依頼#9対決(後編)
レンは、石田を追って廃墟に行こうとした時、数発の弾丸が車を撃ち抜いた『何処へ行く!クソガキ!お前は、ここで始末するよう言われている!』と武装した10人の殺し屋達が行方を妨げた。
『おじさん達こそ、そこ邪魔だよ。のいてくれないかな?』とレンがリボルバーを構えよとした時、『レン様、ここは私に任せてください。早くアイリの援軍へ行ってやってください。』執事が車のトランクからマンシガンを取りだしながら言った。
『君一人で大丈夫なの?』とレンが問いかけると『私は大丈夫です。ちゃんと手を打っております。』と執事が笑顔で言った。レンは、何かを察知したのか、『じゃ後よろしく♪』と笑顔で言うと廃墟に向かって走り出した。
『おぃ待てぇ!奴を追え!』と先頭に立っていた殺し屋が後ろの殺し屋達に指示した時、執事が殺し屋達の前を塞いだ『これからは、私達が相手しますよ。』執事が肩にマンシガンを置きながら言った。『お前一人で俺達を止めるってのかー』殺し屋の男がニヤニヤしながら言うと後ろにいた殺し屋達が執事を囲んだ『ここまでだな』と殺し屋達がマンシガンを執事に構えると
『フッ。誰が私、一人と言いましたか?』と執事が手で合図した瞬間、周りの殺し屋達が次々に倒れていった。男が慌てて周りを見ると暗闇から武装した執事達がゆっくり歩いて来た。男は、急に現れた執事達にもっていたマンシガンを投げつけて、何処かえ走り去って行った。執事は、仲間の執事達に男を追うように指示した。
そしてレンが走しって行った方を向き静かに一礼すると執事も男を追った。
その頃レンは、アイリの逃げた廃墟の近くに来ていた。すると暗闇からレン目掛けて大きな斧が飛んできた。レンは、すかさず斧から逃げた。すると暗闇から手を叩きながら大男がゆっくり歩いて来た『さすが、最強と言われし殺し屋、この程度じゃやはり当たらねぇか、フッ、面白いじゃねぇか!』と大男が地面にめり込んだ斧を軽く持ち上げながら言った。『いやいやそんなことないよ、あれ避けるの凄く怖かったんだよ。ほら見て足も笑ってるよ♪』とレンが笑顔で言った瞬間、大男が再び斧をレンに投げ付けた『おぃ、ガキ!ニヤニヤ笑ってんじゃねー!しゃくに触るんだよ!』と大男が甲高い声で怒鳴った。レンは、大男に向かって『おじさん子供に本気出すとか大人気ないよ?』と笑顔で言った。大男は、斧を持ち上げ『だから笑うんじゃねぇ!』とレン目掛けて斧を振り下ろした。レンは、リボルバーで応戦しようと構えた瞬間、リボルバーが手から滑り落ちた。レンは、急いで次のリボルバーを懷から取り出そうとしたが斧が間に合わない。レンは、両手で頭を防いだ。大男は、レンの行動に築きニヤケた顔で斧を振り下ろした。
『やれやれ、レン様あれほど言っているではありませんか、戦場で気を抜いたら殺られますと』一人の執事が大男の斧を人差し指で止めていた。『テメー何者だっ!』大男が怒鳴った。『やれやれ、この方もうるさいお方だ』レンは、ゆっくり目を開けるとそこにはアウロが立っていた。『アウロ!なぜカナダに居たんじゃないの?』とレンが嬉しそうに言った。『アイリから緊急要請がきたので急いで来てみれば、レン様がこのデカブツ様と戦っているではありませんか、しかも危ない所だったのでつい手を出してしまいましたが!』とアウロが斧を軽く押し倒しながら言った。
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