依頼#4任務失敗!


石田は、ファイルを差し出した。

『あのね、おじさん?土地を買いたいんだけど広い土地を売ってる所無いかな?』と笑顔でレンが尋ねた。

『あっそれなら2000坪の土地が有りますけど結構な値がつきますよ。』と石田がファイルをしまいながら言った。

『どれくらい?』

石田は、5本の指立てた。

『500円!』

『5億です』石田は、苛立ったように答えた。

『分かった。5億だね。ねぇーアイリ、アウロに12億送る様に言ってよ。』と隣に座ってるアイリに言った。

『承知いたしました。』そう言うとアイリはどこかに電話し始めた。そして数秒後

『現地に送ってくれるそうです。』とアイリが言った。

『うん、ありがとう♪じゃ、おじさんその土地まで行ってよ。』とレンが笑顔で言った。その頃エリナは、レンの膝でぐっすり眠っていた。

石田は、車内電話で運転手に行き先変更と伝えていた。

それから数時間後レン達を乗せた車は、広い平原に着いた。『着きました。ここが売り出している土地です。』石田は、メガネをかけながら言った。

レン達は、車から降り景色を眺めてると一機のへりが着陸して来た。ヘリから大きなアタッシュケースを持った男がレンに近ずいて来た『レン様、アウロよりお預かり致しました。12億でございます。』男は、アタッシュケースをレンの前に置いた。

『ありがとう、』レンは、笑顔でお礼するとアタッシュケースから5億円を取りだし『ハイ、5億これでいいかな?』と石田に訪ねると石田は、『ハイ、確かに5億いただきました。』あっさり事が進んだので石田は、何も言えずにその場に立っていた。

レンは、アイリとエリナそれぞれ指示を出していた。

『じゃあ僕とアイリは、拠点と色々な施設造り担当ね。』『でエリナは、へりで街まで行って弾丸と武器の購入あと軽く食べ物もお願い。武器の事はアイリに聞いてさ、お金はこれね』とエリナに数個の札束を渡した。

エリナは、しぶしぶ頷くとアイリから武器の購入方法聞きへりでその場を後にした。

レンは少し石田と話し、石田は車に乗り、去って行った。アイリは、多彩な業者をよび拠点に建てる作業に既に取りかかっていた。

その頃エリナは、一人で秋葉原に来ていた。(はー、レンと一緒に買い物に行きたかったのになぁ)と思いながらレンから頼まれた物を買い回っていた。すると少年達がエリナに近ずいてきた。『ねぇ、ねぇ君、可愛いね♪どこ行くのー俺達と遊ぼうよ♪』三人の少年達がエリナにナンパしてきた、エリナは、無視して歩くスピードを早めその場を立ち去ろとした。『君、無視しないでよ。俺達、怒ると何するかわからないよ。名前何て言うの?ねぇてっばー』少年達は、しつこくエリナに迫る。エリナは、ゆっくりと振り返り『消えろカス』そう言うとその場を去って行った。

少年達は、少し引いたが再びエリナを追いかけた。『君、気が強い娘なんだね♪俺そう言う娘タイプなんだ。』少年達は、諦めずしつこくエリナを追い回す。エリナは、少年達を引き付けたまま裏通りへ走って言った。

『何、何俺達を誘ってるの』少年達は、エリナをからかいながら追い回す。

エリナは、少し走った所で立ち止まり、少年達の方に向く。少年達は、少し距離を取って立ち止る『何、遊ぶ気になったの?』真ん中に立ったてる少年がニヤケながら言った。するとエリナが腰の小さなポーチからナイフを数本取りだした。

『ボク、言ったよね?消えろって』エリナは、鋭い眼で言い放つ。

少年達は、怯みせず走り出した。『この野郎、調子にのるんじゃねぇ。』少年達は、握りこぶしを造りエリナに襲い掛かる。

少年がエリナに少し近ずいたとき少年達の前に八本のナイフが地面に突き刺さる。少年は、動きを止め『お前、俺達を殺す気だろ?』少年達は、エリナを睨みながら言った。

『何言ってるのこれは只の警告、次は当てるよ。』エリナは、殺気の満ちた眼で言った。

『ふざけるな!なめんじゃねぇ』と少年が動き出した瞬間真ん中の少年の頬をナイフがかすり後ろの壁に突き刺さった。その見えない動きに後ろの少年達が逃げ出した。『ねぇ君の友達は、逃げちゃたよ君はどうするの?まだ続ける?』エリナは、笑顔で言った。

『こんな野郎の相手出来るかよ。』その言うと少年は、逃げ出した。

『ボクは、野郎じゃないよ。』そい言いながらナイフをポーチに仕舞った。辺りは既に日が暮れており、エリナは急いで買い物の続きを始めた。エリナが全て買い物を終え、拠点に帰った頃には既に辺りは暗くなっていた。なんにも無かった平原に普通の民家一件立っていた。

エリナは、両手いっぱいの荷物を持ち家に入る。レンの顔を見たエリナは笑顔が戻っていた。

そして次の朝、レンは家から持って来た仕事着に着替え、中ぐらいのアタッシュケースにショトガンとスナイパーを入れ最後に大きな包みを入れた。

昨日エリナが買って来てくれた胸用の銃ホルダーと腰用のホルダーをセットし、ベルトかな10万ボルト付きの警棒を装備した。胸と腰に二丁ずつ銃を装備し最後に黒色の長いコート羽織り、護衛対象がいる学園へ向かった。

学園には既に生徒が登校しており門に生徒会の椀書着けた。登校してくる生徒に挨拶をしていた。そんな中カラスの様に真っ黒なコートをきた中学生ぐらいの少年に回りの生徒が注目していた。レンは、回りの目も気にせず、学園長に挨拶するため門を通り抜けようとした時、『ねぇ、君、此処は君が来る学校じゃないよ。早く学校行きなさい。』と一人男子生徒が注意してきた。レンは、一息付くと『ごめんなさい、お兄ちゃん、でもね僕ここの学園長と理事長に話しがあるだぁ、だから早く行かなくちゃダメなの。』とレンは、笑顔で言った。

『それでも君が』と男子生徒が言いかけた時、一台の車が学園の前に止まりフードをがぶった四人の男達がマンシンガンを連射しだした。生徒は皆しゃがみこみ生徒達の悲鳴が飛び交わしていた。レンは、注意する少年に『皆を避難させて!こいつらは僕が始末する!』そう言うと銃弾が雨の中を飛び交う。男達は、レンに的を絞り、集中射撃を始めた。レンはヒラヒラと銃弾を交わしまくる。男達は、やけになり撃ちまくるが当たらない。その時、男達の後ろから二人の女子生徒が走ってくる『茉音!急いで遅刻する!』『待ってよー!』二人の女子生徒は何も知らず学院に近ずいていた。レンが二人に築き『伏せろ』と大きな声で叫んだ。前を走っていた女子生徒はとっさに伏せたが聞こえなかったもう一人の生徒はそのまま走ってくる。男が走る女子生徒めがけて数発の銃弾を発射した。レンは、リボルバーを抜き何発か撃ち落としたが、最後の一発の銃弾が女子生徒の胸を撃ち抜いた。女子生徒は、唖然とした顔でその場に倒れた。レンは、二丁のリボルバーを両手に持ち車の運転手から連射する男達の眉間を全て撃ち抜いた。

『茉音?!茉音!!、いやぁぁぁ!』女子生徒が倒れた女子生徒に近ずき泣き叫んだ。レンは、急いでその場にへ駆けつけた。生徒会の男子生徒が後ろから駆けつけ、救急車に連絡していた。レンは、血で真っ赤になった学生手帳を開くと顔写真と1年4組15番、岸谷茉音と名前がかかれていた。

レンはこの時初めて、撃たれた女子生徒が茉音だと知る。任務失敗。




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