第16話
闇夜よりも暗く、光さえ存在しない黒く塗り潰された漆黒の世界。
そこは『無』という言葉が相応し過ぎるほど何もなく、ありとあらゆるものが全てを奪われていく。
そんな静寂に包まれた世界に突如まるで水面のように波紋が広がった。
波紋は呼応し、次々と新たな波紋を生み出していく。
そして、何もなかった無の世界に不気味に輝く赤い光が幾重にも現れ、憎悪を吐き出すかのような咆哮が世界を震撼させた。
まるで、世界を終焉に導くかのように――――
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます