第105話 レベルの限界
ふぅ、美味しかった。俺はミカに『美味しかった』と言うとあからさまに嬉しそうにする。
可愛い。
食べおわったところで俺らはステータスを確認することにした。
「ミカ、じゃあステータスを確認しようか」
「……そうね、どうなってるんだろう」
お互いに[トズマホ]に表示し見せ合う。
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-ステータス-
name:ミカ・マガリギ
Level : 243
EXP:8056000
HP :12600/12600
MP :12620/12620 (10)
A(攻撃力):6300
C(器用度):6400
D(防御力):6300
W(魔法力):6300
S(素早さ):6300
STP:14190
-スキル-
SK1)
[B:氷炎の槍斧召喚術]Lv 1
[E(X):火術]Lv 2 [E(X):水術]Lv 1
[E(X):風術]Lv - [E(X):土術]Lv -
[E(X):念術]Lv - [E(X):癒術]Lv -
[E(X):強化術]Lv - [E(X):弱化術]Lv -
SK2)
[弓の豪★★★]Lv MAX
[真・料理★★★]Lv MAX
[剣技★]Lv - [体技★]Lv -
[槍技★]Lv -
SKP:12824
称号: [神速成長]
[超人]
印: -
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-ステータス-
name: アリム ・ナリウェイ
Level : 255(MAX)
EXP:9200000
HP : 16000/16000 (1000)
MP : 16505/16505 (1200)
A(攻撃力): 8540 (1400)
C(器用度): 8500 (1000)
D(防御力): 8000 (1000)
W(魔法力): 8200 (1200)
S(素早さ): 8600 (1600)
STP:10400
-スキル-
SK1)
[A(X):雷術・極]Lv MAX
[C: 水剣召喚術]Lv 2 [D(X):火術・改]Lv 0
[D(X):水術・改]Lv 1 [D(X):風術・改]Lv 0
[D(X):土術・改]Lv 0
[E:シャボン]Lv MAX
[E(X):念術]Lv - [E(X):癒術]Lv 2
[E(X):氷術]Lv - [E(X):石術]Lv -
[E(X):強化術]Lv - [E(X):弱化術]Lv -
SK2)
[アイテムマスター★★★★★]Lv MAX
[剣極奥義★★★★]Lv MAX
[性別変換★★★]Lv MAX
[体技★]Lv -[槍技★]Lv -
[弓技★]Lv -
SKP:15010
称号
[「楽しみ」のダンジョン攻略者]
[神速成長]
[Sランク魔物討伐者]
[モンスタージェノサイダー]
[超人]
[創造神の力を持ちし者]
[頂点]
印
[虹の王の森]
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俺ら二人はしばらく、互いを見つめたまま無言となった。
先に喋ったのは俺だ。
「え………っと、もうレベル上げ終わり……かな?」
それにつられ、ミカも言う。
「そ…そうね、もう終わりでいいんじゃないかな」
そんなことを話し合っていた途端、頭の中にメッセージがきたんだ。
【レベルが上限に達しました。称号[頂点]を取得しました。レベルが上限に達したことにより、コマンド[転生]が解放されます]
俺は一旦、ミカとの話を中断し、[転生]を調べた。
【転生をすると、レベルが1になります。しかし、STP・SKP、スキルにより上がったステータスは残ります。その他、様々な特典があります。過度してしまった分の経験値は、転生後は反映されませんので、ご注意ください】
これ一回ミカに相談してみよう。
「ねぇ、ミカ」
「なにかわかったの? 転生について」
「うん、それがね、レベル1から一部を残してやり直すって内容だった」
「なに残すの?」
俺は[トズマホ]で詳しくみせた。
「……なるほど、転生すればする程、強くなるのね」
「うん、そうみたい」
「じゃあすれば?」
「そうする。でも、またレベル上げ続けることになるけどいいの?」
ミカはしばらく考えたあとこういった。
「もともと1週間の予定だったじゃない。その間、好きにすれば。私も付き合うわ」
「本当?」
「うん、私も強くなりたいし。そのかわり、デート、忘れないでね」
「うん、じゃあ転生するね。レベル1に戻っちゃうから、暫く一緒に来てくれない?」
「勿論よ」
俺は[転生]をした。
なんだか力が抜けた感じがする。
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