サッカー練習の帰りに立ち寄った書店で大きなスポーツバッグをぶつけないように注意しながら目的のエリアへ進む。

絵本を返すついでに、絵本を貸すのは面白そう。絵本読むのは何年振りかな。あー、こんなのあったね。

書店の絵本エリアで、高校生が吟味している様子はさぞかし滑稽だろう。

あ、あの本は昔見たことあるかも。絵柄が特徴的だったよね。最近のはタイトルから面白いのがあるね。

いやー人にプレゼントするときは自分がもらって嬉しいものっていうのがテッパンだけど、なかなか自分がもらう絵本てのは考えられないなあ。

元気になってほしいな。これなんか悪くない。魚の綺麗な絵のやつだ。棚の端っこの端っこにあるし、みんなから忘れられてそうだけど。可愛いからこれにしよう。

裏表かわいさを確認しつつ、値段を見ると、おぉえくすぺんしぶ。

高校生の小遣いはそんなに自由効かないけど...。たまにはいいよね。

しっかりラッピングしてもらおう。

ウチは両手で絵本を抱きかかえるように持った。

ふゆみんの曇り空は晴れそうかな。

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