第142話 どこ?
ある朝というか夜中だがわたしは目が覚めた。猫に起こされたのだ。仕方なく猫に少しだけごはんをあげると、わたしはごみ捨てに外へ行った。そしてまだ起きるには早い時間なので寝ることにした。その時猫の叫び声がした。わたしは驚き、猫がいるだろうリビングへ行った。しかし猫の姿はない。わたしは何度も猫の名前を呼ぶが応答はない。どうするべきか。だが猫が家の中にいるのは確実だ。わたしは再び自分のベッドへ向かった。するとまた猫の悲痛な声が聞こえた。どこかに入り込み出られないのでは⁉わたしはまた猫の名前を呼ぶが応答はない。
まさか!わたしは、洗面室の扉を開けた。すると猫が出てきた。「〇¥△§$」「∞£&@」猫は訳のわからない言葉を発しながら、わたしにすり寄ってきた。「怖かったよ」「ひどいよ」とでも言っているのだろうか。わたしがごみ捨てに行った後、洗面室で手を洗った時に一緒に入り込んでしまったのだろう。後ろに気をつけなければと思っていたのに……。猫には可哀想なことをしてしまった。猫はしばらくわたしの側を離れなかった。
今度こそ後ろに気をつけよう。
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