燃費を向上させるコツ(車両編)スリップストリーム

 空気抵抗を減らす裏技的技術、スリップストリームを紹介します。あくまで裏技であるため通常の走行では使用を推奨いたしません。あくまで予備知識としての紹介となります。


 スリップストリーム。レースなどで使用される技術の1つ。前を走る車に風避けの役目をしてもらい、その後方を追従する技術のことです。


 空気抵抗とは空気の壁に打ち勝たなければならないと説明しました。でしたら、前方を走る車に空気の壁を壊してもらい、後方を走行する車の空気抵抗を軽減すると言う簡単な考え方です。厳密に言えば、車が通ったすぐ後では空気がなくなり真空に近い状態となります。吸い込まれることすらあります。


 渡り鳥などの飛行する姿を見たことがないでしょうか? V字に何羽もの鳥がフォーメーションを組んで飛行する姿を。この飛び方もスリップストリームの技術を使い、疲れないようにしているようです。


 では、スリップストリームを効率よく受けるには、前車との間隔をどれくらいにするのが適切なのでしょうか? 以前、トラックの自動運転・隊列走行のテスト走行では、前車との距離を4mに設定して走ったそうです。しかし、実際の運転では車間距離4mなど危険すぎて真似することができません。前の車が急ブレーキでも踏もうものなら激突してしまうからです。必ず適切な車間距離をもうけるようにしてください。ゆえに、このスリップストリームを裏技だと紹介しました。

  

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