第140話 寝る場所(猫視点)

 そろそろ夜もふけてきたわね。ウチの人のベッドへ行かなきゃ。

 あたしは猫。いつも夜はウチの人のベッドで寝てあげているのよ。一人でベッドに寝るなんて、場所も空いてるし、あたしが寝てあげないとウチの人が可哀想だもの。やっぱりあたしってデキた猫ね。

 さて、今日はベッドのどこで寝ようかしら。うーん、やっぱりウチの人の足の間がイイわね。なんて言うのかしら。あたしの体にフィットするのよ。それに寒い時は、暖かいから特にイイわね。というわけで、今日寝る場所はウチの人の足の間に決めたわ。


 よっと。


 あら、少し狭いわね。


 ぐりぐりぐり


 あぁ、この感じよ。あたしの体にジャストフィットね。申し分のない寝床だわ。

 これでゆっくり眠れるわね。


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