燃費を向上させるコツ(ガソリンエンジン編)ダウンサイジングターボ

 現在流行りのダウンサイジングの説明です。


 ダウンサイジングとは、簡単に言えばエンジンのサイズをダウンする。すなわちエンジンの大きさを小さくするという意味です。では、具体的にはどんなサイズをダウンするのでしょうか? 答えは、エンジンの排気量を落とすと言う意味です。


 排気量とはエンジンの空気を数量を表す物です。先程も言いましたが、空気14に対してガソリン1の割合でも燃やすものです。空気を吸える量が増えればそれだけガソリンが必要となります。逆に言えば多くのガソリンを燃やすことが出来るのでエンジンが力強くなります。


 エンジンの大きさが大きければ、燃費が悪く、エンジンが小さければ燃費が良いと言う話はさせていただきましたが、まさに各自動車メーカーも同じところに目を付けたのです。大きなワゴン車でも小さなエンジンを搭載すれば燃費が上がると言う安易な考えです。


 では、大きな車に小さなエンジン。これでは、あまりにも非力だと思いませんか? そこで登場するのがターボチャージャーなのです。


 ターボチャージャーは常にエンジンに空気を押し込んでいる訳ではないのです。アクセルをたくさん踏むと排気ガスがたくさん排出され、ターボチャージャーがたくさん回ります。ターボチャージャーがたくさん回ればエンジンに空気をたくさん入れることが出来、パワーが増えるという構造なのです。


 エンジンのパワーが必要な時。登坂時、追い越し、発進時にターボチャージャーが働き大型エンジン並みのパワーを出し、普段アクセルをあまり踏まない時はただの小型エンジンという訳なのです。


 そのため、車選びの際には、エンジンの小さなターボ車を選ぶのもいいのではないでしょうか?


 次の話は、ターボ車にお乗りの方に、燃費のよくなるターボの使い方をご説明します。

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