第30話 違和感の正体
おじちゃんが明らかに痩せている。以前はもっと丸々と太っていたはずだ。
私が幼稚園児だったころ、おじちゃんのふくよかなお腹をつまんだり、頭突きをして遊んでいた記憶がある。現在は昔のようにお腹は膨らんでおらず、ベルトの上にちょっと肉が乗っている程度だった。
「よし、書けた。これで良いか?」
「うん。ありがとう」
私はおじちゃんからかかりつけ薬剤師の同意書を受け取り、内容を確認した後「これから宜しくお願いします」と頭をさげると、おじちゃんもそれに答え「こちらこそよろしく頼むよ。じゃあ、また来るな。あぁ、体痛ぇ」と、言って腰を押さえながら薬局を出て行った。
おじちゃんは、どうして痩せちゃったのだろうか。
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