第14話

私が孤独を抱えてしまったときから何日経っただろうか。

心にぽっかりと穴が空いてしまった。幾度も埋めようとしても、どんどん心は離れていく。今日も朝からどんよりと曇っている。

授業では自分を今までを水の泡にしてくれる。毎日唖然としている間に日々が過ぎていく。そして曇り空のまま、また放課後を迎えた。


もう、明日から私はいらないかな。

そんなことを考えていると、私とは程遠い明るさの化身の友人に話しかけられた。

「ふゆみん。だめだ、...何かあったのは、わかってたけど、聞きづらいわ」

私の顔色を伺いつつ、自分の意見を淡々と言う。彼女の素直さに憧れる。

「もうダメかもしれない。」

今までの気持ちが溢れ出てくる。

「なんでうまくいかないんかな。私も頑張りたかったのに、いろいろ工夫してたのに、みんなと並びたかったのに...。」

文字すらも見られなくなったなんて言えない。

「...ウチは簡単に『大丈夫だよ』なんて言えないけど、ウチはふゆみんのこと一人にしたくないよ。

何かあったら、助けたいし、だからウチにも話してほしい。」

やはり優子にはかなわないなあ。

ぼやけた視界のなか心で呟いた。

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