燃費を向上させるコツ(電装編)充電制御式車 メリットとデメリット
これから車の購入を考えている方のほとんどが、この充電制御式の車になるかと思います。なぜなら、現在市販されている多くの車がこのシステムを採用しているからです。充電制御式発電装置とはどのような物なのか、そして、どんなメリットとデメリットがあるかを説明します。
充電制御と言うものは、充電するタイミングを制御する、と考えていただければいいかと思います。従来の充電方法ですと、バッテリーを常に満タンにしようと発電する安易な考えの元でバッテリーが充電がされていました。しかし、それでは無駄が多かったのです。どこが無駄かと言いますと、例えば加速の状態であろうと発電していました。加速で、ただでさえエンジンパワーが必要なときに、さらに発電機がエンジンに負担を掛ける。そういった悪条件での発電を行っていました。しかし、充電制御を搭載するようになり、加速中は発電をやめようとコンピューターが考えたり。坂道の下りではエンジンブレーキを増やすと言う意味で充電しようと考えたり、無駄を減らすような制御をするのです。
これほどまで普及したシステム。デメリットも実は存在します。まずはメリットから説明いたします。
メリット
・加速の時やエンジンに力が必要な時に充電を止めるため、充電に力が取られず加速感が上がる。
・ブレーキなどの減速で本来捨ててしまうはずの運動エネルギーを発電機により電気エネルギーに変換し従来型より効率的に電気として蓄えることが出来る。
・従来型と比べ、発電機による運動エネルギーを電気エネルギーに変換する割合が増えるため、ブレーキの負担が軽減されブレーキパットの減りが従来の車と比べ少なくなる。
上記のように燃費以外の面でも貢献出来ます。次にデメリットです。
デメリット
・充電制御用のシステム搭載にコストが掛かり、車自体の価格が高くなってしまう。
・バッテリーが充電制御対応の物でなければならず、バッテリー交換の時に安価な物が使えず交換費用が高くなる。
・減速時に発電を行うよう制御しているが、バッテリーが満タンになってしまうと、それ以上の電気を貯めることが出来ない。
上記のようにデメリットも存在します。その辺りも認識すると良いでしょう。また、最後に記載させて頂いたバッテリーの満タンの件ですが、それを克服しようと取り組んだ車も存在します。それがスズキのエネチャージというシステムです。次の話でエネチャージを解説します。
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