右に行くが、村長の部屋に行った。

「だ、誰だ?」

「Knghits0fDarknessのルミル・グランエッジスだよ。その子を離せ」

「貴様に指図される必要は無い!俺の子だ、俺の孫だ!どうしても部外者に関係ないぞ、元々78の老いの人間だ。賢者のお陰で元気になったが、俺の最期の人生はこの子を犯してたっぷりと俺の子を孕ませるのだ!」

「っつーか、糞ジジィ・・・・」

 ミカエルを抜いて村長は斧を持ち振り上げた瞬間、鞘で村長の懐を突いた。

「ぐは・・ぐはっ!」

 村長は気を失い倒れた。

幸い孫娘エイルナは無事でルミルもトイレに戻り手を洗い戻った。

エイルナは食器を片づけてKnghits0fDarknessは村を出て霊峰に行くことにした。

「Knghits0fDarkness様。シェルパをつきます。山は恐ろしいので、山に精通する者と入って下さい。このトランシルヴァニア山脈はモン族の谷・パンティシアに繋がります。賢者様が見つかれば良いですね。では」

 エイルナが霊峰の入り口まで案内してシェルパで山のガイドの青年トング・ラソングが俺達に挨拶した。

「初めまして、トング・ラソングです。トランシルヴァニアを知り尽くしているので、皆様を安全に案内します。」

「おう、こっちこそ」

 ルミルは握手してトングは山に案内した。

霊峰トランシルヴァニア山脈

 西大陸を横断する山脈で世界第三位の標高。

巨大な雪脈で、天候が崩れやすい神々の山。

中腹に村が崇める祠がある。

祠と言うより、洞窟でその奧には「鍵」が眠っている。

ルミル達は荷物を背負い山に登った。男は、女の分まで荷物を運んだ。

ダジェリンとツヴェルフが冷え性で暖かいコートにカイロを張って歩いた。

「あったけぇ~ちょー、あたっけぇー」

 ツヴェルフが雪山を歩いてると巨大な毛むくじゃらのゴリラが現れた。

「ウッホウッヒホホオウッホホホ《可愛いお嬢ちゃんじゃねぇか》」

「こっち来るなよ!毛むくじゃらのゴリラアアアアッ!」

 ツヴェルフが防寒具の下からエクスカリバーを抜いた。

「ウッホホホウッウッオホホホ《止めろ、剣を了え。納めろ》」

「剣を納めて下さい。お願いします。コノ山の神聖な動物につき殺生は禁じます。」

 トングが間に入りゴリラは戻った。

トングはガイドで、ツヴェルフをダジェリンは手を繋いで山を登った。

寒くて肌が冷える。

フェンサーは、特に躰の異変を感じて焔で暖かさを温存していた。

山は険しくフェンサーは弱音を吐いた。

「下ろさせてくれ。寒すぎて死んじまう。俺の躰は人間だが、紅蓮の炎を宿してるんだ。阿保、俺人間だよ。魔法騎士なんて珍しいから言えるけどな・・・・REALガチ寒い」

 フェンサーは、何十枚も来着て寒さを凌いだ。

身に応える寒さだ。

ルミルもそう思いつつも山を進んだ。

「待って下さい。ここです」

 薄暗い祠に松明が点灯すると遠く広がりの岩を削った道が続いていた。

トランシルヴァニア山脈の中腹の部分でここにも十字架の印を見つけた。

「ここ?どこだよ?おい」

 ブリュンが十字架の印に触れると浮かび上がるKnghits0fDarknessの印を見たトングが叫んだ。

「オルレ・ハサラールトメント・ディアークッ!《来たれ魔皇七帝》」

 祠は完全に鬱ぎ込まれた。

トングは魔皇七帝の工作員だ。

セフィリアとクリードが来た。

魔皇七帝は魂の監獄を一斉脱獄して囚人達も溢れ出て開放され、セフィリアの巨大勢力が誕生した。

「兄さん、やっちゃっていいすか?」

「待て。俺はルミルに用がある。後は相手になっておれ、他も遊び甲斐がある骨太だ。」

「うっす。」

「ヤサアアアアアァッッ!」

「オオオオオオオオオオオ!」

「キタキタキラキタキタキタアアアアアアアアアアアアッ!」

 囚人達の衝動にフェンサーが黒コート一枚いつもの鬼の形相で体中から紅蓮の炎が纏い灼熱の焔が祠を囲んだ。

「くっ、犯罪者が黙って塵となり地獄送りだ!」

 フェンサーはその大剣で焔を最大限広げて囚人達が一斉に襲いかかってくるのでレヴァンテインで全てを燃やし尽くした。

「ギャアアアアッ!熱ッ。熱・・・熱・・・熱ぢぃ・・・熱・・・」

 燃え上がる焔が囚人を食い焔がボワッと囚人を一人残らず食い散らかした。

「罪人が・・・・・・」

囚人が灰になった。

セフィリアとクリードは剣を構えた。

「何で、今や!糞ッ、エヴァ・・・力を貸せ」

《ん?聞いていたがなんじょした?私に用か?》

「ああ。俺にMAXじゃけんど、セフィリアに購う力を貸してくれ。今の奴自身賢者の石が生命力の活力だ。良いか?俺は、Knghits0fDarknessを護りきる。俺が出来るのはそれだけ」

《まぁよい。良いか、ミカエルを解放する。御前に制御できるか大前提だが、災厄の剣王。その名を持つ相応しいが、エヴァは御前に下す。》

「ああ・・・りがーてぇーな」

 ルミルはミカエルを握り解放した。

剣に秘めた能力が覚醒してルミル=ミカエルである。

黒コートに、金髪。

背丈以上の青白く輝く大剣を握りセフィリアは、長い刀で構えた。

「紅蓮翔堕閃」

 セフィリアは深紅の衝撃波を放ち三段構えの上段落としでミカエルは大剣で防いだままだ。

クリードも大剣を構えてると、ミカエルはニヤリと笑みを浮かべて剣を振りかざした。

「アーク・ヅゥ・ノヴァッ!」

 凄まじい衝撃にクリードは歯を食いしばり剣を弾き返した。

「インフェルノア・グレイヴ・ダークプリズン」

 闇の鎖に纏う黒焔の斬撃にミカエルは宙を飛び大剣を交わして、ミカエルは大剣を分解した。

双剣に変更し、焔を弾き返して片手でクリードを突いた。

「ああっ。ガチでテメェを殺す。賢者の石をぶっ壊せるのは俺だ。イン・マイ・ハーツ」

 クリードの黒コートで賢者の石とダモクレスが共鳴した。

「ハハハハハ。闇の五皇をG(ゴッド)・S(スピリット)・M(モード)すりゃーを勝ちはある。」

 闇の五皇(破壊・死・闇・混沌・魔神)の皇の内の一つ“混沌”だ。

ミカエルはルミルを心配するが一応精神状態を確認して打って出た。

「行くぞ、ルミル」

《おう、ミカエル!俺達二人の剣だ!》

「鋼鉄の魔女(アンネクローゼ)“十字炎心魔神墓零式verⅧ(クロス・フレイムハート・サタン・グレイヴ・ゼロ)”」

 無数の斬撃に加え魔神を滅する地獄の焔で縛り付け高熱の熱さと迫り来る斬撃が、神も悪魔も地に堕ち、滅する奥義。

セフィリアが盾になり、刀で吸収した。同時に賢者の石の鼓動が聞こえる。

心臓と数百年前に死亡後現在に生き返り賢者の石で生きながらえてるが、ミカエルは目を瞑った。

(チッ。セフィリア・・・・・賢者の石を先にぶっ壊すか)

 大剣を双剣に変えてクリードがダモクレスでフェンサー達をなぎ倒していた。

「くっ。真緊縛式ッ!ダモクレス・インフィニティクロス」

 十字が交わり骸骨型の十字架のダモクレスを握り、フェンサーは睨み付けたままレヴァンテインを戻した。

焔は燃え上がる。

レヴァンテインの力は、温存したまま剣を握った。

「マスター、全員呼びましょう。此奴等ガチリアルガチヤバイっす」

 トングが迷っているとセフィリアにバキッと音がした。

「ぐぅ・・はぁ・・うぅ・・・ぐぅ・・」

 血を吐き心臓の音が聞こえる。

弱り切った心臓の鼓動に粉々に砕け散った賢者の石にミカエルは、ルミルは剣を鞘に納めた。

「十字墓大天使剣聖(クロス・トライデント・グレイヴ・ミカエル・ヴェスタニエ)」

 一瞬の突きにセフィリアは血を吐き覇も消えた。

セフィリアを心配する囚人に魔皇七帝の面々。

賢者の石を渡したクリードにセフィリアは頷いた。

「くっ。俺ハァ・・・ぐっ。賢者の最終形態これで神を越えて世界を創れる。生かすも殺すも自由だ。」

 セフィリアは垂れ下がった長い銀髪に翡翠色の眼。

心臓が逞しく鼓動が聞こえる。

「礼だ。記憶を返す。御前は・・・・記憶の扉がすぐ其処にある」

 セフィリアが指さす方に目を向けるとトランシルヴァニアの中腹の祠に固く閉ざされた扉があり、記憶を求める者はその先に《記憶》を手に入れられる。

「あっ、そうだ。言い忘れていた。俺達は魔皇七帝。これからも刃を交える。てへぺろ」

 クリード達が去って行きルミルは元に戻り扉の前に立ち手をかざした。

「俺、行く」

 扉が開きルミルはその回路を突き進んだ。

記憶の回廊

 様々な記憶のフラッシュバックの中歩み俺は俺自身と戦いながら道なり進んでいると、扉からヴォルケ、ブラッドが追いかけてきた。

「記憶を求めるだろ?ちゃっちいなぁー、俺達を倒してから言ってくれ、七代目。」

 宇宙の中を進み頭が痛み出す。

ルミルはその時分かった。

自分の中にもう一人居居た。

《よぉ、俺がヴェスタニエ本筋の七代目で《災厄の剣王》っつう異名があるセヴェーレ・ヴェスタニエだ。初めて会うな。おめぇーといや・・・・ルミル。》

《え?セヴェーレ?セヴェーレなのか?俺も長い間記憶自体亡くってこんな時だからこそ俺思う。《ルミル?御前は明日への道どう生きる?ん?》

《みんなが居る。一人じゃ無い。俺はこの世界を護る。闇組織最大同盟“CHOS”をぶっ潰しぶっ壊すそれが俺の覚悟。》

《ハッハハハハハハ・・・・・流石。じっちゃんの遺志継いでるな》

 セヴェーレは真っ直ぐ白い線上に消えた。

「ヴォルケ!ブラッド!ヴェスタニエ一族と此処にて戦うことを宣言する。俺は、七代目だ!」

「よー言うた」

 二人が武器を構えた。

「それが御前の道だよな、うし」

 記憶の回廊の先に歴代の英雄の墓標が立ち並んでいた。

生きてる者はその場に座り込んでルミルを待ち構えていた。

「俺が俺だ!俺自身だから、そー簡単に倒されるわけに行かない!」

 白い霧の中に入ると、最初の英雄が現れた。

「名を申す。ダインだよ、ダイン。ダイン・ヴェスタニエ・・・」

 その黒コートに金髪に隻眼に無精髭でバルムンクとアロンディーンを構える男性こそ伝説のダインだ。

ルミルはミカエルを向けた。

「バルムンクとアロンディーンッ!モード・チェンジINセイバーINミカエル!」

 二段媒介の英霊への本来の力を借り受ける。

初代は桁が違う。

戦いの最中濁流のように流れ込んでくるセヴェーレの記憶がルミルは眼を潰れずに居た。

「クロス・トラインデ・グレイヴ」

「セイヴァー・ザ・ハートネット」

「Eternal・Judgement」

「天孫降臨」

 次々と斬撃と魔法の連続に攻撃を交わす隙が無い。

どれもこれも双剣専用のダインに改良された技でルミルは剣を床に落とした。

(糞!殺される・・・・何か無いのか?今の俺はセヴェーレJYAねぇ)

 ルミルは一撃喰らわされ吹き飛ばされピクリと動かなかった。

ミカエルは罅が入り、テにはタコだらけで今までが不思議だった。

ダインは、剣を納め近づいた。

「派手にやっちまうたぁー」

 ダインは近づいてルミルは気を失い動かなかった。

ダイン自身約五百年ぶりの戦いに加減を出さなかったのを反省した。

(七代目。済まないな・・・・御免。俺、馬鹿だな。だが、バルムンクとアロンディーンを手に入れて世界の覇剣を手にして彼奴等と互角に戦い渡り合うのにこれぐらいは当たり前のメシだ。)

 ルミルは、白い空間に居た。

エヴァが側に手を握っていた。

「加減知らずの馬鹿は相変わらずだ。ルミル?大丈夫か?私が戦うのは禁じられてる。此処は御前の記憶だ。ミカエルは使えない。御前にこれを」

 エヴァが出したのは、《ヴァルプルギス》だ。

一時的に瞬間的だが、効果は抜群でダインを遙かに超える攻撃力を手に入れる。

「ありがとうな。ヴァルプルギス・・・・魔女か。世界初の魔女で原初のディアール・ド・エフリエル・ヴァルプルギスの書は三人の若者が主役だ。その中で、俺達ヴェスタニエの血族はミカエルを呼び出せる。主の門を開き、天に召される神の下に剣は悪を貫き最期の罪は自分だ。と言えるか・・・・俺、行く」

 ダインが近づきルミルは起き上がった。

躰中からミカエルを覚醒させた。

「殺気はいてぇーぞ、ダイン。ちっくと手加減しろ!俺は呼ばれたんだよ。元々大天使の加護で死なずに天界に居たのもおめぇらに呼ばれて呼ばれなくてジャジャジャジャーンだよ、ったく」

 ミカエルを纏いルミルは目を覚まし剣を握った。

「双焔雷の巨大電磁砲(ダブルブレイズサンダー・ギガントレールガン)」

 焔と雷の剣から放たれる無数の電磁波が一つの“貫く砲”として初代を貫き吹き飛ばした。

唯一この技を使った四代目ルナヴァーミリオン・リアレスト・アルクゥトルス・ヴェスタニエの技でダインを倒した。

ルミルも肩をやられて剣を床に落とした。

ダインは、嗤っていた。

「ハッハハハハハハハ。ディゾンの子らしいやぁー。一族の技で討つって根性見直したよ。ルミル?記憶の回廊は御前自身の道だ。道はどこまでも続く。」

「俺は、ヴェスタニエの人間だって事は分かる。無意識に四代目の姿を思って剣を握ったら出来たんだよ。暗黒時代の三世代って悲しいけど、俺はそれを受け止めて生きてくつもりだ。」

「おうよ、用があるんだったらいつでも呼べよ。七代目。駆けつけるよ、俺。ダイン・ヴェスタニエの名は・・・・刻んでくれ。」

 記憶の道を突き進むと宇宙が広がり星が輝いていた。

短い金髪で大剣を構える黒コートの男性で見た感じ20代後半のようだ。

「良く来たね。驚かせるつもりは無いけど、名前を言うよ。クラウド・アガートラーム・ヴェスタニエ。ダインの息子さ。俺は昔から争いが嫌いで子の剣も父から譲り受けたが、こうしてクリードに殺されて孫のブラッドも若くして死んだ。俺は非暴力での世界を見たかったんだ。だが、奴らは人を虫けらのように殺す。俺はだから武器を手にした。」

「四代目にそっくりだ思想も考えも。俺は・・・記憶を取り戻す為に戦い続ける。」

 クラウドは、大剣を構えた。

その大剣は、銀製の金の細工の柄で十字架が埋まっていた。

「クロス・トライデント・グレイヴver5」

 分解した状態で斬りつける剣の動きに神経を集中させてルミルはミカエルを纏った。

《ミカエル!俺の剣を握れ!》

「あぁ・・はぁ・・はい」

 ミカエルの剣を構えて技を見切りルミルはクラウドの背後を狙った。

「ディスティニー・ブラッズ・グラード!」

 剣でクラウドは戻した。宇宙の場で星の力がみなぎる。

「ヴェ・ラード・アルテポン!」

 大爆発と隕石の襲来にミカエルは剣を神速の真空剣に変えた。

「クラウド!星を侮ってるのはいつもよぉ、フッ。」

 群青色の細身の剣で真空状態からの衝撃波は宇宙に効く。

クラウドは片手で受け止めてモードを変えた。

戦闘用のモードは、ミカエルの弟。

ラファエルだ。

「バスター・モード・ラファエルINアトラスINセイバーフォース」

 白いコートを着て深紅の剣を構える男が現れた。

英雄の力は其の人に特化して力を換える。

アトラスのクラウドは、深紅の剣と盾だ。

盾は、機械式の短剣を忍ばせていた。

「双剣乱舞(エッジストール)!」

 舞う剣にルミルは動かなかった。

真空で音が良く聞こえる。

ミカエルは、重力で双剣の軌道をずらした。

「重力巨大十字架墓(グラビティーギガントクロス・トラインデント・グレイヴ)」

 クラウドが剣で弾き返した。

火花散り剣をが吹き飛び深紅の閃光がルミルの脇腹を打つ。

「っがあぁっ!」

 息を殺す。痛むが我慢する。

「ここまで、か・・・五代目。今に出来るのはアンタが好んでいたそ、そりゃぁーよぉ、そりゃぁーなぁー、双剣使いのマスターの名を持つ五代目は剣聖に相応しい。“剣聖天神魔翔堕閃神(アーク・ヘヴンライズ・ルーメンイシュツァール)”」

 クラウドは宙に飛び深紅の衝撃波が間近に迫っていた。

「五、五代目・・・」

「剣聖天神魔翔堕閃神(アーク・ヘヴンライズ・ルーメンイシュツァール)」

 シュッパーン無の一撃がクラウドをめがけて地面に落とした。

「っいた・・たぁぁ・・たぁ・・たた」

 クラウドは起き上がり埃を叩いて大剣に埋めていた十字架をルミルの手に渡した。

十字架にも種類はヴェスタニエ当主始め親族一族が持っている。

同じくヴァルプルギスの地(血)で創られる。

ルミルは、記憶の回廊の先に門があった。

トランシルヴァニア山脈中腹

 中腹を創る崖の部分に焚き火で暖をつくってると、フェンサーがケータイでここ数日のニュースを確認した。

「おい、ガヴェリア同盟に進展があったぞ。セフィリアとサハトの連中のマスターで現犯罪者のジューダ・レストリウス・セクシュワルツが手を組んで剣の場所を狙ってる。政府が襲撃?アホな、政府が創られて200年間安泰・・・っつっても、ツヴァイ?俺達どうする?」

そんなことを言われてもケータイは何世紀前のケータイ。

ツヴェルフは、焚き火前でドアを見ていた。Knghits0fDarknessが祠に居る頃、ダインに呼ばれてドアから、伝説の第九期のKnghits0fDarknessが現れた。

「五百年時が過ぎた。俺の倅だ、うっひゅちょー」

ガウェインは、フェンサーを見た。

現ベルガモット公国・マリレァサ港の整備入国の礎を築いたガウェインに驚いた。

「ガウェイン卿!」

「ああ、名前?ダインに呼ばれてお前等がガチ・・・リアルガチでヴァルプルギスの地に行くんだって?今の力で行くって本気で言うの?ダメだ、ダメだ、ダメだ、止めとけ、ダインが来たら詳しいことを言うけど『ルミルが記憶の手掛かりを手に入れてお前等が新たに束縛式を手に入れろ、じゃねぇーと死ぬ。』良いか?俺はKnghits0fDarknessが心配なんだよ。ハッハハハハハ・・・・・」

 騎士長ガウェインは相変わらず捻くれている。

フェンサーと同じ髪の毛で容姿は、瓜二つだ。

その他も昔のメンバーが来て全員をある場所に連れ出した。

トランシルヴァニア山頂

 多くの者がその山を崇めて東と西の国境に跨がる橋を抜ければ、秘境中の秘境でモン族が暮らすモン族の谷がありその奧の切り拓いた土地にパンティシア共和国がある。

「お前等、モード・チェンジでも扱い一つで戦力がグーンダーンターボーボーボー的に上がるんだ。」

 ザイだ。

ジパングを開国させて維新に導き維新後日清・日露・第二次世界大戦・東京オリンピック・ジパングを近代化の祖として有名だ。

「うげっ、ザイさん。すいません、アマテラスをこんなボロくなっちまって」

「貸せ。解いてやる。」

 ロン毛の茶髪に袴姿で髭が目立ちそれでもあの戦いから三十五年過ぎてすっかり歳を取ったザイであるが、若い頃の自分を思い出すというブリュン。

退魔刀“アマテラス”を解き自分が持ってるスサノオ・ツクヨミ・神斬刀イザナギ神罪刀イザナミをブリュンに渡した。

「是を持ってなさい。若き獅子よ。この刀で大切な人のために剣を振れ。」

 ブリュンに手渡された刀を握りルミルもまた・・・回廊を進んでいた。

「ねぇ、Knghits0fDarknessはガヴェリア同盟を知ってるの?」

「ん?ああ。あの同盟は昔から有名よ。だから私達の最期知ってる?死闘の末セフィリアを倒して四年後史上最凶最悪マスターのウェルシュット・ザイヘンバッハルートに負けて全員散ったわけ。あの同盟で彼は三度力を手に入れた。六代目が彼を倒してその一七年後の事・・・・・現在。私達は英霊を従属させる。SLAVE・束縛・緊縛の式を手に入れて対抗する。ツヴェルフ?アナタを見ていて私の若い頃に似ているから驚くのよ。」

 金髪で胸から甲冑がはみ出す女性こそツヴァイだ。

ダインの妻。

クラウドを産みブラッドを育てた女性だ。

ツヴァイは、光り輝く純金の鞘に納められた大剣で磨かれた聖王のエクスカリバーを手渡した。Knghits0fDarkness歴史以上にエクスカリバーにツヴェルフの名が刻まれた。

「まぁ、待ってましょう。」

「エメフィールをご存じでしょうか?シスター・ヒルデガルダ」

「うん。賢者よ、彼は行方を暗ます。だが、賢者捜しよりも剣が大事って分かりますか。剣にしろ、ヴァルプルギスの地の門を開けられるのはあなた達だけじゃ不安よ」

「ですよね・・・・」

 ダジェリンは、がっくり肩を落とすが遅れて扉か来たダインが言った。

「ちげーよ、門はヴェスタニエが開ける。言うなれば、俺ら。バルムンクとアロンディーンは俺の大事な剣だ。だけどよ、ミカエルとルシファーを乗り越えるかが大事な話だ。遅れてわりぃー」

 頭を下げてKnghits0fDarknessは全員敬礼して十字に祈りを切った。

「いいよ、いいよ、そんなの・・・」

 ダインはこの世界からしてみれば英雄である。フェンサーが申し上げた。

「今の騎士を率いるフェンサー・ウィリアム・ガウェイン・アーヴィングだ。よろしく」

「こ、こちらこそ。ここさぁー寒いな・・・冷えるわ」

「はい」

 山頂でテントを張った。

賢者が消えてルミルも今、記憶を戻そうとしている。

記憶の回廊

 ブラッドが玉座に座っていた。

城のような場所に来てルミルは剣を構えた。

「親子二代の十字架か?フッハッハハハハハハハハアアアッ!十字架をどう使うつもりだ?俺の場合は剣に埋めて武器を臨機応変に換えて戦う。俺の体内はダインとクラウドの血が流れている。」

その通りだ。

ルミルもようやく理解して握りしめた十字架を剣に埋めた。

「セクトONBarthTOREBORNFromミカエルINウリエル・・・・アンネクローネクロスエデュション」

 ブラッドは玉座からコートを着て剣を構えた。

真紅のX字型の十字架を首から外して大剣にセットすると双剣に変形した。

殺気が凄まじくルミルは十字架セット後ウリエルの剣は、冥府の地獄の浄化で創られた焔獄剣を手にした。

ブラッドも双剣でルミルは応戦した。

「創世の竜神槍覇(ディバインド・ジェネシス・ドラゴンアローインペリフィール)」

 焔と風の融合銃撃魔法の上剣で挟み撃ちして双剣から大剣の衝撃波にルミルは剣を盾にした。

二代目のエメラルドの十字架を剣に埋めるとどんな魔法や攻撃からも防げる盾に変形する。

ルミルは、ウリエルをG(ゴッド)・M(モード)・O(オーバー)・B(バスター)にシフトさせて煉獄の鎧を纏い金髪から漆黒の黒髪が肩まで届き干し物剣を二本握っていた。

(ったろうにぃ、ミカエルもウリエルも天使だろうーがぁ、何だろうがぁ、三代目は特にGRAVELORDの一人でKnghits0fDarknessの世界上七人の皇の一人、剣聖王のブラッドよ。ルミル?神経全開手中全開気合い全開で初代の十字架を剣に埋めろ!禁忌だが、俺もお前も一度羅刹になる。修羅だ・・・・人も何もかも理性を失い“タダひたすら攻撃に専念する殺戮モード”ンナの分かるか?初代の十字架はバルムンクとアロンディーンを十段階帰れる。それを認めるのも出来るのもヴェスタニエ宗家で初代しかな。良いぞ、羅刹那修羅にあり、ブラッドめぇ。調子扱きの大馬鹿野郎にルミル?羅刹解除)

 セヴェーレだ。

七代目直接俺の耳に聞こえてきた。

ブラッドの攻撃を交わして羅刹に踏み行った。

「うううぅ・・・ぐぐぐぅ・・・があああっ!あぁぁ・・うぅ・・・があああああああああああああああああああああああああああっ!」

 体中から熱い熱が放出され一瞬気を堕ち見るモノ全て攻撃対象と入る。

剣を握るだけで自動的に攻撃続ける。

「羅刹殺戮魔神昇天墓(グランドエンドエッジクロニクル・デスペラードインペグレイブ)」

 ブラッドは宙を飛んで無数の衝撃波と飛び交う斬撃を避けて、歯を食いしばり、十字架を解放した。

”MOTHER”だ。

剣が巨大化して羅刹のルミルは目が鬼となり、その目は紅く殺戮化していた。

十字架一つ覗けば大きさは其処にある。

ブラッドの巨剣が、ルミルを砕くが軽々と手で受け止めた。

「鬼魔天苦獄楽浄心剣(オシュルダ・グレンダッマーシュヴェルサラッマ)」

 一つの剣が羅刹の心臓を貫き十字架が外れた。

あの閃光の光は、巨剣がルミルを制御出来ずにポッカリ空いた空の心臓を剣で斬った。

これこそ“MOTHER”の力。

ブラッドは、この世の全て百億の剣と魔法を覚えている。

ヴェスタニエ家図一の秀才であり、若くしてこの世を去りながらも二百五十年近く四獄で鍛え直して修行が終わって再び現世に戻され、政府に雇われた。

「ああぁ・・うぅ・・は・・はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・・」

 息が上がり自分を戻した。

羅刹は精神的にもきつく殺戮は予想外だ。

剣を握る感覚に躊躇うが、十字架を手に取り剣に埋めた。

(アホくせぇーな、羅刹の次は創世剣“ダインヴェルト”か・・・。初代の名を持つ剣は世界の万物を越えて織り成す最凶の剣だ。めっちゃ・・・・やっかいやんか)

 ブラッドは十字架を首にぶら下げた。

「良いよ。ダインヴェルトだろ?俺は・・・GRAVELORDだ。煉獄のお力を拝借させて貰います。すいません」

 煉獄は天国と地獄の中間で罪と罰を浄化する場で、その浄の力を剣に込めた。

「クロス・トライデント・エインシェント・グレイヴ!」

 暖かい風の橙の焔が俺を包み込み床に落ちかけた。

「く、く・・・ぐぅっ!」

 ルミルは今思う。

ヴェスタニエの心を理解してきたが、自分の記憶が奪われて回廊を進に連ようやく取り戻した。

ブラッドと交戦応戦が続き、互いも疲れが見えてきた。

「ガーデン・オブ・ジ・グレイヴッゥウウウウウウウウウウウウウウ!っしゃあああああっ!うぉおおおおおりゃああああああああっ!」

思いを込めた一撃が、ブラッドを吹き飛ばし十字架が宙に浮かびルミルは床に倒れ剣の力を使い果たし記憶が移り変わった。

―――アレ程の力を使いこなせる自分に驚く。

「がああっ・・・ぐふっ。痛ッ。いてて・・ててて・・たたたた」

 ブラッドは側に落ちていた緋色のX字型の十字架をルミルに渡した。

その後のことはうっすらとしか覚えていないが、教会の修道院を延々と歩いた気がした。

 『GOD:REBARTH』(ルナヴァーミリオンのテーマ)

Aメロ

 かつて、神にも購う力を求める男が居た~剣を振るい男は挑み続けた

 どんなことでもこの世界の真理は、罪と罰の平行線上の境界線を踏み出すことは無い

 痛んだ傷よりも、その尊さだけが何を見る?何を求める?私の中に満たされる種

 暗い闇に冥府の門を抜けても延々と繰り返すリフレイン・ザ・ループ

 男は英雄の血をひきながらこの漆黒の世界に自由と正義を貫いた

サビ

 どんなときだって、命を奪わないでよ!俺はどんな時に剣を握り、戦えれば良い?

 俺は、戦う。俺は。戦う。俺は、戦う。次世代に継がせる剣と盾で闇にツッコンデGO

 自由と罪。自由と罪。愛と悲しみ・・・・会えない辛さと会えない辛さと会えない

 本当の幸せは何だろうか?俺は何を求める?神とはなんだ?想像が繰り返す悲しみ

 禁忌を犯せ、俺は歩む

Bメロ

 再び蘇った悪に剣は応える。剣を継ぐ者は悲しみを乗り越えて戦い続けるGODっとおお叫んで辛くないか?

愛は希望であり、俺達の愛はどこにある?俺の名は、“ルナヴァーミリオン・リアレスト・アルクゥトルス・ヴェスタニエ”だ。この自由の博愛の下で生きる

さぁ、目指そう!ヴァルプルギスの地にと約束の地を目指す巡礼者

サビ

 どんなときだって、命を奪わないでよ!俺はどんな時に剣を握り、戦えれば良い?

 俺は、戦う。俺は。戦う。俺は、戦う。次世代に継がせる剣と盾で闇にツッコンデGO

 自由と罪。自由と罪。愛と悲しみ・・・・会えない辛さと会えない辛さと会えない

 本当の幸せは何だろうか?俺は何を求める?神とはなんだ?想像が繰り返す悲しみ

 禁忌を犯せ、俺は歩む

 どんなときだって、命を奪わないでよ!俺はどんな時に剣を握り、戦えれば良い?

 俺は、戦う。俺は。戦う。俺は、戦う。次世代に継がせる剣と盾で闇にツッコンデGO

 自由と罪。自由と罪。愛と悲しみ・・・・会えない辛さと会えない辛さと会えない

 本当の幸せは何だろうか?俺は何を求める?神とはなんだ?想像が繰り返す悲しみ

 禁忌を犯せ、俺は歩む

 どんなときだって、命を奪わないでよ!俺はどんな時に剣を握り、戦えれば良い?

 俺は、戦う。俺は。戦う。俺は、戦う。次世代に継がせる剣と盾で闇にツッコンデGO

 自由と罪。自由と罪。愛と悲しみ・・・・会えない辛さと会えない辛さと会えない

 本当の幸せは何だろうか?俺は何を求める?神とはなんだ?想像が繰り返す悲しみ

 禁忌を犯せ、俺は歩む

 どんなときだって、命を奪わないでよ!俺はどんな時に剣を握り、戦えれば良い?

 俺は、戦う。俺は。戦う。俺は、戦う。次世代に継がせる剣と盾で闇にツッコンデGO

 自由と罪。自由と罪。合いと悲しみ・・・・会えない辛さと会えない辛さと会えない

 本当の幸せは何だろうか?俺は何を求める?神とはなんだ?想像が繰り返す悲しみ

 禁忌を犯せ、俺は歩む

 どんなときだって、命を奪わないでよ!俺はどんな時に剣を握り、戦えれば良い?

 俺は、戦う。俺は。戦う。俺は、戦う。次世代に継がせる剣と盾で闇にツッコンデGO

 自由と罪。自由と罪。愛と悲しみ・・・・会えない辛さと会えない辛さと会えない

 本当の幸せは何だろうか?俺は何を求める?神とはなんだ?想像が繰り返す悲しみ

 禁忌を犯せ、俺は歩む

Cメロ

 俺はどんな宿命で生まれて死ぬのか?どんな末路なのか?爺ちゃんみたいに若くして世を去るのか?親父みてぇな死に方なのか?俺は不安や悲しみを抱えて生きてく

 世界一の神とは、唯一神か?天に参れ、斬れ、天に散れ、燃え尽きろ!燃え散れ、斬れ、天に舞え、天に昇れ

 未知な世界に時代を継がせ、紡ぐ栄光の道―、勝ちなんて?負けって?

 今の幸せを胸一杯噛みしめて俺は歩んでゆく。

 さぁ、行こう!世界は広くて狭くて争いが絶えない

 俺は、レールガンで貫く。電気ビリビリの痺れが記憶ロックNAカンジでGO!

 俺は、四代目に選ばれたが、ジェラフバルトとの戦いが激化する一方世界は政府を創り、俺達は第253期生のKnghits0fDarknessに選ばれた訳だ・・・・・WOWOWOWOWOWO

感謝は大事な話だ。生まれてきてありがとう、神に祈りと青天蒼空に祈り給え

サビ

 どんなときだって、命を奪わないでよ!俺はどんな時に剣を握り、戦えれば良い?

 俺は、戦う。俺は。戦う。俺は、戦う。次世代に継がせる剣と盾で闇にツッコンデGO

 自由と罪。自由と罪。愛と悲しみ・・・・会えない辛さと会えない辛さと会えない

 本当の幸せは何だろうか?俺は何を求める?神とはなんだ?想像が繰り返す悲しみ

 禁忌を犯せ、俺は歩む

 どんなときだって、命を奪わないでよ!俺はどんな時に剣を握り、戦えれば良い?

 俺は、戦う。俺は。戦う。俺は、戦う。次世代に継がせる剣と盾で闇にツッコンデGO

 自由と罪。自由と罪。愛と悲しみ・・・・会えない辛さと会えない辛さと会えない

 本当の幸せは何だろうか?俺は何を求める?神とはなんだ?想像が繰り返す悲しみ

 禁忌を犯せ、俺は歩む

 どんなときだって、命を奪わないでよ!俺はどんな時に剣を握り、戦えれば良い?

 俺は、戦う。俺は。戦う。俺は、戦う。次世代に継がせる剣と盾で闇にツッコンデGO

 自由と罪。自由と罪。愛と悲しみ・・・・会えない辛さと会えない辛さと会えない

 本当の幸せは何だろうか?俺は何を求める?神とはなんだ?想像が繰り返す悲しみ

 禁忌を犯せ、俺は歩む

 どんなときだって、命を奪わないでよ!俺はどんな時に剣を握り、戦えれば良い?

 俺は、戦う。俺は。戦う。俺は、戦う。次世代に継がせる剣と盾で闇にツッコンデGO

 自由と罪。自由と罪。愛と悲しみ・・・・会えない辛さと会えない辛さと会えない

 本当の幸せは何だろうか?俺は何を求める?神とはなんだ?想像が繰り返す悲しみ

 禁忌を犯せ、俺は歩む

 どんなときだって、命を奪わないでよ!俺はどんな時に剣を握り、戦えれば良い?

 俺は、戦う。俺は。戦う。俺は、戦う。次世代に継がせる剣と盾で闇にツッコンデGO

 自由と罪。自由と罪。愛と悲しみ・・・・会えない辛さと会えない辛さと会えない

 本当の幸せは何だろうか?俺は何を求める?神とはなんだ?想像が繰り返す悲しみ

 禁忌を犯せ、俺は歩む

一昔前に物語知らされている有名な曲だが、俺はその曲を聴いたことがある。

そう言えば、初めて政府に入府の際に流れていた曲だ。

ロックでハードな爽快なメロディーリズムに、俺は突き進んだ。

広がった部屋に着くと、黒コートを着て男性が立っていた。

「着たのか?ルミル」

「は、は・・は・・い」

 その男こそルナヴァーミリオンだ。

教皇ディゾンの子でブラッドの子。

ヴェスタニエ家とリアレスト家が密接に関わっている。

初代パウロ・・・ヨハネ・・・ベネディクトと語り継がれて現在は政府管理の下ディゾンが教皇をしている。

大昔魂の監獄内で囚人達にレイプされ、犯されて孕まされた子で当の本人はその事を知っていない。(十五歳で産んだ子。)

 ルナヴァーミリオンは、黒コートを着てバルムンクとアロンディーンをルミルに向けた。

「記憶自体奴の手に渡ってないぞ、簡単な橋として此処は君の試練だ。剣を継ぐ者を定める場であり、俺はこの場で君と一戦願う。」

「おうよ、やってやる!」

 三代目の十字架も手に入れて四代目となると、ルミルは剣を握って三代目が好んでいた十字架を本来の力を解放することで、剣も応える。

X字型の十字架を剣にセットした。

「三代目・・・親父のお力ね。俺も本気で行くぜ、ノーザンヴィジュヌクロス」

 銃剣にセットして得意のレールガンを放った。

「緊縛式ッ!トライアル・グランドゼロINセイバーINパウロ」

 白銀に輝く鎧に黒コートを着て焔を纏う銃剣を握った。

ルミルは三代目の力で剣を双剣に変えた。

ルナヴァーミリオンは神速で、剣の動きが速い。

「双焔爆雷連銃電磁砲」

 グゥーンドゴーン!響き渡る爆音と電磁波を浴びる焔と雷に、ルミルは交わしきれずに双剣で防ぎきるが、レールガンは十字架事貫きルミルは中庭に飛ばされた。

「あめぇーな。あまちゃんだよ、あまちゃん。俺のレールガンはどんな万物ですら貫く。ジェラフバルトが蘇った十字暦四十五年三月・・・俺のKnghits0fDarknessは勝った。五人死なせる代わりに勝ち取った代償だ。今でも供養はしている。俺は人間を失った。あの時エルフの母様に頼んで俺をエルフにしてくれた。エルフは歳も取らず不老不死だ。だが、やがて死は訪れる。俺も黙って死を受け入れる。七代目!そん覚悟あるか?俺のレールガンは全てを射貫く」

 ルミルは起き上がって三つの十字架をセットした。

剣が輝いて蒼白の大剣を手にした。

「SLAVE式改ウリエルINセイバーINダイン・アラモードヴェルクロノス」

 初代の力で銀製の剣にベージュのコートを着て光り輝く翼が生えてルナヴァーミリオンは、頭を掻きレールガンの威力を高めた。

(爺様の力ね。シャーネェーアーねーアドバカー野郎。ジェラフバルトをぶっ殺した技で行くか)

 銃剣が宙に月が照らされ月光の威力を高めて銃剣のファンネルから放たれる高濃度圧縮粒子電磁砲が一直線でルミルは剣で弾き返して野球で言うなれば、ホームランみたいに打ち返した。

「ラッアアァッシャアアアアアアッ!き・た・む・っらあっ!」

 腕が折れるくらい剣に罅が入りルミルは泉に落ちて腰を打ち力も御幅に消耗した。

(もうダメだ・・・俺。マジ、ムリ。十字架も限界量域に達していた。四代目は、ヴェスタニエ家が誇る人物でブラッドの遺児だ。三代目のすごさが見られる。オレに力を貸してくれ!俺がぁ、最凶で最高のKnghits0fDarknessだぁ・・・・・・闇を受け入れて羅刹刹那を束縛してゼッテェー勝つ!勝つ!勝つ!カツ丼!天丼!親子丼!)

 ルミルの歳は十七歳。

六代目失踪時から十七年が経った。

セヴェーレ・ヴェスタニエ是が本当の俺。俺はセフィリアに敗れて記憶を失い剣も元の場所に還った。

帰属先は、ヴェスタニエ宗家の多くの武器が創られ魔女の死と誕生・・・・世界が出来た場所で、エデンの園の跡地。

四つの航路が重なる場所・・・・ヴァルプルギスだ。

 ルミルはびしょ濡れだが、起き上がって剣を構えた。

「羅刹刹那解除(バーサーカー)!」

 怒る滾る力が燃え上がるルミルに大剣で黒コートを着てルナヴァーミリオンを吹き飛ばして電磁砲も避けて煉獄の焔でルナを斬った。

「うううううううううううううう」

 羅刹刹那は見えない、聞こえない。ルミルはその攻撃でルナヴァーミリオンも銃剣が牙を剝いた。

「DED」

(死んでしまう)

 しまった。

精神に麻痺が来て痺れが全体を支配して血を吐き死にかけた状況でミカエルが手を差し伸べた。

ヴェスタニエ家の守護神で御祭神である大天使ミカエル。

天使図一の剣士で、十字架を最初に持った人物。

 ミカエルを纏いルナヴァーミリオンも本気を出した。

「ディバインド・ジャッジクロスver8」

 大剣で全てを破壊する“粉砕一撃紅蓮千乱撃(ENDofOVERZERO)”ルナヴァーミリオンを倒した。

龍の爪のように押し上げて空間を歪ませて相手を押し上げた大剣→双剣→片手剣で振り落とす。

 ルミルはボロボロで魔力をゼロになってツヴァイから貰った小瓶を飲んだ。

「ふぅー、はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・じゃ・・・はぁ・・・はぁ・・・四代目の十字架か。俺だって歴代の英雄を倒しながら記憶を取り戻しつつある。良かったぁ~」

 五代目は中々見つからない。

ひたすら回廊を進み荒野に出た。

十字架が立てられ花が置いてあった。

五代目を探していると、同じ空間に出た。黒いコートを着た金髪で、大剣を持つ女性こそルナヴァーミリオンの子。

ヴェスタニエ家唯一の女性で六代目の母である。

 さっきの墓は五代目の墓。

ダグレット・アガートラーム・リアレスト・ルナヴァーミリオン・ヴェスタニエ享年三十五歳。

その妻が五代目の遺志を継ぎ、ルミルはその妻と戦うのだ。

ヴェスタニエ家が認めたロードシェヴェルヴァサルット国王女第十七代女帝クリマテーヌ・エトワール・ステラ・ヴェスタニエ。

ルミルは振り返って剣を構えた。

「あの人の遺志であり、ルミル君ようこそ。私が相手よ。」

「クリマテーヌ妃。五代目は死んだって本当ですか?」

「えぇ・・ダグレットさん。あの人の名を・・・・五代目には様々な名前があるけど私にだけ本名を教えてくれてわ。ルミル君?私はこの十字架はあの人の遺志に従い全力で叩き潰す」

 ルミルは剣を構えると動きが速く剣の動きに隙が無い。

「クリマテーヌ。四代目今一度俺にお力を授けて下さい!」

(まぁ、良いけど・・・俺の十字架は思いを込めるとその状況に応じて応えてくれる。だが、忘れるな、十字架は思いがママ操れる訳にゃいかせん。俺は十字架に常に争いを好まないと込めて戦っていた。んでも、今の御前にその解除を勧める。十字架を剣にセットしろ、良いな?ハンマーや拳に形状変化可能だ。)

 四代目に感謝をしてルミルは十字架を剣にセットした。

五代目の剣に動きが速いところと槍→銃槍→斧剣と流れが来た。

「幻影千乱撃(ファントム・ノウクサラッサデ・サウンザンド)」

 幻影のように影で相手を顰めて剣で千の乱撃にルミルは剣をハンマーにして大地を砕いた。

「ハンマアアアアァッーJIROUxuuuuuuuuuuuuuuuuxtuッ!」

 ドガント大地が響き砂塵が舞い五代目が十字架で砂塵をかき消した。

「幻影龍炎の尾(ファントム・ドラゴンブレイズ・オン・テイル)」

 背後から剣で弧を描き焔を纏う衝撃波にルミルはやられた。

「ったぁ・・・」

 五代目の剣術に敵うわけが無い。剣をハンマーにした。

「アース・ガイア」

 五代目は避けて十字架を地面にたたき出すと地面が剣に変わった。

五代目の十字架はヴェスタニエ家でも代わり映えしていた。

ヴァルプルギスの地とガンダルディキアで創られた十字架で“魔導の加護”と別名でルミルは剣を床に刺して四代目・二代目・初代と剣にセットした。

五代目は優れた最凶の剣術で剣を交わしきれず、傷だらけで倒れる寸前に追い込まれた。

「糞!」

 五代目は十字架で加護を受けた。

「ラアアアアアアアアアアアアアアアアアアアメェェエエエエエッッンJIROU(次郎)ッゥウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!」

 ルミルは残った魔力を全消費して雷が轟々と唸りレールガンが充電完了した。

蒼空色の大剣に青い稲妻が剣に纏い剣から銃口が開きレールガンの威力が最大級に達して、電撃を纏いその大剣を宙に空高く飛んで、空間や五代目ごと超巨大レールガンの衝撃波を放ち、閃光の輝く中連続で斬り、五代目を倒した。

 と、思いきや剣で防がれていた。

「ラアアアアアアアアアアアアアアアアアアアメェェエエエエエッッンJIROU(次郎)ッゥウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!」

 五代目の能力が上でルミルはフッ場され血を吐き意識不明で倒れた。

(東京のラーメン屋。)

雷撃を纏う剣に倒れて、五代目は近づきルミルは動かなかった。

流石に全消費した剣を交わされてそれを跳ね返されるとなると為す術はない。

 五代目の能力は差がある。

ルミルは白い空間で目を覚ました。

《生きてたのか?災厄の剣王。心配して損した》

「エヴァ?」

 エヴァジェリスだ。

いつも白いドレスを着て下には何も身に付けていない。

丸見えの状態で俺を抱いた。

俺は躰中全身骨折で、剣も粉々に折れていたが十字架は無事だ。

「じゃぁ?え?俺は・・・・」

《死んだのでは無いぞ。さぞ、五代目は謎多き人生じゃ・・・他言無用の生き様は妻も同様。剣術はウォーカーに教わった。ウォーカーも尋常じゃ》

 ルミルは深呼吸して覇を纏った。

五代目の剣が別れて分解して双剣を避けて大剣で押し返しても出来ない。

エヴァは状況を見て自分の十字架を手に渡した。

《向いちょる》

「ん?」

《じゃけん、良く効け、よか、ばってん・・・ええもんや》

「は?ワッツーなんすけど?」

《古の十字架。ガンダルディキアの能力を覇を纏い五代目を打ち留めすっ!》

「おう、エヴァは有り難いよ。俺は記憶を取り戻す。ガヴェリア同盟を駆逐することが一族の悲願。そして、迫り来る世界の終焉・・・・」

《なぁ?ルミル?御前は七代目に間違いない。自分の十字架を貰って初めて分かる。だが、同時にセフィリアと戦い多くの血を流す覚悟はあるか?》

「ある」

 白い空間を出て目が覚めた。

五代目の剣を手で受け止めた。

「鋼鉄の墓(アンネ・グレイヴ)」

 鉄柱の突きが五代目を飛ばした。ルミルは起きて大剣を構えた。

「クロス・インフェルノア・ア・グレイヴハーツ!」

 煉獄の衝撃波にルミルは目を瞑り剣を双剣に変えて十字架をはめた。

「うぉおおおおおおおおおおおおおおっ!」

 大剣が飛び双剣で五代目を斬った。

五代目から手に渡った十字架をセットしてその奧には、花が咲き誇っていた。

六代目(実父)が立っていた。

「よ、よっ、十七年ぶりの再会ジャネェか?デッケェー息子に再会とは驚くが、俺は訳あり三太郎っつうかんじで今まで姿を見せなかった。・・・・すまん・・・すまんヌ・・・・スザンヌ・・・セザンヌ」

 30代前半で、長い金髪が肩まで届き黒コートを着た男こそ六代目だ。

「アレイン久しぶり。俺の親父で、覇剣をどこに返した?」

「あっあっ、そっそうそう・・・カッカするな。バルムンクとアロンディーンはヴァルプルギスの地に眠っている。御前がいつか手にするまで安息に眠っている。俺ハァ、お袋から聞いていて、親父がつまり、御前の爺ちゃんが死んだ理由としてセフィリアに関係している。彼奴の首の十字架に覚えねぇか?アレは、アイゼンガルドの十字架だ。そして、セフィリアの剣の十字架?ありゃぁ・・よぉ・・つっーかぁ、ヴェスタニエ初代のダインの十字架だ。」

「話は終わりか?」

 花畑の風が冷たい。

六代目は剣に長けた人物。

故に妻が、ウォーカー家の娘でシルヴェリオ・サイラス・クロウウォーカーという人物。

俺の母だ。

「じゃぁ、剣をセット。オレに力を・・・」

 双剣で十字架の剣を手にした。

ミカエルが愛した剣だ。

六代目の攻撃を侮りすぎていた。

「うっ、クロスー」

 ドガント頭を打ち十字架が砕け散った。

「っててて・・・・・」

 アレインは大剣でルミルを斬ろうとした。

「DO・YOU?DO?NO?NO?NO?DODODODO?」

ルミルは覚悟した。

ここで、神SLAVE式“ミカエルINアナザーグラウンドフォーム”の権限を行使した。

《七代目ッ!俺の本当を呼び覚ませ》

「俺は・・・・ミカエル、頼む!」

 肩まで届く金髪に大剣を構える天使が宙を飛んでいる。

その剣がアレインは不気味に嗤らった。

(神をも欺く覇ってミカエルが地獄に禁じた覇を《魔王》っつう)アレインの左手が焔に変わった。燃えさかる焔の腕がその剣の威力を上げる。

 ミカエルと魔王が衝突する。

「アンネクローゼ・インフェルノ・グレイヴ・ルシファアアッ!」

「レイディアント・インフェルノ・ジャッジメント」

 ヒュンッッギュンン!爆風が吹き荒れ爆発が起こりミカエルを解除した。

「六代目のアレイン様を名面じゃぇねぇー」

「く・・・ぐっ」

 六代目は嗤いながら剣を構えた。

「ルミル?今は俺にVICTORYねぇーよ。ホラッ、十字架だけでもおめぇさんに」

 六代目は、神々を討ち神々を殺し、悪魔を討つ、人を斬り、死を求め世も探す男。

昔からそういう性格だからこそ覇を纏えた。

ルミルは起き上がり青色の澄み渡る十字架を首にぶら下げ光り輝く方にと足を踏み出した。

「行こう、俺の記憶だ。七代目にあって俺と俺自身が蹴り付ける。ったくよ、親父の子だぞ、神々を討ち任す・・・・フッ。行こう、俺がこの世界を終わらす。」

「あ?俺は手を加えた。1500年前の俺は英雄だったしね。あの時はあの時さぁ、俺がミカエル・ヴェスタニエで間違いない。聞け、死ぬ気じゃねぇとプロじゃねぇ・・・・俺は、ミカエルの名を以てその剣に込めた。“バルムンクとアロンディーン”彼が愛した剣で、御前がこれから・・・・・Knghits0fDarknessはこれから最期の戦いになる。およそ、500年続いたダイン・ヴェスタニエの時代が終わる、と俺は思った。」

 ミカエルは俺に微笑みを投げかけ指輪を俺の薬指にはめた。

「世界を終わらせ!ミカエル、俺は自分が分からないが、この十字架は先代達の魂その者・・・・いつか『親父を越える。親父は俺を越えていく壁だ』フッ。ガハハハハハハハ」

 その先に居たのは、セヴェーレだ。

十七歳で《災厄の剣王》の名で世界に激震を走らせ、Knghits0fDarknessとして事実上“終焉に向かっている”。

ルミルは一段と成長してこの記憶の回廊の奧に向かった。

「待ってたよ、ルミル」

「セヴェーレか?」

「なんべんも言わせれば良いんだよ?俺だよ。俺だよ。俺、俺」

 セヴェーレは剣を構えていた。

黒コートに金髪に黒髪に大剣を構えていた。

ルミルも同じだ。

記憶が二人を結びつける。

「束縛式セイヴァー・アークアガートラームINミカエルINケーニッヒ」

 蒼白に輝き肩まで長い金髪に隻眼。

黒コートが翼になり、双剣が巨大化した。

十字型の剣で、魔を斬る剣と神を斬る剣を持っていた。

全人類史上最凶の男“セヴェーレ・グランエッジ・ヴェスタニエ”。

ルミルは、十字架を剣にセットした。

「俺は、仲間を護る剣となる!」

場所が場所だ。

俺達が倒れたヴェルノー・アーク・ディオルダサだった。

セフィリアを追い詰め、クリードを倒した場所。

・・・・記憶を失い、俺は消えた。Knghits0fDarknessの記憶や声が聞こえてくる。

「SLAVE式アーク・ディスティニー・ミカエルINシューヴェルト」

 暗い星が光鏤められる場所で、剣を交えた。

「クロスー」

 激しく宙を飛び剣を振るい剣を盾にしながら防ぎきれずに居た。

「トライー」

 神を斬る剣がルミルの鎧を斬り、黒コートから崩れ落ちそうになるが、歯を食いしばって剣を構え立て直した。

「デントー」

 セヴェーレも応えて両者譲れない戦いで十字架を全てセッとした時、二人は一人になった。

ルミルとセヴェーレは一人になった。

頭の中に駆け巡る記憶の濁流に最初の階段で目を覚ました。

 ――――――と、此処は俺で記憶を求めて一つ見つけた。

トランシルヴァニアを放浪して辿り着き世界の中腹頂上まで来ると、フェンサー達はボロボロで燃え尽きていた。

衝撃の光景で、ガウェインやダイン達が居た。

「う、嘘だろ!伝説の騎士が何用だ?」

「早一年御前が戻るまで修行を兼ねていた。」

 ガウェインは見た目通りでレヴァンテインを突きつけた。

「セヴェーレだな。ルミルご苦労だったろう、セヴェーレに戻っても実感が無いのは、記憶に定着がねぇーのとダインが最期だ。Knghits0fDarknessが御前に最期の道を送る。御前は、こいつらに勝てるのか?」

 ダインが言う。

確かに、一年の離れていて仲間と戦う選択を考えていなかった。

「ああ、よ」

 ダイン→ブラッド→クリマテーヌ・ダグレット→ルナヴァーミリオン→アレインという順でセットしてセヴェーレは覇を纏い剣を構えた。

「緊束縛式フレイINブレイズレヴァンテインINファフニール」

 龍滅の鎧に紅蓮色のコートに焔の盾と剣を手にした。

装甲を解除できるモードと装甲武装のモードがあるのは代々アーヴィング家だけ。

セヴェーレは、細身の長剣に変形して、フェンサーは剣に集中させて焔を放った。

「鋼鉄の魔女自由の翼尾の冠(アンネクローゼ・フランデルハイト・テール・クラウン)」

 風が舞い上がり突風の勢いで焔はかき消され、セヴェーレが陣地に入るがフェンサーの焔の龍が咆哮を上げた。

「暗黒龍の咆哮(ファフニール)」

 黒焔がセヴェーレを飲み込み焼けるような熱さに藻掻きアレインの十字架に水で火を消火。

セヴェーレは、時間的にも問題があった。

「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・グホングホングホンゴホゴホ・・・・」

 十字架は使用者の命を削るリスクもある。

それだけの対価をあの時あの場で三人は誓ってヴァルプルギスに力を授け与えられた。

今もアイゼンガルドの人間は、賢者の石無しには生きられない。

ウォーカーは、死の輪廻を外し剣の道に進み、ミカエルは、災厄を選んだ。

セヴェーレは、大剣で焔を纏った。

「ロード・ブレイズ・ジーククローネ・グレイヴ」

 連続の焔の斬撃と隕石の落下の爆発でセヴェーレ・ヴェスタニエば・く・し爆死。

 ガウェインが、近づきセヴェーレの心臓の鼓動を聞いて癒やした。

「だが、力だけは確かなものだ。」

 セヴェーレに紅蓮の炎が宿る咳を咽せた。

「おっかしーなっしーだろーうがぁよ、十字架だけでも助かった良かった。」

 フォームを立て直しガウェインも剣を突きつけた。

「フェンサー、最大限解放だ。―違法だよ、んなのーよ」

 フェンサーは、レヴァンテインの装甲を解除し、自身も装甲が外れてスリムになり、赤黒紫のフォルムが変わらないが、全身焔を感じる。

「紅蓮十字英雄墓(レヴァンテイン・クロス・ヒーロー・グレイヴ)」

 鮮血の刃にセヴェーレは、十字架の力を最大限発動して六代目アレインの場合焔を斬り、神を斬る神器に目覚めた。

(状況さえ読めれば、フェンサー事ぶった切る)

 ひらりと交わして上下垂直の構えで、剣で弾き返して宙でフェンサーの頭上を斬った。

「蒼天八極神(ブルー・ディスティニー・フランデルハイト)“薔薇記憶(ローズ・グラインド・メモリー)”」

 ぐはっ!フェンサーを倒すとダインが寄ってきて頂上から見える国境に指を指した。

「うめぇーよ、うましっ!七代目。」

「ああ、俺達は正式に御前をヴァルプルギスの地へと導く。飛空挺にインプットさせたわ、これから行く向かう場所では過酷かも知れないが、生きろ!」

 ダインは、東の桟橋と西の国境を分かりやすくパピルス紙に書いてダジェリンに渡した。

「御免よ、インデックスの孫。俺が・・・・迂闊だった。セフィリアに殺されたことは俺達に非がある。」

ダインは反省しきっていた。

ダジェリンは地図を覚えて鞄からパンティシア族の服装を出してツヴェルフを呼んだ。

「あ?何、是?」

「服ですよ」

「だっせぇーつっかー、私は着ないね。そもそもさぁ、パンティシアの民って古に生きる人よね。だけど、考えてね。」

 ツヴェルフはアーヴァンへルムの血とエイゼンベルグの血が混ざっている特異体質で、パンティシアは古くから邪を受け付けない。全員服を着替えて谷底を抜けた。

「ここが古の街。賢者が生まれた地かぁ・・・・」

 セヴェーレは自分の十字架が無かった。

手に入れる為には、北の大陸ウーゼンヒロヴェルーネに行く必要がある。

そこで、ミカエル神殿に行く必要がある。

セヴェーレは、六人の十字架を剣にセットしたまま歩き続けると町中の人が凝視していた。

「気にするな、前。前、前向け馬鹿共」

 ザーロックはパンティシア族の街は渓谷に街を築いた。

風が気持ちいいのだ。

ザーロックは風で能力を癒やしていた。

セヴェーレは、賢者の家を覗こうと思い小高い丘に足ってある煉瓦の家まで行った。

(エメフィールお前がどこに居るのか?問わないから出てこいよ。)

 セヴェーレがドアを開けると、史料が散らかって埃だらけだった。

ダジェリンは大ストラテマウス神殿パンティシア支部に行っていた。

実妹に会うためだ。

 妹が現在研修中。

司祭の国家試験の実習で此処に三年勤務だ。

エメフィールは追われてる身で、神殿は静けさだ。

セヴェーレは湖畔を見ていると若い男性が近づいてきた。

「賢者で悩んでるね~フッ。そ、それが賢者なのさ。来なさい」

 着いていくと、デカイ屋敷に新緑に滝が流れていた。

大理石の屋敷に巨大な水晶が立っていた。

男は、歴代の皇や王女に礼をした。

「失礼、俺が現在のパンティシアの皇だ。君の話でもしようと思うが、賢者はこの街に居る。司祭の治癒で忙しいのだ」

「司祭!」

「あっ、そうだね。司祭だ・・・清純な乙女だがアレが生まれつき生えてそれでコンプレクッスで一昨年そこの滝で入水自殺を図るところエメフィールが説得して」

「で?」

 セヴェーレは神殿まで行き黒衣の男女をかき分けて祭壇に居た。

「セ・ヴェ・ラーポテ・フェダ」

 ぐはっ!ああああっ!うぐっ!セヴェーレは吹き飛ばされ、黒衣の男女を睨み剣を構えた。

エメフィールがさっと来てセヴェーレを取り押さえた。

「危NAI。司祭は治った。君らがボクを追うのに理由は?」

「十字架だな?あの場所に行く者が星の遺跡にある。」

 セフィリア達が空を見上げていた。

「そうだなぁ・・・エメフィール。彼の地に十字架はそこだったのか?」

「いらぬ話だが、御前は此処で死ぬ」

 エメフィールは杖を取り出した。

セフィリアは笑みを浮かべる。

長い刀に手を伸ばしエメフィールの杖で攻防を繰り広げるが、柱裏でコソコソと杖を奮う男を見たセヴェーレが見ると、エメフィールが影を動かしていた。

「幻影術さぁ・・・・ボクは賢者だよ。フッ。セフィリアは賢者の石を求めている。ヤツの心が脆くも賢者の石は永遠に生きる。ヤツは、そうだ・・・・セヴェーレ。しばし」

 黒フードのエメフィールは杖で動かすだけだ。クリードも来た。

「クロス・インフェルノ・フレイムハート」

 セヴェーレが剣を抜いた。

「親父!」

 アレインの十字架は金で創られ真ん中にダイヤが埋めている。

一族として最凶の十字架。セヴェーレは、クリードと剣を交えた。

「エターナル・ジャッジメント・グレイヴ!」

 旋風の威力に剣で抜き左足を踏んだが、クリードの剣がセヴェーレを掠める。

セフィリアが上空の刀で垂直直下をエメフィールが強力な魔法を使った。

(フッ。エイボン書全六十万頁世界最凶最悪の魔導士の書を読んだ俺に敵わないよ。アンタニャ)

そう来たか。

エメフィールは、パンティシアに結界を張り全員蚊帳の外にした。

「テ・オレラツィーネ・オーラ・テラサ」

 水が一点に集まり濁流の速さで洪水が押し寄せてきた。

クリードは、大剣で水を防ぎエメフィールは魔道書を宇宙の究極魔法のロジックを開いた。

《究極衛星破壊魔法―アポフィスー》

 フッ。

僕自身が考えて宇宙の災厄を隕石の襲来と星自身の力を思い知るが良い。

セヴェーレの物陰に隠れた。

パンティシアに激震が走る。

セフィリアも急に心臓が痛み出した。

「うっがっ、エメフィール!賢者の石の根源をぶっ壊すか!ぐぁ」

 セフィリアは刀を地面に刺して地割れが現れた。

「御前ハァ・・・・三魔神シラねぇークズがぁーうっがっ!俺達もクレイジーだが、八獄神将軍がこの世界に来た。フッ。エメフィール、クズがそこに居るのは分かる」

 血を吐きアポフィスが降り注ぎ大爆発で星が衝突する。

セフィリアとクリードはその威力に負けた。

アポフィスの衝撃にパンティシア周辺の諸国大陸は地割れと洪水により、崩壊。

エメフィールの水晶で時間を戻してセフィリア・クリード以外を再生させた。

「終わったよ。セヴェーレ君さて、話の続きだが、ボクは賢者だが魔導士だ。今度ボクが死んだらこの十字架を君の剣にはめな。魔剣モード・退魔モード・斬魔モード・聖魔モードに変えれる。この剣があれば奴らとて抵抗はない。が、魔女を殺せる。魔女は心臓と胸と尻と性器が弱点だ。その一点を研ぎ澄まして突け!」

 セヴェーレは黒フードで物陰に隠れてエメフィールの話を聞いてると、騒ぎを聞きつけフェンサー達が来た。

「おい、おい、何だYOあの爆発?」

「それは申し訳ない説明不足だYOUだ。ボクは流れ流れの浮浪者で世界の嫌われ者だ。よく知ってると世界がグランド・エンドで崩壊したのもエイボンが記している。今の政府が創られたのはその時だよ。そして、事実を告げるとツヴェルフ?君の父は知ってるかな?」

「知らないわよ、母は良く男と遊ぶのが好きだからその相手の子よ。っつーかぁ、私は私よ。あの人と一緒にしないでくれる。え?賢者とSEXした・・・・しちゃったてこと?」

「申し訳の面目も無い。ツヴァイ殿は元気か?」

「うん」

 エメフィールは立ち上がり姿を消した。

ツヴェルフの異常すぎる魔力が賢者譲りだとすれば、その事でフェンサーは、首の指輪をツヴェルフに渡した。

「それは、古の指輪だ。私の先祖の品だ。ツヴェルフ御前が持ってろ。魔力を制御して魔を征して魔を討つ。うし、行くとするか」

 パンティシアで一杯ハーブビールを飲んでからモン族の谷に降りた。

10000Mフィート先の深い霧に覆われ地底よりも前で、極寒の谷に来た俺達は、エメフィールが火を焚いていた。

「おっす。オラ、エメフィール。来たか・・・ここは魂が還る場所。忘却の神殿っつうのはねぇ、神と人と悪魔が点在しその永遠を封じ込めた末裔が暮らす谷。」

 モン族の谷に来た俺達は、神殿に案内された。

「十字架が必要なのだろ?」

 エメフィールは、松明を点けて明かりが神殿に広がりその先に巫女が座っていた。

少女の姿で鮮やかなピンク色の髪が肩まで床まで伸びていた。

虚ろでその目には、虚空が広がっていた。

巨大な氷漬けの水晶にノーヴェルト=オリヴァー=アルファード=ハートネスが眠っていた。彼女の心臓の鼓動が聞こえる。

「神を刈り神に購う。人類は神を潰し世界は人間が創る。愛は世界や神を産む。生は孕まれた宇宙の星々に宿る魂が生命を営み死は混沌を創る。この十字架は、彼女の心臓です。そして、この世界でこの十字架に選ばれた者が、覇剣を手にする。ですよね?セヴェーレ・グランエッジ・ヴェスタニエ」

「あっ、はい、はい・・・・」

 巫女の側まで来て彼女の心臓がドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンと激しさのリズムのビートを刻む。

俺は世界を救うのに覇剣に選ばれる。

バルムンクとアロンディーンは、その地にて封印されている。

エメフィールはそっと見て、杖を床に叩いた。

「その辺で良いだろう、エリアーディアス・アルヴァ・オルネェー・ハートネス・パレス彼女はNOAHの遺志を継ぎ世界の創造者だ。創造は、神を創らない。もう・・・神なんて存在しない世がもうじき来る。人間が次の世界を創る。俺は、1500年前探して多く血と英雄達をみてきたが、今のエリア-ディアスは、Knghits0fDarknessに託す。お前ら、自分の十字架を受け取れ、・・・・・罪と罰だ。ノーヴェルト=オリヴァー=アルファード=ハートネスの心臓の鼓動が、お前らを導き、俺は信じる。俺は、お前らにこそ、未来を預ける。エメフィールその意味は、賢者の死だ。賢者の屍と永遠の闇の輪廻の還る場所こそ俺だ。なぁ?十字架は、彼女から貰え」

 そう言われてKnghits0fDarknessは、彼女からその蠢く鼓動に従い十字架を手に入れた。

空っぽの武器や心の奥に光が差した。

Knghits0fDarknessに輝く十字架が、武器に命を宿して世界の宇宙に光が昇っていた。

《久々の目覚めだ。我が、原初と創造の産む世界の宇宙の神を越える神を産み世界を照らす光だ。》

「よぉ、目覚めたのか?ファーゼンヴェルグ。御前が目覚めてどうよ?ん?」

《のう、エメフィール?こやつか?Knghits0fDarknessよ我は感謝する。して、セヴェーレよ、バルムンクとアロンディーンは御前が手に入れる。してオルが良い、セフィリアやクリードも魔神が我を手にられるのは論外。》

「だそうよ、クッ。ファーゼンヴェルグ。聞きてぇこったぁよ、こいつらにやらせるつもりか。髪を刈り、神に購い、世界を救うのは、人間だぞ、と」

《そうだ。神は魔神その者。我の名をファーゼンヴェルグ。その名に以て応えるが、覇剣は神を斬り、人を斬り、魔を斬り、死を斬り、生を斬らぬ。つまり生きたいと想う人間を斬らぬ剣が、バルムンクとアロンディーンなのじょ。んだが、クリードの剣は逆だ。覇剣と逆で、我は巫女に宿る。セヴェーレ、その剣で我と巫女とノーヴェルト=オリヴァー=アルファード=ハートネスを刺せ、貫け、その心に永遠の刻まれた想いをセヴェーレ、御前が神を越える。》

 セヴェーレは涙を浮かべ剣を構えたその剣に十字架を埋めて七つの魂を剣に流れ込み、セヴェーレは剣を左足で踏み込んで、その閃光がファーゼンヴェルグとノーヴェルト=オリヴァー=アルファード=ハートネスとエリアーディアス・アルヴァ・オルネェー・ハートネス・パレスの心をその剣に貫かれて十字架に想いを繋ぎ込めた。

「サンキュータツオ、俺はもう・・・・誰も・・・哀しませずに世界を救う。神をぶっ潰し、ぶっ殺し、ぶっ潰す!進撃の矢は己自身で俺は、Knghits0fDarknessとして、世界で斬る。お前ら、モン族を出てエメフィール御前を政府に送る。」

 その時、天神暦78年

     天神暦79年

世界は想わぬ方に傾き、世界はガヴェリア同盟最凶最悪勢力“冥府地獄墓守”がその混沌の異形が遂に動き出す。

 Knghits0fDarknessは、一旦政府に戻った。

「ご苦労さんタクロース」

 レミレアがハーブビールを飲みながら窓を見ていた。

手錠をかけられたエメフィールを見てレミレアが言う。

「お久しぶりです。エメフィール卿」

「賢者の死だ。御前は僕が嫌いで追い出したんじゃ無いのか?愚弄の愚息を踏み出した若者が言うことに意味NAI。」

「違うね。俺は、アンタが魔導士で危NAIからシッシッだったんだ」

「ほーう、政府に来た理由は?ヱ?」

 エメフィールは椅子に腰をかけてホットハーブスパイシーワインを飲み冥府地獄墓守についてレミレアに言うと、ハートとフレイムハートが来た。

コンコンコンコンコンコンコンコン

「居るよ」

「失礼しマンコす」

 ハートがスーツ姿で入室すると、エメフィールが呆気なくなりガヴェリア同盟傘下のタペストリーと勢力図・史料・倒し方・戦術・会員録を見たエメフィールが自分の水晶で、告げた。

「最悪だ。政府が攻められたぞ、八獄神将軍・冥府地獄墓守メェッ!お前ら、戦える者だけ居ろ、死ぬ気あるヤツは此処に残れ。」

 エメフィールがフードをかぶり部屋を出て行き杖を出して廊下中に魔法を施した。

政府の壁の外では、異形の者が集まって空が漆黒におおわれて雷鳴が響く。

「来たぞ、来たぞ、遂に・・・・」

 黒フードの男が嗤っていた。

「マスター、良いのですか?魔神は・・・・・」

「良いんだよ。CLIMAXだ。」

 セヴェーレも剣を抜いて廊下を駆け下り政府の壁に着いた。

エメフィールが本気を見せていたと想う。

「今こそファーゼンヴェルグのあるがままだな、神は神を使い創造する。」

「ええ・・・・」

 セヴェーレも剣を構えてると手が震える。

八獄神将軍が先に壁によりがかった。

「行くぞ、ガヴェリア同盟最凶の八人。」

 うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!

怒号が耳に貫き、怪物達が押し寄せてきた。

「ファーゼンヴェルグ・クロス・ディスティニー・ノーヴェルト・グレイヴ!」

 神速で、斬り、斬り、斬り、斬り、斬り、斬り、斬り、斬り、斬り、斬り、斬り、全ての武器を斬り、その衝撃波が大きくなるにつれて紅蓮の渦で獄炎が燃え上がって怪物を燃え散り、神の怒りが八人に牙を剝く。

「デッゾツィーネ・アロンディオーラネ」

 ズゴオオオオオオオンと突風の槍がセヴェーレの脇腹を貫き、足を滑らせ剣を落として外に身を投げ出した。

「ううっわああああっ!」

 エメフィールが光の橋を作りセヴェーレは助かった。

「ガンダルディキア!」

 レミレアが召喚した。

龍の姿をして騎士の姿だ。

大剣と盾。

黄金に輝く龍の姿が翼を広げて高濃度の圧縮熱をビームをはいた。

「ぐう」

 レミレアがガンダルディキアを戻した。

八人はそれぞれ囲んだ。

「Knghits0fDarkness、お前らの実力見せろ」

 七人は「YES」と返事して武器を十字架にはめた。

「だが、レミレア。Knghits0fDarknessよ言うテおくよ、ノーヴェルト・ファーゼンヴェルグどちらか言えば言い。分かったか?」

 エメフィールはKnghits0fDarknessに神能力に目覚めさせた。

「OK」

 セヴェーレは体勢を立て直して剣を大剣に変えた。

「出でよ、宇宙創造混沌の皇ッ!クライマックス!」

 眼が現れた。

その巨体は地上を覆い眼が天に浮かび漆黒の腕と黄金と紫のボディーに白い仮面に赤い十字架の顔に眼が大きく俺達を見ていた。

「斬るぞ!」

 壁を走り剣を大剣にして、青白い輝きを纏い、走り、顔の近くまで生行き剣を構えた。

「ゴッド・デス・イーター・フェイト・オブ・チェーングレイヴver5」

 神を殺す斬る技。

魔神を斬り刻み飛び移り脊髄を刺すが、眼から放たれるビームと高熱の熱波が黒コートを燃やしセヴェーレは上半身で耐えた。

「おおおおおおおおおおおっ!」

 神能力に目覚めた時に、人類は超越する。

真紅の躰に紅蓮の炎を纏い翼を広い外手髪が長く伸びて巨大な剣を構えて7000M級ヲ超す剣を漆黒と蒼白の剣を持ち壁を飛んで、眼を斬った。

「グランド・エンド・バース・オブ・ザ・ミッシング・クロス・グレイヴ・ザ・ディスティニー・フレイムハアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアットッウウウウウウウウウウウウウウウッ!」

 紅蓮の劫火と閃光の一撃に宇宙から衝撃波の威力で眼を潰し、巨体が沈み、八獄神将軍事ぶっ飛ばし政府の壁が崩落。

世界の切れ目が生じ、火山が活性化して燃え上がる大地に海が渦を巻き洪水が押し寄せ、その火山も洪水もセヴェーレの放った衝撃波で戻して吸収して剣が飲み込み、

「ううっりゃあああああああっやああっ!」とぶっ飛ばした。

 セヴェーレの活躍を見たエメフィールが杖を出して世界や政府の時間を戻し、再生した。

「面倒だけ一丁前だ。俺はそんなお前らを愛しそうだ。」

 エメフィールはどこかに行くと、セフィリアが来た。

「賢者の石は?」

「クッ。元は人間だぞ!アポフィスによって俺は甚大な損傷だったが、生きたぞ、生き抜いて御前をぶっ殺す。・・・・・・魔女の血と骨を食す。」

(混沌の魔女フレアを食ったのか?馬鹿馬鹿しい)

エメフィールは、杖を取り出して水晶がカラン、コロンカラン、コロンと床に落ちて壁の外に転げ落ちる。

セフィリアは侵蝕され、魔力が溢れ沸いていた。

「うぅおおおおっ!お、俺は魔女の魔力を纏えるのは俺だけだ!」

「悲しいなぁ・・・・」

 エメフィールは枝から水晶の剣を抜いた。

目が変わりその剣はセフィリアを捕らえた。

「魔女王の焔剣獄宰相の流星群(ヴィネィビオニーオ・テラスッサジノー・ラサヴァエラヂニ)」

 ズギュウウウウウウウウンンンンッ!

吹き飛ばされ、肋を三本折ったエメフィールはあの焔に包まれた刀の垂直の構えを避けられなかった。

セフィリアは自分の魔力を刀に流して魔女の能力が加わり、焔獄に紫煙の鮮やかな焔が、エメフィールは壁に打ち留めされた。

「ぐはっ・・あっ・・ぐっ・・・・・」

 エメフィールの援護で、セヴェーレは神能力に目覚め、神能力に目覚めた時に、人類は超越する。真紅の躰に紅蓮の炎を纏い翼を広い外手髪が長く伸びて巨大な剣を構えて7000M級ヲ超す剣を漆黒と蒼白の剣を持ち壁を飛んで、眼を斬った。

「グランド・エンド・バース・オブ・ザ・ミッシング・クロス・グレイヴ・ザ・ディスティニー・フレイムハアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアットッウウウウウウウウウウウウウウウッ!」

 紅蓮の劫火と閃光の一撃に宇宙から衝撃波の威力で眼を潰し、巨体が沈み、八獄神将軍事ぶっ飛ばし政府の壁が崩落。

世界の切れ目が生じ、火山が活性化して燃え上がる大地に海が渦を巻き洪水が押し寄せ、その火山も洪水もセヴェーレの放った衝撃波で戻して吸収して剣が飲み込み、「ううっりゃあああああああっやああっ!」とぶっ飛ばした。

 セフィリアをぶち留めしその美しい銀髪が血に染まり刀も折れて魔女能力も絶えた。

エメフィールは這いつくばって壁の内側に腰を下ろして政府を見渡した。

「見ろ、セヴェーレ・・・・」

「ん?あ?」

「闇だ。闇の根源を絶つッ!」

「御前は政府を・・・・仲間を・・・・・民を・・・・・」

 エメフィールは自分で血を止めた。

水晶に世界の十字架を示して世界最凶十賢者よりも存在を赦されず歴史上で、四人居る“巫女”に託した。

巫女は女が一人。

男が三人だが、頭が狂いNOAHを護り続けて武器作りの神と言われた職人が居る。

 エメフィールは、政府の八門を開き宇宙の六門き、地獄の七門、天国の七つの門を開き全世界の魔力を集中してピカッと光った。

「グレス・テオーラ・ノーリア・サッザヴェルトリアーム《究極創世混沌破壊滅魔法エトワール・メルノアームロンド・フィリアス・ルーメンヴェルト》」

 エメフィールは死んだ。

それこそ自分の名を魔法にした賢者の死だ。

その亡骸は政府に埋葬された。

セヴェーレは、死の間際から十字架を受け取り四人居る巫女を探すと誓った。

「セフィリアは?」

「アレを喰らったんだ。人間でも死んでいるのに息はある」

 セフィリアは運ばれていきボロボロに砕け散った肉片に、クリード達は撤退。

レミレアの状況が変わりセヴェーレは、武器を拾い上げた。

「大事な人だった。いつもソースソーダー・・・俺は不幸だ・・・・・」

 政府の周辺に警告を促した。

セフィリアは、クリードに回収されて“死の底”にて魂を呼び戻したのが、ザシュアだ。

1500年前に倒されただが、現在はシャーマンだ。冥界から無数の魂が集められ、布に包まれたセフィリアをクリードは手を握った。

「おお、セフィリア殿。私がお救い願いたいと思いこの剣に誓います。銅貨、今一度あの頃のお姿で誰もがうらやみその強さを誇っていたKnghits0fDarkness時代のアナタに敬意を!」

 皿が割れる音がした。

セフィリアが蘇る。

漆黒のコートを着て長い銀髪、彼は地上に姿を見せた。

「総員、俺は死の淵を見た。でな、みんなよ、俺はこの世を壊すと決めた。神も恐れない・・・・そう、神は俺を受け入れた。」

 セフィリアは、魔皇七帝に告げた。

「ヴァルプルギスは苦難の道だ。まずは、セーノ・クォッテラノーに向かう。」

 セフィリアは、船を手配した。

「ああ」

 死の底にタマタマ見つけたのが居た。

その頃、賢者が死んで十賢者の緊急集会にKnghits0fDarknessが呼び出された。

 セヴェーレは、十字架を握りしめていた。十賢者の一人にエメフィールの息子で、セーノ・クォッテラノーに住む人魚が居る。若き賢者で、魔導士だ。その力は父譲りだ。

「申し遅れたが、父は私に誇りだ。名をセヴェレトだ。父同じく君達に話すが、巫女は四人居る。そして、巫女は争いを御好まないエザレンティーナだ。彼女は、50000年生きてるが、姿変わらず少女のママだ。だが、私の妻が人魚だ、困ったら海への心配は頼んでおくよ」

「サンキュータツオ」

 こうして、俺は記憶を手掛かりに四人の巫女を探す。

さぁ、行くぜ!NOAHを・・・・・

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