悪魔を食べた猫

雪村

序幕:私は猫ではない

私は猫ではありません。

あぁ、この車と呼ばれる鉄の暖かさは私を虜にする。思わずゴロゴロと声が漏れてしまいます。

残念な事に、この暖かさは永久的ではない。

太陽が登っている間だけ暖かいのです。

ですから私は、今のこの幸福的な時間を無駄にはしたくないのです。

思い切り伸びをしてみます。あぁ、気持ちが良い。

人間の子供が私を見て笑っている。

「ねこー」

失敬な。私は猫ではない。

こんな子供に構っている時間が勿体無い。この暖かさを全身で感じなければ…。

しかし、私の前足は反射的に何かを捕らえた。

緑色の、毛が生えた草。

人間の子供は楽しそうに草を私の前にピョンピョンやってくる。

草のピョンピョンに合わせて動く、私の黒い前足。

くっ、こんな、こんな、こんな草ごときに、人間の子供ごときに乗せられてしまうなんて…!

何度か草を手で追うも、理性を取り戻して私は暖かい車から降り、子供から離れることにしました。

あぁ、名残惜しい。

しかし、私は猫ではないのだから。

あんな猫に対する遊びは、私に失礼ではありませんか。

あの人間の子供に不幸あれ。


仕方がない、歩きたい道を歩く事にしましょう。

私は川の側のレンガの道まで歩いてやってきました。

この辺りの川も、ずいぶんと死んだものです。

少し前までは澄んだ綺麗な川だったのに。

ふと、人間が置いていった新聞に目が行きました。

最近はまた随分と物騒になってきたようです。

新聞によると、また人間が襲われたとか。

新聞には詳細に書かれていないものの、私にはわかります。

カラス達が噂話していましたからね。

なんでも、襲われた人間には皮が全く無かったとか。そして発見された当初、人間はまだ生きていたとか。

その人間は今でも生きているのか知りませんが、同情しますよ。

それにしても、人間の皮を生かしたまま剥がし、その後も死なせないなど、普通の人間にできる所業なのですかねぇ。


「あっ、猫が新聞読んでる!」

人間の女のうるさい声と、携帯電話のカメラの音で、私の思考回路は遮断された。

まったく、人間はどうして邪魔ばかりするのでしょう。

ため息を漏らし、また駆け足で立ち去ります。

何度も言いますが、私は猫ではありません。

きっと、あの女に伴侶はできないでしょう。


日も暮れ始め、私はまた川辺のレンガの道を歩きます。

この時間になると元気になってきます。

さて、今晩のディナーは何にしましょうか。

街の大通りのイタリアンの人間のシェフは猫好きです。

私は猫ではありませんが、シェフは私の事を猫だと思い込んでいるようで、行くと必ず美味しいご馳走を振舞ってくださる。

紳士です。

今晩もご馳走を振る舞ってもらいに行きましょう。

街から来た人間、街へ向かう人間の間を通ったり、道の端っこを歩いたりしながらシェフの元へ向かいます。


美味しいご馳走の事を考えながら歩いていると、ふと強い酒の香りがしてきました。

ユラユラ、フラフラとよろめきながら、1人の人間の男が歩いているのが目に入りました。

その男からできるだけ離れて、人間は歩いています。

人間の嗅覚も悪くは無いものです。

そんな事を思いながら、酒臭い男の横を通るも、突然横腹に強い痛みが走りました。

そして私の身体は、宙を舞って地面に叩きつけられました。

一瞬息が止まり、骨が痛みました。そして皮膚のピリピリとした熱を持ったかのような痛み。

どうやら、私は酔っ払い男に蹴っ飛ばされたようです。

とりあえず起き上がり、頭を上げます。

人間の叫び声が聞こえます。

人間の子供の泣いている声も聞こえました。

「きったねー猫が!人間様と一緒に歩いてんじゃねー!」

これは、どうやらあの酔っ払い男の声のよう。

そして再び私の事を蹴ろうとしますが、また蹴られてあげる理由も無いので、ひらり、ひらりと足をかわしていきます。


人間は私の悲劇を嘆いていますが、私は猫ではない。

猫ではない人間に蹴られた所で、特別致命的な怪我なんてしません。

痛みももうおさまりました。

しかし、蹴られっぱなしというのもなんだか損をしている気がします。

目玉のひとつくらい、仕返しに取っても構わないでしょう。


そう思い酔っ払い男に飛びかかろうと構えた瞬間、私の目の前に1人の人間が出てきたのです。

また人間は邪魔をするのでしょうか。

どうやら人間はまだ大人になっていないようです。女か男か一瞬わからない顔付きですが、骨格的に男のようだ。

しかし、なんだか細くて弱々しい。

少年と呼ぶには大きすぎて、青年と呼ぶには小さすぎる。


「なんだよてめぇ」

酔っ払い男は、私の目の前に現れた人間にフラリと近寄ります。

私も疑問に思ったので、酔っ払い男と同様に人間を見つめます。

しかし、人間は身体を震わせ、唇を震わせ、声が中々出せない様子。

ギュッと目を閉じ、また開くと、震える声を出した。

「……や、やめ、ろ」

酔っ払い男は笑いながら人間の胸を小突いた。

「おいコラガキが!大人に向かってタメ口してんじゃねーぞコラァ!」

酔っ払い男は人間に蹴りを入れようと足を上げた。

人間は私の前から動こうとせず、身体を震わせながら目を閉じた。


この時も通行人は見ているだけ

見て見ぬ振り、あるいは面白い舞台を見ているように見ているだけ。

私が蹴られている時もそうだった。

しかし、なぜこの人間は私の前に出てきたのです?

一瞬、この人間に興味が湧いた。

そしてその一瞬の気まぐれで、私はこの人間を救う事に決めました。


私は、人間を蹴ろうとした酔っ払い男の足に爪を立てて飛び乗り、ガブリと噛み付きます。

酔っ払い男は悲鳴を上げて、反射的に足を振りますが、人間には当たりませんでした。

そのまま酔っ払い男の身体をよじ登り、目の当たりを引っ掻きます。

本当は目玉を引っこ抜いてやろうかと思いましたが、今は目玉よりも私の前に立った人間に興味がありました。

私は酔っ払い男から離れ、人間の足に身を擦り付け、その女か男か一瞬わからない顔を見つめます。

人間は驚いたように私を見つめます。

その驚いた表情に満足しました。

ええ、満足しました。


そして私は、イタリアンシェフの元へと走って行きます。

ふと振り返ると、あの人間も急いで道を走っていました。

酔っ払い男から逃げ切れれば良いのですがね。


大通りから一つ小道を入った路地裏。

ここが私専用の店への入り口です。

咳払いをし、ミャーオと声を出しながらドアをカリカリ引っ掻きます。

すると店の裏口が開き、人間が現れました。

紳士的な人間です。

「やぁいらっしゃい。ジェントルマン。今日も飛び切りのご馳走を作ってあげようね」

私の事をジェントルマンと呼ぶこの紳士こそ、素晴らしいご馳走を作ってくださるシェフ。

耳の裏を撫でさせながら、シェフの足に擦り寄る。

シェフは長らく私の身体を撫でていた。

早くご馳走を用意してくれないだろうか。


撫でさせながら私は先程の出会いを考えていました。

もう二度と、酔っ払い男とあの人間に会う事はないでしょう。

なんせ人間は数え切れないくらいたくさんいるのだから。


やがて用意されたご馳走を食べ、またシェフの相手をしてやり、それからしばらくして店を後にしました。

逢魔が時。

沈む日は血のように赤く、私を照らします。

先程蹴られた所はもう何ともありません。

しかし、何やら妙な気配を感じます。

以前にも感じたような気がします。


何かが、いる

しかも、邪悪なものが


悪い何かに出会いたい気持ちは起こらず、私は邪悪なものから離れるように歩く事にしました。

トラブルは少ない方が良いですしね。

しかし、街外れの良い感じに薄暗い、人通りの少ない路地を歩いていると、だんだんと邪悪な気配が近付くのを感じます。

私は、あえて離れようと歩いているのに…。

私の努力を無にしようとするこの気配を好きになれる気がしません。

仕方がなく、私は全力で走る事にしました。


川辺まで来た途端、邪悪な気配がパッと消えたのを感じました。

いやはや、物騒な世の中になってきましたね。

一息ついてまた歩き出すと、人間の悲鳴が聞こえました。


邪悪な気配、そして人間の悲鳴。

新聞の一面が頭に浮かびます。

人間の皮を生きたまま剥ぎ、そしてそのまま生かすなんて、そんな器用な真似普通の人間にできるのでしょうか?

まぁ、この世界は広いですから、もしかしたらできる人は居るかもしれません。

しかし、日の本広しと言えど、この日本には居なさそうですよねぇ。

なんせ今では平和ボケした平和国家ですから。


そんな事を考えながら、興味本位で叫び声の上がった方へ足を運んでみました。

もう夜の闇が近付き、当たりは暗くなっています。

1人の人間が、何かから必死で逃げているようでした。

目をこらしてよく見ると、黒い大きな影が見えます。

久々に驚きました。

驚いたものですから、思わず尻尾がピンッと立ってしまいました。

コウモリのような大きな翼。筋骨隆々の黒い肌、大きな長い角と牙。そして鬼のように恐ろしい顔……あれは、悪魔。

全長3mはあるでしょう。

流石の私でさえあれ程の悪魔にお会いするのは初めてです。異国の魔物が、一体何故こんな所に。


そうか。一連の事件は悪魔の所業だったようですね。

何の為に人間の皮を剥いだのかは知りませんが、悪魔にとっては、大方暇つぶし程度のものでしょうな。

また襲われている人間も不憫な。

一体どんな人間なのでしょう。


またよく目をこらして人間をジッと見つめます。

女か男か一瞬わからない顔付きですが、骨格的に男のようだ。

しかし、なんだか細くて弱々しい。

少年と呼ぶには大きすぎて、青年と呼ぶには小さすぎる。

私を助けようとした、あの人間。


必死に悪魔から逃れようと走っているが、悪魔に狙われた人間が逃れられるはずもない。

あの人間は、あの時私を助けようとしたあの人間は、あの時私をかばってくれた唯一の人間は、今まさに悪魔の手にかかろうとしていた。


私の身体が反射的に動いた。

不思議です。自分の意思とは無関係に。それとも、これも気まぐれなのでしょうか。

私も長く、長く生きてきましたが、生きてきた中で最も愚かしい行動をしてしまいました。

あの人間を守るため、悪魔の前に立ってしまったのです。


「……あの時の猫…!」

あの人間は、私を見て驚いて声を上げます。

無理もありません。

私はため息をつきました。私は猫ではないのに。

「…早く逃げなさい」

久方振りに、人間なんかに声をかけてしまいました。

私の声を聞いて驚く人間を放置して、私は何百年ぶりかに力を身体にためます。悪魔の前に出てしまった以上、仕方がありません。

私の尾が、1本から2本と増え、身体中に力がみなぎりました。

悪魔は獣のように唸りながら私を見つめます。

異国の魔物…しかし、何やら様子がおかしいような気がします。

こんなに狂気的な悪魔もまた、珍しい。

悪魔は私の前に手をかざすと、凄まじい魔力で私をいとも簡単に吹き飛ばしてしまいました。私の身体は宙を舞います。

空中でひらりと身をくねらせ、見事に地面に着地します。

こんなもの、ディナー前。

しかし、何やら悪魔の様子がおかしいような…。


悪魔の周りを走りながら、悪魔の背に回り込み、首すじにガブリと噛み付きます。

悪魔は、まるでこの世のものとは思えない恐ろしい声を上げて、私の背に爪を引っ掛けて地面に叩きつけました。

私は悪魔の首すじの肉を一切れ食いちぎりながら倒れました。

悪魔の首筋の肉はほんの少し、まるで猫が食べたくらい削られましたが、私の背の肉は大きく引き裂かれていました。

流石にこれは痛い。ひどく痛みます。

私の自慢の黒い美しい毛が、赤茶色の液体でみるみる染まっていきます。


「や、やめろよ!」

ふと見上げると、木の棒を持ったあの人間が、また身を震わせて私の前に立っているではありませんか。

私は先程逃げろと言ったはずです。なんて愚かな。


やめろと言われてやめるような悪魔ではありません。再びあの人間の前に手をかざします。

私は思わず大きな声を出しました

「避けなさい!」

すると、怯えている人間らしからぬ速さで横に飛び退きました。

逃げ足は早い、この事ですか。

しかし悪魔は、まるで人間がちょこまか逃げ回るハエを殺そうとするかのような動きで何度もあの人間へ振りかざします。

「う、わぁっ」

その度に走り回って逃げるあの人間。

私はあの人間の元へ走り、人間が持っていた棒へひらりと乗りました。

念じると、その棒は一瞬で大きな剣になりました。

私の能力です。

「…な…なんだこれ…っ」

驚く人間の隣に立ち、ジッと顔を見つめます。

女々しい顔には、恐怖や戸惑い、不安などの感情が刻まれています。

顔に合って情けないというかなんというか、当然の反応といいますか。

「私の能力で剣にしました。木の棒よりは役にたつでしょう」

悪魔から目を離さないようにしながら人間に伝えます。

「うう、夢見てるのかな…変な鬼みたいなのに襲われてるし、猫は喋るし…」

「失礼な。私は猫ではありませんよ」

助太刀してやろうというのに、この人間は本当に失礼ですね。

ただの猫に、こんな素晴らしい能力なんて無いでしょう。

「猫じゃなければ、一体…」

人間は狼狽えながら、悪魔と私を交互に見ています。

悪魔が動きます。私は悪魔の攻撃をひらりひらりと避けながら、人間に言いました。

「世間話は後ですよ、人間の坊ちゃん。こいつは悪魔いう異国の魔物です。聞いた事くらいあるでしょう。私とただのひ弱な人間1人で勝つ確率は非常に低い。ここは隙を見て逃げるのです」

大きくジャンプして、電信柱に飛び乗ります。

「そうですね。木を隠すなら森の中と言いますように…先程私達が出会った大通りに行きましょう。走れますか」

悪魔は標的を人間に変えたようです。私の元から離れると、人間に向かって手をかざし、衝撃波を飛ばしました。

人間は衝撃波から逃れるように走ります。

「…ちょ、ちょっと待ってよ!そんな事したら、他の人達を襲うって事でしょ!?」

走りながら人間は叫びます。

そう、他の人間を囮にすれば、我々はなんとか逃げられるはず。

「察しが良くて助かります。その通りですよ、さぁ…」

私はひらりと地面に降りると、悪魔の気を引こうと自分の魔力を溜め始めました。

「できない…」

人間は剣を見つめながら言います。

「できない、とは」

「他の人を囮になんて…!」

人間は大声を上げながら悪魔に剣を振り下ろします。しかし悪魔は簡単に剣を吹き飛ばし、人間の右腕に自分の鋭い爪を下ろします。

人間の右腕から赤茶色の血が流れました。

「うわぁあ…!」

悲鳴を上げてうずくまる人間。

「愚かな」

駆け足で人間の側に行き、傷を尾で触ってやります。すると流れ出す血がピタリと止まりました。ついでに私の魔力も少し与えてやりました。

「傷は治せませんよ。止血だけです。」

人間は身体を震わせながら私を見つめ、こう言いました。

「ありがとう…」

「礼は結構。私の魔力を少し与えました。少しは役に立ってくれると良いのですが。さっ、走って」

「他の人間を囮にするなんて、できないよ。さっきくれた剣であいつを…」

走りながら私は考えます。

悪魔の攻撃を避けながら、私の魔力で多少動きの良くなった人間と共に避けながら考えます。


「君が囮になりなさい」

私は囮になりたくないですし。

「お、俺が囮に!?」

人間は困惑したような声を出しました。

「何です。では背に傷を負った可哀想な猫のような生き物に囮になれと?」

「うう、そうじゃないけど…わかった、やるよ…!」

半分泣き声のような声で人間は言いました。

もし失敗したら、人間の為に神に祈りを捧げてやりましょう。

「では、任せましたよ」

私はそう言うと、素早く走り、悪魔から全力で離れました。

そして大回りし、悪魔の後ろ側にまわりこみます。


人間はというと、悪魔の正面に立ち、再び剣を悪魔に向け構えていました。

相変わらず身体が震えている様子です。

人間が死なぬうちに、早くやらなければ。

死んだ人間など、役に立ちませんからね。

全力で悪魔の背に向かって走ります。

しかし、あと数メートルという所で悪魔がこちらを向きました。

これでは狙いが…。

その瞬間、悪魔が恐ろしい声で叫びました。

苦痛の叫びです。

人間の剣が悪魔の脇腹を貫いていました。

悪魔は叫びながら人間を蹴り飛ばします。

そして、怒りに任せて人間を踏み潰そうと、近付いて足を上げました。


そうはさせない、残念でしたね。

私は、まるで矢のように悪魔の背中に突進します。そのまま皮膚を貫き、背骨を砕き、心臓を噛みちぎり、肋骨を折り、また皮膚を貫き、悪魔の胸から飛び出しました。

悪魔の叫び声と血飛沫が辺りに飛び散ります。

悪魔の血飛沫が人間の身体を濡らしました。人間の頭のてっぺんからつま先までを、赤茶色の血で濡らしたのです。

「うわ…血が…!」

私はというと、悪魔の心臓を食すことにしました。

不思議な事に味は感じませんでした。

自身の口の周り、そして身体の黒い毛も悪魔の血にまみれながら心臓を食べ尽くしました。

なぜか不思議な事に、そうしなければならない気がしたのです。


悪魔は倒れこむと、足の先から灰のように崩れてだんだんと消えてゆきます。

「た、倒した…?」

人間はがっくりと地面に膝をつき、剣を置きました。

深く深呼吸して、もう真っ黒になった空を見上げています。

私は手で口の周りを拭きながら人間に近付きます。そして並んで、消えてゆく悪魔を人間と共に見つめていることにしました。

「こいつは本当に悪魔だったの…悪魔なんて、本当にいたんだ」

人間は、まだ信じられないようでした。

「現代に魔物などほとんど居ないし、残り少ない魔物は人間の前に姿を表さない。確かに信じられぬ話ではあるでしょう。しかし、こいつは間違いなく異国の悪魔です」

胴体も消え、頭部だけになった悪魔を見つめて私は言います。

「人間の言葉を話す猫も、初めて見たんだけど」

人間は苦笑いしながら私を見つめます。

「…失礼な。私は猫ではない」

2本にわかれた尾を闇夜になびかせ、私は続けます。

「私は猫ではない、神聖なる化け猫です」


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

悪魔を食べた猫 雪村 @yukinapoke

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ