第160話 寝るとき
わたしの掛け布団は羽毛布団だ。夜猫と一緒に寝るとき、まずわたしの体の上に乗る。それからわたしの体の横へ移動する。最近はわたしの体の上ではなく横にぴったりと張り付いて寝る。
しかし羽毛布団はふわふわしている。そうすると猫がわたしにくっつきたくても布団に阻まれる。だから猫は掘る。わたしとの隙間をなくすため、わたしの体の横の羽毛布団を掘るのだ。トイレの砂のように掘り少し窪みが出来たところに横になり、わたしにぴったりとくっつく。
猫の仕草ややっていることはとても可愛いのだが、羽毛布団が破れないか心配だ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます