燃費を向上させるコツ(ガソリンエンジン編)直噴エンジンの燃焼方式

 先ほど説明させて頂いたのが、直噴エンジンの成層燃焼のパターンです。その他にも弱成層燃焼。均質燃焼と車の走行状態に合わせた燃焼状態を作り出します。


 1、成層燃焼――空気とガソリンの割合を約50:1で行うことができ、燃料消費が非常に少ない状態。しかし、エンジンの出力が出ず、エンジンの出力が求められない時に行う燃焼方式。


 2、弱成層燃焼――空気とガソリンの割合を約20:1で行い、エンジン出力の要求が比較的少ない時に行う燃焼方式。


 3、均質燃焼――空気とガソリンの割合を約14:1で行い、通常のエンジン同様の出力が得られる。エンジンの出力要求が多いときに行う燃焼方式。


 直噴エンジンの燃焼方式を見ていただきまして、どのように思われたでしょうか? 結局は14:1にし、通常のエンジンと同じ働きをするのです。用途に合わせた燃焼方式を行う画期的なエンジンなのです。しかし、この燃焼方式を行う直噴エンジンはデメリットが多すぎるのです。現在は均質燃焼のみを行う直噴エンジンもあります。もしお乗りの車が直噴エンジンであるのであれば、自分の車が成層燃焼をしているのかをカーディーラーに問い合わせされるものいいかと思います。


 では、次に直噴エンジンのデメリットをお伝えします。

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