第3話 ケントの手術後・そしてナオキの決断
前回は喧嘩をし重症を負った友達Aを病院へ連れていく最中にカイトと出会った そして、ケントを病院へ連れていき 緊急手術を受けることになった。その間に気を紛らわせてやろうとナオキに話しかけるカイトと会話をしていたシーンでしたね
※長くなりましたが 本編に入ります
ナオキとカイトが会話をしている、そんなとき手術中の蛍光灯の光が消え 1人の医者が出てきました。
出てきた医者は申し訳ない顔をしていました。
医者「出来ることは全てしたのですが・・・」
ナオキ「・・・そうですか。わかりました。 友達Aに会うことはできますか?・・・」
医者「はい。」
カイト「・・・」
そうしてナオキは友達Aの所へと行き亡くなった友達Aに声をかけました。
ナオキ「・・・なぁケント、なんでお前は死んだんや。なんで俺なんかをかばったんや!!ほんまバカやわ! お前には大切にしてくれる守りたい家族も彼女も居たのに! なんで俺なんかを助けたんや!! 俺には大切にしてくれる家族も守りたい家族も居らんのによ!!
それやのに・・・お前が死んでどないすんねん・・・」
ケントからは当然言葉が帰ってくることは無かったのだ。
そして少しするとケントの家族が病院に到着し、ケントとナオキの居る部屋へと向かったのであった。
そしてガラガラッ と扉が開いた。
ケントの母「ケント!? ねぇナオキくん ケントは寝てるだけよね・・・ ね?・・・」
ナオキ「ケントのお母さん・・・ケントは・・・手術したけど、命は救えなかったようです。」
ケントの母「・・・」
ケント母はその場で泣き崩れました。
そして、ナオキが土下座をして言いました。
ナオキ「ケントのお母さん・・・申し訳ございません。俺がケントと遊んでる時に喧嘩をして、長い鉄パイプが倒れてきて 俺が下敷きになりそうになった所をかばってケントが死んだんです。 本当に申し訳ございませんでした・・・」
そういってナオキは土下座して泣きながら謝りました。 ナオキがそうしていると 同じく泣いているケントの母がナオキに言いました。ケントの母「ナオキくん。あのこが、ケントが誰かの代わりになってまで救おうとしたのはよっぽど大切で仲のよかった人だったからよ?。」
ナオキ「でも、俺は・・・俺のせいでケントが死んだんです。俺はどうやっても償えない罪を犯しました。 だからケントのお母さん
そんな優しい言葉をかけないでください。」
それから、2人は会話をする事はありませんでした。 そしてナオキはその場から立ち去りカイトの居る所へと戻りました。
ナオキ「兄さん お待たせしました・・・」
カイト「おう。ナオキ大丈夫・・な訳ないか。とりあえず 俺についてこいよナオキ
今、お前の中に言えずに溜まってるもんあるだろ 全部ぶちまけれる所があってな 連れてってやるからこい」
そう言うとカイトはナオキを大型バイクの後ろに乗せて 夜の海へと向かいました
そこはヒトケのない場所でカイトとナオキ以外居ませんでした。
カイト「着いたぞナオキ」
ナオキ「・・・はい。」
カイト「ナオキ、この海を吐き場だと思え
そして、今 お前の中に溜めてるもん 全部残らずぶちまけてみろよ」
カイトがそう言うとナオキは少し戸惑いながらも カイトの言う通りに全てぶちまけました。 それはケントへの思い・ケントの家族への思いなどを吐き出していたのです。
そうして、少しすると言い切ってカイトに話しかけました。
ナオキ「兄さん、ありがとうございます」
カイト「いや、気にすんな。んで、お前はこれからどうするんや?」
ナオキ「兄さんのグループに入りたいです。
そして、今日みたいな出来事が無いように そして 俺みたいな思いを他の人がしなくていいようにして行きたいです」
カイト「そうか。 わかった! なら今からお前は俺らの(グループ)の家族だ」
笑顔でカイトはそう言いました。
その笑顔お見て気が緩んだのか、ナオキはまた泣き始め カイトに慰められ、それから少し経ってから2人は各自の家へと帰りました。
今回もご覧頂き誠にありがとうございましたm(_ _)m
まだまだ続きますがよろしければ
こんな下手くそなものですが 見てやってください
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