第256話 翔のスキル合成 (翔)

 さて、次は俺だな。

 つっても、そんなにレベルは上がってねーし、悩む必要は無さそうなもんだが。



「リル、あとは好きにしてて良いぞ。俺は自分のステータス考えてるからよ」

「うん、私のステータス考えてくれてありがとう、御主人! …私は御主人に買ってもらった本を読んでるね」

「ああ」



 さてと。 

 まずはそうだなSTPが先だよな。

 今、650のSTPがある…これらをどこに振るか。

 俺は少し、攻撃方面も伸ばすことも考えてるからな、攻撃に振りたいところだ。

 250ぐらいなら、もし、今後、攻撃が必要なくなったとしても大丈夫かな?


 あとは素早さだ。

 何と言ってもこれが大事。

 幾つかの依頼をこなしてるうちに、ますます、そう実感した。

 だから…200、素早さに振る。

 残りの200は温存だ。


 本命のSKPだがな…。

 俺はやはり、スキル合成を2~3回してみようと思う。

 いつの間にか色々とSK2が勝手に伸びてるのは嬉しいな。探知なんてMAXになってるしな。


 今あるSKPは400。

 そのうち、230を剣技に使い、剣の道にDランクの魔核を消費、そして次の段階に進もうとしたが、Cランクの魔核3個が必要らしく、断念した。

 てなわけで、剣の道をMAXにした、というのが結果だな。


 そして、俺はスキル合成を、遂にする事にする。

 謎なワクワク感がこみ上げてくるな。

 まあ、もうどう合成するかは決めていて、その組み合わせは[剣の道★★]+[C(X):火術・真]と、[C(X):火術・真]+[剣の道★★]だ。


 前者で○○召喚術っつーのが、後者で○○の気、っつーのができるらしい。

 炎神を混ぜてみようかとも考えてみたが……そうだな、コストが高かったらやめる。


 俺は色々と合成のためのメニューを開き、スキル合成を実施した。

 結果を並べるとこうだな。


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・[剣の道★★]+[C(X):火術・真]=[B:火炎剣召喚術]

・[C(X):火術・真]+[剣の道★★]=[B:炎の剣鬼気]


 いずれもコスト、Dランクの魔核2個


・[剣の道★★]+[C(X):火術・真]+[炎神★★★★★]=[S:神の灼炎剣召喚術]

・[C(X):火術・真]+[剣の道★★]+[炎神★★★★★]=[S:陽炎の覇気]


 いずれもコスト、Bランクの魔核5個


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 下2つはマジでやばい。

 効果とかスキルのランク・サブランクも高すぎる。

 だがしかし、今は作れない。

 いや、これほどの物がBランクの魔核5個で作れるってのは、相当なチートなんだろーが……。


 上二つも、どちらか一つしか作れない。

 俺は[B:火炎剣召喚術]を作ることにした。


 手持ちのDランクの魔核は無くなるが、仕方ないよな。

 そして、その火炎剣召喚術に170のSKP全てを振り込み、ステータスを確認してみる。



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-ステータス-


name:ショー・ヒノ


Level : 36


EXP:26475


HP :620/620 (100)

MP :2020/2020 (500 +1100)


A(攻撃力):590 (350+30)

C(器用度):315 (100+5)

D(防御力):310 (100)

W(魔法力):1710 (500 +1000)

S(素早さ):920 (500+10)


STP:200


-スキル-


SK1)


[B:火炎剣召喚術]Lv 3

[C(X):火術・真]Lv 1 [C(X):水術・真]Lv 1

[E(X):風術]Lv - [E(X):土術]Lv -

[E(X):氷術]Lv -

[E(X):念術]Lv - [E(X):癒術]Lv -

[E(X):強化術]Lv - [E(X):弱化術]Lv -


SK2)


[剣の道★★]Lv MAX

[体技★]Lv 3

[槍技★]Lv - [弓技★]Lv -

[料理★]Lv 1 [探知★]Lv MAX

[解体★]Lv 2

[炎神★★★★★]Lv MAX


SKP:0


称号: [ノーレッジ][異世界からの招来者][炎の帝王]

   [炎操者]


印: -


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 よし、良い感じだと言っても良いかもしれない。

 これで今後、剣での攻撃ができるようになったわけだ。

 


「御主人、終わったのかい?」

「ああ、待たせたな」

「……んー? それほど待ってもないよ。大丈夫」

「そうか」


 

 今後の予定としては…Dランクの魔核を何個か手に入れ、とりあえずCランクに上がらねーとな。

 でもなぁ…Dランクの魔物討伐から、移動するのに1日かかったりする場所のもあるんだよな。

 すごく効率が悪い。


 でも、俺達は魔核不足だしな。

 それしか方法はねーんだが……何か、良い方法はねえかな?

 他の冒険者達が話していた、ダンジョンとやらなら、何かあるかもしれねーけど、おいそれと見つかるもんじゃないらしいし、それはちょっと諦めるしかないかもしれね。

 

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