燃費を向上させるコツ(ガソリンエンジン編)アイドリングストップ車メリットとデメリット

 これほどまでに単純明快に燃費を向上させることの出来るアイドリングストップ機能。では、なぜすべての車に搭載されていないのでしょうか? 答えは簡単です。メリットも有りますが、デメリットもあるからです。メリットとデメリットを説明していきます。


 アイドリングストップ機能を搭載することによるメリット


1、アイドリング時の不要な燃料消費を防ぎ、燃費の向上に繋がる。


2、アイドリング時にエンジンを止め、排気ガスが出ず環境に優しい。環境に配慮したエンジンだと認定されることが多く、各種自動車の税金が安くなる。


 このように財布に優しいというメリットが有ります。次にデメリットの紹介です。


 アイドリング機能を搭載することによるデメリット


1、機能が複雑になり、生産コストが高くなる。高くなった生産コストは車の購入時に反映され、車体価格が高くなってしまう。


2、バッテリーがアイドリングストップ機能搭載車では、大きいものが積まれており、またアイドリングストップ専用の物となり、交換コストが従来の普通のバッテリーと比べ高い。


3、スターターモーターの使用限度を迎えれば交換の必要がある。従来であれば消耗品と考えられていなかったスターターモーターが消耗品扱いとなり、使用回数がかさめば交換する必要がある。


4、比較的エンジン負荷の少ないエンジンでしかスターターモーターとバッテリーが耐えられない。大型のエンジンに搭載するのは不向きである。


 このようにアイドリングストップ機能搭載車にも欠点は存在するのです。しかし、利点が多いことで、小型の車の多くにアイドリングストップ機能が付いています。では、どのような運転に心がければアイドリングストップ機能を有効に使えるかを次にお伝えいたします。

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