第15話

「雪姫の捜索に手を貸して下さいませんか……?」


 その言葉を耳にした瞬間。

 ドテッと思わず転げてしまう。


「雪姫って……あれ? 一ヶ月程前にドラゴンを倒したとか、どうとかっていう……?」


「はい、そうです。流石はお姉様ですね」


 いや、流石も何も今一番注目されてる話題でしょ。


 それ以前に探している人は目の前にいるんだけど……。


 とりあえず————


「どうして雪姫を探しているの?」


 と尋ねてみた。


「はい。実は……」

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