第五十九話:清上祭・その四

「────あっ、ひあっ、あ、あっ、いやぁあああアアアアアアアアアアアアアアア!!」


 自身の喉を破る気かと思わんばかりの絶叫が冴えわたる。

 耳が痛い。鼓膜が波打つ。俺は今、耳を塞げる状態じゃないというのに。


「琴羽っ! おい琴羽!! 起きろ、目ェ覚ませ!!」

「あっ! ああっ、あああ……」

「琴羽! 起きろ!」


 その身体を強めに揺さぶってやると、やがてその金切り声の悲鳴は掠れていき、次第に枯れて止んでいった。

 じたばたと暴れる力も徐々に弱まってきた。人間、無意識だと鍛えた俺でさえ苦労する力を発揮するものだ。


「あああああ……あ、あ……。あ、あれ……え?」

「やっと起きたかよ」

「こ、ここは……? あなた、人?」


 今こうして、こいつをおぶって家まで送り届けている最中なわけだが、さっきから本当に苦労させられている。


「……近所迷惑だろ。もう夜なんだぞ」

「────あっ、え、へっ? せ、先輩っ!?」

「しーっ」

「あっ、むぐ……」


 さっきの悲鳴で、ここいらの住民の方々が顔を覗かせる前に、すたすたと歩みを早める。


 時刻は七時を回ろうとしている頃だ。

 清上祭は、もうとっくに終わっていた。


 琴羽は、おとなしく背負われている分にはとても軽かった。多分、同じ年代の女の体重をはるかに下回っているだろう。

 こうしてみて初めて気づいた。彼女の腕や足は必要以上に細く、とてもじゃないが健康的とは言えない。

 普段からあまり、飯を摂らないのだろう。分かっていても固形が喉を通らない経験は、俺にもある。


「えと、私……どうしてたの? えっと、先輩とはぐれちゃって、それから……」

「一人でうずくまってるところを千夜川に助けられて、二階の窓から落ちそうになったお前を夕平が助けたんだ」

「……ええと?」


 覚えてないのか。

 まあ、その反応は正しい。

 俺が駆けつけた時には、こいつは既に宙ぶらりんになって気絶していたのだ。

 一体何がどうしてそうなったのかと問いたかったが、それどころでもなかった。夕平と一緒に引き上げて、保健室に連れていった後、祭りが終わっても起きない琴羽を家に運ぶことにしたのだった。


「あ、ああ……う」

「どうした?」


 すると、琴羽が苦しげなうめき声をあげた。


「思い、出してきた……あの後、機械だらけで混乱して……はたかれた後落ちそうになって……そしたら、あの、機械に手を掴まれて……」

「ああ、そうか」


 いまいち要領を得ない彼女の言葉から、あの時の状況に大体の想像を働かせて察しをつける。

 いくら自分を助けた夕平でも、琴羽の目には同じ忌むべき機械にしか見えないわけで。

 自分が落ちる危機と機械に手を掴まれている恐怖、両方に苛まれたのだろう。自分を助けた夕平の顔すら認識しなかったかもしれない。


「……怖い思いさせちまったな。すまん」


 そして本来、それを助けてやれるのは────落ちる琴羽の手をとるべきだったのは、俺だった。

 こいつの対人恐怖症をどうにかするのも、一つの目的だったはずなのに、これでは逆効果になったかもしれない。


「そんな、先輩は悪くないよ! ……むしろ、あたしの方こそごめんなさい。あたしが悪いの。勝手に飛び出しちゃって……離れちゃって」


 すっかり落ち込んだトーンの囁き声が、耳朶をくすぐる。

 歩きながら、この暑いなか背中で密着しているこの小さな少女と会話を続けた。


「ああそうだ、そこは反省してくれ」 

「あう。……ごめんなさい、先輩」

「何を見たんだ? 確か、機械じゃない人間がいたんだろ?」

「……ごめんなさい。それ、分かんない。遠くからだったし」


 まあ、そうだろうな。

 見失ったから一人で泣いてたんだろうし。


「見たのは確かだな? 男か女かどうかは分かるか?」

「ううん……遠かったし。一瞬だけ見えただけだから」 

「……もう一つだけ。お前が一人だった時、近くに千夜川っていう女がいたんだが……分かるか?」


 返ってきたのは、無言の沈黙。

 それで十分、語るに落ちる決定的な答えだった。


 姿


 こいつが遠くから見えたという人影も、恐らくは桜季だったのだろう。もしかすると四人目……とも考えたが、住人の稀少性は俺がよく知っている。状況的に、可能性は低い。


 ────そう、清上祭は、つつがなく終わってしまった。

 ほんの少しの掛け違い、多くの偶然の一致で、失敗に終わってしまった。


 全てが空回り……こんなことがあっていいのかと頭を抱えたくなるほどの不運の連続と失態を犯して。

 いくら『準備』の方にも時間を割かれてしまっていたとはいえ、出来たことは最低限のことだけ、か。


 本当なら俺の狙い通りになるはずだった。

 いのりに会った時、あの時。あの時に俺は、いのりに桜季を呼び出してもらって、琴羽と会わせるつもりでいたのだ。


 琴羽が飛び出さなければ。人混みが必要以上に混雑していなければ。

 ……いや、こうなるリスクはあった。だからこそ、写真ではなく直接会わせる選択を選んだのだ。リスクを承知で、それでも写真では確証が持てないと考えた結果だ。


 これでもう、本当にこれ以上やれることは無くなってしまった。この状態で、俺は桜季との『決着』に臨まなければならない。


 だが、悲嘆にくれているわけではないし、そんな暇もない。

 そもそも、琴羽の存在は俺にとってもつい最近まで想定外だった。単に、桜季に対する手数が、皮算用のまま潰えてしまったに過ぎない。


 もちろん、もう少し時間があれば、とは思っている。

 結果論として、もっと上手くやれたのではとも思わざるを得ない。

 

 しかし究極的には、最後にものを言うのはお互いの肉体なのだ。決着に向けての俺個人の『準備』はとうに出来ている。

 なにも、俺自体に何かしらの支障をきたしたわけではない。だから、巻き返しは何とでもなる。

 月並みな言い方だが、ここまで来たらもう出来る出来ないの問題じゃない。やるしかないのだから。


 ミスはあったが、最悪ではない。ただ、それだけだ。


「先輩……?」


 そう考えていると、しばらく黙っていた琴羽が口を開いた。


「ん? 何だ」

「……ごめんなさい」

「……それはもう何度も聞いた。それに、お前を助けたのは夕平なんだから、謝るんなら俺じゃなくてあいつに────」

「違うよ、そうじゃなくって!」


 先ほど大声をあげすぎたせいか、声帯がひきつったような乾いた声が跳ねた。


「あ……っ、ごめん、なさい。本当に、ごめんなさい……」

「おいおい、どうした急に。お前らしくもない」

「だって! 先輩はっ……!」


 激しく口を衝いて出た言葉を、辛うじてぐっと堪えて呑み込んだような気配がした。

 何かを言おうとして、踏みとどまったかのような。


「……俺は? 俺はどうしたって?」


 俺は、出来るだけ柔らかく、神経を逆撫でない声音で尋ねた。


「…………」

「……琴羽?」


 思わず黙りこくると、琴羽は背中でわずかに身じろぎし、ほんの微かに息を吐いた。

 少しだけ、俺を掴む腕の力がぎゅっと強くなった。

 より俺達の距離は近くなる。とくとく、と背中越しにやや早い拍子で心臓の音が伝わる。


「なあ、こと────」

「……あのね、先輩」


 やがて、雫をぽつりと落とすように、こう呟いた。



「先輩は────あたしのことって、どう……思ってるの?」



◆◆◆



 第四十二回清上学園祭は、大きな波乱こそあったものの、全体としては良い盛り上がりを見せて終幕となった。

 それぞれの場所で行われた催しは活気を見せ、生徒会と実行委員の指導の下、粛々とその後片付けも済んでから他生徒は下校と相成った。

 そして明日からは、清上学園は学生待望の夏休みが始まる。


「皆さん、今日は一日本当にお疲れ様でした! 今日を無事送ることが出来たのは、なによりも皆さんのおかげです。ご協力ありがとうございました!」


 最後の締めとして、高校生徒会長の桜季が深々と頭を下げた。

 まさに今年の祭りの立役者であり、何があっても平静で行事をつつがなく終わらせきったのは、彼女の功績によるところが大きい。


 それは、ここにいる二十数名の役員・委員全員の周知の事実であった。

 グラウンドの真ん中で、祭りの最中に出てきたゴミや段ボールなどを利用したたき火をぐるりと囲っている彼らは、全員が桜季の方を見ている。少し離れたところで、教師が数名その様子を見守っていた。

 そしてその中には、中学生徒会長の祈もいた。桜季と祈が中高それぞれのトップとして指揮する今年の清上祭は、清上学園が本式の学祭を催すこととなった数年間で、過去一番の祭りだったと語り継がれることだろう。


「それでは皆さん、お手を拝借」


 よーおっ、の掛け声の後に、今日の裏方を務めた全員が合わせて柏手を一本鳴らし、彼らも遅れて解散の運びとなった。

 わいわいと話し声が弾み、めいめいが気が抜けたという風に笑いあう。


 夜も更け、他の学生が帰った後の学校は静かで、たき火の弾ける音がよく聞こえる。


「ふう……」

「お疲れ様です、千夜川先輩」


 すると、いのりが真っ先に桜季に話しかけてきた。


「ああ、柳月ちゃん。お疲れ様。終わっちゃったねー」

「はい。色々ありましたが……」


 桜季は、祈の言いたいことをすぐに把握した。

 被せるように口を開く。


「多分、あの女の子……琴羽ちゃんだっけ? あの子のことは大丈夫だと思うよ」

「えっ……あ」


 これは彼女の癖で、相手の言いたいことを先読みして、相手が話す前に話を繋げてしまうことがたまにある。


「あ……えっと、ごめんね。柳月ちゃん、気にしてるんだろうなと思って」

「あ、はい……そのことで訊きたいことがあったのですが……」


 内心で、しまったなと舌を出した。

 気を付けていても、ついやってしまう。しかもここ最近は特に、こういうことが増えてしまっている気がする。

 それで一度、あまり自分を知らない後輩の女の子を怖がらせてしまったこともある。気を抜くとこうだ。


 彼女にとっては他人との会話は、言ってしまうとまだるっこいものなのだ。


「……あの子、相川くんにはとても心を開いてるらしいから。病院に連れてくよりも彼に任せた方が良いでしょ」

「そうですね。とても仲が良さそうでした」


 今回の清上祭は、確かに万事滞りは無かった。ただひとつ、事故的な例外を除いて。


 もしあの時が、清上祭の終わり際の事でなかったら。

 もしあの時、そのまま落ちて琴羽が怪我を負っていたら。

 もしあの時、夕平がいなかったら。


 下手をすると、来年からの清上祭開催にも支障が出ていたと考えられる。


 夕平が助け、桜季が現場で周囲を落ち着かせ、祈は乱れかけた生徒会役員や委員会の人間の手綱を引き、指揮を取っていたから一連の騒ぎを抑えること出来たのだ。


 祈は祈で、桜季と離れたところで彼女の役割を果たしていた。

 三人のうち誰かが欠けていたら、この清上祭の成功は無かったはずだ。


 清上祭が無事終わったのもその三人、そして特に、『ある人物』の力あってのものだった。


「……それに、あの後ね。大宮社長がやって来てさ。後は任せろ、って。あの人がいなかったら、清上祭を無事に終わらせることは出来なかったと思うよ」


 彼の対応は迅速だった。 

 テレビ局の男達数名はすぐさま逃げられないようにしてから拘束され、姿

 学校には監視カメラも備わっていたため、その公明正大な釈明もそう難しいことではなかった。


 当然の流れとして、悪い心証は全てディレクター及びそのスタッフ数名に集中する。むしろ清上学園側の桜季と祈の判断を快く賛辞する流れが生まれた。

 つまり、事故の責任を自然かつ一方的に彼らに押し付けた形となる。

 

「まあこの一週間は学校も自粛閉庁するみたいだけど、ちょうど夏休みだからね。ちょっと早いお盆閉鎖みたいなものかな」


 現在、その場は何とか理解を得られたものの、事故の概要を改めて世俗へと公表するというのが学園の意向だった。世間への体裁(イメージ)として、薄暗いところを作るわけにはいかないのだろう。

 そのために、一応の措置としてこの一週間の学校閉鎖を行い、全生徒と教員の登校・出勤を急遽差し止めることでその対応としたのだった。

 

「そう、ですか……」

「……あんまり、気にしないほうがいいと思うよ」


 が、その話を聞いて、どこか腑に落ちないというように考え込む祈にそっと告げる。


「……何か、知ってるのですか?」 

「ううん、分からない。まあ、大宮社長が何かしたのかな、としか」

「そう、ですか……」


 納得したのかどうなのか、重たげに顎を下げて祈が頷いた。


「……そんなことより! ね、これで明日から夏休みなんだから、忘れてパーっとしようよ!」


 気のせいだ、勘ぐりすぎだろうと、自分に言い聞かせるように祈に笑いかける。


「そうですね……千夜川先輩は、これからどうされるのですか?」

「私? あー……」


 これから、というのは、今から生徒会と委員会の人間で打ち上げ会という名目の食事会という話が持ち上がっていたのだ。

 だが、


「ごめんね。今日は、待たせてる人がいて」

「そうなのですか……」

「私の代わりに楽しんできてよ、柳月ちゃん」

「私は、ですが……」

「ほら、みんな待ってるよ。ほらほら、行っておいでよ!」


 少し腰が引けている祈を、ぐいぐいと背中を押してやる。

 祈は当惑した様子だったが、この祭りを共に盛り上げた委員達と桜季とを視線を交互に移してから、小走りで彼らのもとへと向かっていく。


「…………」


 しかし最後に、くるりと振り向いて────


 ────


「先輩、また今度────です」

「……柳月、ちゃん?」


 そして今度こそ、打ち上げを行う集団のなかに、彼女はちょこんと混じって学校から去っていった。


「……普段からああいう顔してたらもっと可愛いのに」


 残された桜季は、その様子をぼうっと眺めながら呟く。

 かがり火は既に燃えきって、間もなく燻り消えゆくだろう。


「そう思わない?」


 そのわずかな火に照らされた人影が、ぬっと桜季のそばに近寄った。

 その『彼』こそ、桜季が待たせていた人物その人だった。


「────ああ。今の、相川に見せてやりたかったよ。あの仙人のあいつでも、顔赤くしたかもしれなかったよな」



◆◆◆



 今更、恋だの愛だの盛りっ放しの少女マンガよろしく、いっぱしに顔を赤らめたりなんてことはしない。


 いくら外見だけは立派に高校生相応であっても、その中身はいい歳こいた年寄りだ。

 間違っても、こいつのことを歳相応に愛しく思うことも、情欲を抱くようなこともない。


「どう思うって、そりゃお前……なんだそりゃ、藪から棒に……」


 最初に浮かんだ率直な感情は、まず何よりも困惑だった。


 まるで告白一歩手前のような言葉。密着するお互いの身体。そう受け取られてもおかしくはないシチュエーションだ。


「そりゃ、お前……そういう意味、なのか?」

「……分かんない」


 消え入りそうなその言葉に、足が止まってしまう。


 こいつは、俺を男として見ていたということか?

 何故? 何で? 俺が機械じゃなかったからか? 

 こいつに気に入られていたことくらいは分かる。というか、とにかく気に入られようと『唯一の理解者』の立場に懸命に励んでいたのだから、むしろそうでなくては困るくらいだ。

 

 しかし、その行為に琴羽への恋情は無い。

 こいつと仲良くするのは、道具を手入れするのと同義だ。

 そして琴羽にとっても、俺は所詮、自分が生きる上での慰みでしかないのだろうと思っていた。


 お互いがお互いを利用し欲する、それぞれの利己と利己の重なるギブアンドテイクの関係だと思っていた。


「分からないって……」

「分かんないよ……そんなの、あたしも分からない。好きは好きだよ? でも……そういうことかもしれないし、違うかもしれない」

「…………」


 だからこそ、戸惑う。

 思いもしなかった明け透けのないその感情に。利害もへったくれもない純粋な想いのままのその感情に。

 

 それは恋だろと言えばいいのか?

 それは勘違いだろと言えばいいのか?


 俺には、とても分からない。


「……ね。ちょっとそのまま、聞いてくれる? 歩きながらでいいから」


 脈絡なく、琴羽がこう口火を切った。


 こいつはさっきから……一体どうしろというのだ。ここで何をしようというのだろう。

 そして、俺に────何を求めているのだろう。


「お前、一体────」

「お願い。……聞いて、欲しいの。先輩には」

「……分かったよ」


 まるで、おぶっているこいつの体重が重くなったかのようだ。

 この微妙な空気感のなかで、俺にそれを止める術はなかった。


「……私ね、本当は養子なんです。尾崎家の血の繋がりの無い、小森の家の一人娘だったの」


 ────そして、その口から紡がれるのは、一人の少女のお話だった。



◆◆◆



 清上学園、学園長室での会話。



「…………」

『……あのね、セイドウ。そちらから掛けてきておいて無言で押し黙られても、どう返したらいいのか分からないよ。イタ電かと思うじゃない?』

「うっせー、この日本の誰でも知ってるこの俺様を足で使いやがってよぉ! 言っとくがな、こいつぁ貸しだかんな! 後で利子つけて返してもらうぞコラ!」

『うるさいなあ……悪かったよ、協力ありがとうね』

「ったくよー、お前は知らねーだろうが、日本にゃ親しき仲にもなんとやらっつーありがたいお言葉があってだな……」

『でも立ってるものは親でも使えって言葉もあるだろう?』

「……ちっ、相変わらずの屁理屈ポンチめ。まあ、いいさ。やるこたちゃんとやってやったよ。

『お疲れ様。これで準備が整ったよ。急いで部下を向かわせよう。「彼」にも、そのことを教えてあげないとね』

「……今でも信じらんねえよ。俺の母校で、そんな血みどろの殺し合いなんて狂気の沙汰が起きるなんてよ。もし本当なら、止めらんねえのが情けねえったら」

『残念だけど、それは誰よりも当の「彼」自身が許さないと思うよ。その身に宿す執心は、尋常じゃない』

「どうして分かる?」

。経験した過去をずっと根に持って生きてきた人間だから。熟成されて燻った人の復讐心は侮れないよ。だからこそ今まで────長いループやイギリスでも生きてこれたんだと思うけども……』

「……なあ、どうしてそこまでそのガキに肩入れする? お前ほどの男がよ」

『うーん。……強いて言うなら、弟の頼みだからね』

「は? 弟だあ?」

『そ。しかも、借りまであるんだ。もちろん、ちゃんと返すよ。────僕に冠された、マクシミリアンの名に掛けて、ね』


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