燃費を向上させるコツ(ガソリンエンジン編)ターボエンジンのメリット

 ターボエンジンについて、簡単に説明させて頂きましたが、ご理解頂けたでしょうか? 燃費を考えるに当たってターボエンジンの基本的な知識が必要でしたので説明させていただきました。ここでは、ターボエンジンのメリットをお伝えいたします。


 先ほどの説明でターボエンジンは燃費が悪いとしきりに言いましたが、なぜ今、ターボエンジンが見直されているのでしょうか? その辺りを説明していきます。


 ターボチャージャーは簡単にエンジンをパワーを上げることが出来ます。どれくらい上げることが出来るのかご存じでしょうか? 一般に市販される車でもターボチャージャーを付けることで、ターボなしと比べ2倍ほどものエンジンパワーを出す車さえ存在します。


 また、ターボチャージャーを改造することで過給圧力を上げ、3倍、4倍ほどのエンジンパワーを出すことも可能なのです。ただし、どこまでもエンジンパワーを上げることはできません。エンジンが壊れてしまうからです。


 例としまして、昔のF1マシーンにはこのターボ技術が使われていた時代がありました。エンジン出力で言えば、1500ccのエンジンで1500馬力あったとも言われています。カローラほどの大きさのエンジンで1500馬力を出していたようです。


 では、なぜ燃費を考える上でターボチャージャーが見直されているのでしょうか? 今までの説明では、どう考えても燃費の向上にはほど遠いかと思います。しかし、燃費の向上に役立つのです。


 先ほどまで説明したターボチャージャーの使い方は古い考えなのです。現在では、ダウンサイジングと言うものが流行っており、ダウンサイジング用にターボチャージャーが使われます。

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