人は行動すると責任が発生する。

正しい行いも悪い行いでも一緒だ。

アルフレッド・ノーベルは発掘目的でダイナマイトを

発明したが結果、戦争兵器として使用された。

人のために作った道具が人を殺す道具になる。

アルフレッドは人を殺す道具に責任を取るため、ノーベル賞を創った。

善と悪は表裏一体でいつ何時逆転するか分からない。

自分が善と思っていても相手にとっては悪になる。

目の前に自殺しそうな人間がいると仮定して

その行為を咎めた人間は世間的には善である。

しかし、自殺を図った人間にとって咎めた人間は悪になる。

全てを投げ捨てた人間がこれから先、何の保証もなく、

生きていけない絶望を継続しなければならないからだ。

咎めた人間は自殺未遂の人間を社会復帰できるまで

手助けしなければならない責任が発生する。

しかし、咎めた人間は咎めることしかしない。

咎めることで自己満足しているにしか過ぎないのだ。

責任なき行為は人を傷つける行為にしかならない。

何事も行動するには常に善意が表裏一体であり、

責任が伴うことを危惧しなくてはならない。

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