神様は必ず、いる

@tonsukelove

第1話

僕は高校一年生のいたって普通系男子。

人生って色々あるもんだ。

小学生の時には骨折したり、サッカーしてたり。

中学生の時には恋をしたり、部活に励んだり。

産まれた時から人生波ありだ。

でもね、ふと思ったことが今ある。

「神様は必ずいる。」


僕は中学生の時に友達にケガをさせた。

それもひどい話、少しからかわれている友達をトイレに連れ込み、集団で殴ったのだ。

そんなことも忘れていた頃、彼女の目の前で同級生の友達に僕は殴られた。

そんな時僕は思い出した。

あの時のバチが当たったんじゃないかとも思ったが、そんな偶然もないだろうと、至って平然に過ごしていた。


そんなことがあった数日後・・・

僕はゲームセンターに通っていたのだが、きっと忘れ物であろう筐体の上にあった財布を拾った。

もちろんお金が必要だったから、トイレに隠れて、中身を取ってしまった。

その時異常なほどの罪悪感は感じていたが、1人で抱え込み、その日も終わった。

その1年後の出来事である。僕は中学校

3年生の時だろう。

放課後になり、リュックに鍵を入れていたのだが、いつもならあるはず。

でも見つからない。

僕は慌てて警察に届けを出しにいった。

家に入られてしまう可能性があったからだ。

そして家に戻ると、見事に財布がない。

引き出しも開けてある。明らかに同級生の誰かが家に入ったのだとはわかっていた。

しかし、その財布、つまりお金が戻ってくることはなかった。

僕はまた思い出した。あの時財布取ったから取られたんじゃないかって・・・

そして僕は薄々気付いていくのである。


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