第159話 順番待ち
わたしが寝る前のことだった。わたしが寝る準備をするために、寝室に出たり入ったりしていたとき、猫が寝室の扉の横にいた。わたしの出入りを邪魔しないように扉から少し離れた場所に佇んでいる。わたしは「どうしたの?」と声をかけるが、猫はわたしを見上げるだけだ。そしてわたしの寝る準備が調いベッドに座った。すると猫が寝室にすっと入ってきた。そしてそのまま猫用トイレに入って行った。
どうやらトイレに入るため寝室への出入りの順番待ちをしていたらしい。
猫が寝室に入るのを躊躇うほどそんなにわたしはドタバタしていただろうか。
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