第3話 ゲームだと思ってたのに・・・
結局、私は乙女ゲームをして遊ぶ事に、なってしまった。
まあ、何故私がこの世界に来てしまったかの話はあれ以上発展しそうにもなかたし、いいけどね。
今、私はヒロインとして校門の前に立っている、皮肉な事に私が最初に倒れていた所でもある。
「じゃあ、オープニングのナレーションからね明あかりちゃんこれ読んでね」
それと同時にバックに明るい音楽が流れ始める。
ポップにはなんだかテンションの高い文章が並んでいる。
「え?!こ、これ読むの?」
「そう!このゲームの設定や状況の説明とかを兼ねてるから。行くよ、よーいスタート!」
「え?も、もう?え、えーっと、き、『きゃー今日は転校初日なのに遅刻しちゃった!早めに出たのに道に迷うなんて私のバカバカ!最初が大切だから失敗しない様にしなきゃって思ってたのに。こんなんじゃ先が思いやられるよ~とほほ』と、とほほって!今時漫画のキャラクターも言わないよ!なにこのテンション」
「
友美ちゃんがまるで映画監督のようにメガホンを持って言う。流石ゲーム、遊びに手は抜かないって事か。
「わ、分かってるよ、だ、『だけどこの学校にはどんな人がいるのかな?二年生から転校なんて、友達出来るかな?なんだか緊張してきたな。出来れば素敵な人と出逢えると嬉しいんだけどな?もし恋人が出来たりしたらどうしよう、きゃードキドキしてきちゃった』っく、こいつ遅刻してるのに何ベラベラ喋ってんだよ!なんかイライラしてきた、えーっとまだあるのか『あ!これが私がこれから通う虹蘭学園こうさいがくえんか~桜並木も綺麗だし校舎も綺麗で素敵!なんだか楽しい事が起こりそうだね、あっそうだ遅刻してたんだ早く行かなくちゃ!』はぁ、はぁ、なんとか読めた・・・ヤバいこんなテンションに付いて行けない、早速疲れた。だ、大丈夫かな」
「おっけーだよ明ちゃん!」
友美ちゃんは元気いっぱいだ。
「次は
バックに流れていた音楽が変わり、それと同時に青亜が現れた。
そしてピロリロリンと言う音と共に青亜の頭の上にもポップが出てきて、それと同じ事を青亜は喋る。
『こら、遅刻だよ。走りなさい、あれ?君見ない顔だね』
そうするとまたピロリロリンと言う音と共に私の所にもポップが現れる。
どうも登場人物のセリフと同時にポップも出る仕組みらしい。
「わ、またこれを言ったらいいのかな?えーっと『はい、今日からこちらに転校してきた・・・』あれ?何も書いてない」
「あ!明ちゃん、そこは自分の名前を入れて読んでね」
そう言って友美ちゃんは捕捉する。
「え?じ、自分の名前?は、恥ずかしいよせめてデフォルトの名前で」
「ダメダメ、折角本人がいるんだからそれに明ちゃんの名前かわいいから」
「い、いやそう言う問題じゃないんだけど・・・ま、まあいっか、えーっと、い『
『ああ、転校生か聞いてるよ、虹蘭学園こうさいがくえんにようこそ。僕はこの学園で生徒会長をしている
そう言うとまたバックにバラとキラキラしたエフェクトがかかる。なんか見た事あるなと思ったら出会った時もこうだった。自己紹介する時は絶対に出るみたいだ。
そうすると今度はピローンと言う音と共にまた違ったポップが出てきた。
そこには番号とその後の行動が幾つか並んでいる。
「うわ!なんだ?あ、選択肢ってやつか、これのどれかを選べばいいの?」
「そう!選んで」
「えーっとなになに?①おはようごさいます!分からない事だらけだけどがんばります!②あ、よ、よろしく③はい④(無言) かどれがいいのかな?って言うか無言って、無視するってこと?そんなわけないよね、やっぱり好感度が高そうなのは①かな?じゃあ①で!」
「ぶぶー!」
と、友美ちゃんがいきなり横から言う。
「はぁ!?え?な、なに?」
「違うよー④だよ」
「なんで④なんだよ!って言うか今答えを言うものなの?」
「本当のゲームだと言えないけど、逆ハーするには好感度は全部MAXで行かないとダメだから、間違うとすごく時間がかかるから」
「うう、そうなの?でもそれだったら④ておかしくない?」
「大丈夫!青亜は優しくて世話焼きな性格だから無言で答えられてヒロインの事が気になってしまうってシナリオなの、だからこの答えが正解」
「そ、そんなもんなの?」
「そう、ちょっと絵師さんと声優さんに力入れすぎてシナリオを作る人が偏屈な人になっちゃって少し変だけど」
友美ちゃんは明るく結構な裏話をする。
「い、いいのか本当に?っていうか結構シビアなんだね。まあいいや、んじゃ④番』
『ああ、初めての学校だから緊張してるのかな?もうすぐ授業が始まるから、教室は職員室に、行けばわかると思うよ』
無視したのに青亜はそれでも優しく微笑み指示をする。
うう、微妙な罪悪感を感じる。
「じゃあ次は下駄箱だよ!」
「はいはい」
もう言うことを次々こなしていった方が早く進みそうだ。
私は次の出会いポイントに向かう。
「明ちゃん走って走って」
「え?走るの」
そう言われて軽く走る。
『こら、校内で走るな!』
「ええ!な、なんで怒られたの?あ、これもストーリーの一部なのね、あ、私のセリフが出て来た」
ピロリロリンと言う音と共にまたポップが出てきた。
セリフを喋る、だんだん慣れてきた。
『あ!ご、ごめんなさい、遅刻してて』
『うん?君あまり見ない顔だねクラスと名前は?』
『あ、今日転校して来てきた乾明っていいます』
『ああそうなのか、私は風紀委員の
その時ピローンと言う音と共に選択肢が書かれたポップが出てきた。
「あ、また選択肢が出てきた、えーっとなになに① わあ!すごいイケメンさんです素敵な瞳ですね②は、初めまして③よ、よろしくお願いします、あの職員室はどこですか?④(無言) か、さっきの例もあるからどれもありそうなんだけど、流石に④はもう無いよね、だけど①もあり得なさそういきなりこれは失礼だよ、じゃあ琥珀は真面目そうなキャラだから③で!」
「ぶぶー!」
「ええ!また違うの?」
「正解は①だよ!」
「い、①番!いいの?」
「大丈夫!琥珀はイケメンなんだけど少し怖いイメージがあってみんなに距離を置かれているの、だけどヒロインのこの親しげな感じに押されて逆に気になってくるってシナリオなの」
「そ、そうなの?っていうかオープニングからヒロインのテンションがおかしくない?完全に情緒不安定だよ!」
「大丈夫、大丈夫!乙女ゲームってそんな感じだから、ルート毎に性格とか変わるもんなんだよ。でも今回は逆ハー狙いだから攻略対象者によって性格を、がんがん変えていかないと攻略出来ないんだよ」
「うう、人によって性格を変えるとか、そんな凄い裏表のある性格の人、嫌だよ、しかもイケメンだけになんてだだのビッチじゃん」
「いいのいいの!ゲームなんだから」
「なんか現代のゲーム脳した若者が言いそうだな」
「えー?そんなの当たり前じゃん私はゲームなんだからゲーム脳だよ?」
「え?ああ、なるほど・・・なのか?」
そんな感じでゲームは始まった。
この後も次々に他の攻略対象者を巡り、親友役の友美ともみちゃんと友達になり、最後に
このゲームはヒロインが転校して来て、その年の学園祭までがゲームの期間になっている。
その間に攻略対象者と仲良くなり好感度を上げ学園祭の最終日で花火を屋上から眺めながら告白されればハッピーエンドなんだとか。
その後もイベントや好感度を上げる為に話しかけたりと息つく間なくやらなければならない事が続く。
「次はミニゲームだよ!」
「え?攻略と関係あるの?」
「うん?あんまりないけどだだ単に楽しいから!」
「そ、それだけ!?」
そんな事もあったが友美ちゃんのアドバイスのおかげでサクサクとストーリーは進む。
「そういえばバットエンドはどうなるの?」
「バットエンド?だだのお友達で終わるんだよ」
「あ、そんなもんなんだ、小説の乙女ゲーム物とか見ると死んで終わりみたいなのが多いからバットエンドは酷い終わりが多いんだと思ってた」
「ああ、そういうゲームもあるけどこの『
「ヌ、ヌルゲーとか自分で言っちゃうんだ。なんか乙女ゲームにも色々あるんだね。っていうか略して虹色って言うんだ、初めて聞いた、安易な名前だな・・・」
こんな雑談もしながらだけど慣れて来ると段々楽しくなって来た。
ゲームはどんどん進む。攻略対象に話しかけたりして着々とイベントをこなして好感度を上げていく。
『初めて会った時から乾さんのこと気になってたんだ、ねえ、今度から名前で、呼んでいい?』
『そんな風に接して来るのは明だけだ、お前と居るといつもの自分でいられる。今度、学校の外でも会わないか?』
『乾、この間のテスト酷かったぞ、今日、放課後残りなさい。特別に二人っきりで教えてやる、誰にも内緒だぞ』
『ねえ、先輩、僕先輩と喋るの楽しかった。・・・あの、先輩が良ければまた会ってくれますか?』
『なあ明お前と居ると、なんかドキドキするんだ、お前のこと友達だと思ってだけどもしかしたら違うのかもしれない』
正直、最初は乙女ゲームとかモテない女の人が欲求不満でやっているようなゲームでこんなゲームで遊ぶのは、少し恥ずかし事というイメージしかなかった、だけど実際やってみたら思ってたより楽しい!
嵌る人の気持が分かる。
イラストだとわかっているけど甘いセリフを甘いボイスで囁かれると普通に嬉しいしドキドキする!
しかも等身大の大きさだから世界に没頭すれば、自分が三次元なんて自分では見えないんだから関係ない。
甘いセリフもいいがたまにあるツンデレなセリフとかさりげない優しい行動とかゲームとわかっていてもときめく。
友美ちゃんが言ってたようにイラストと声優さんに力を入れてるからか
スチルがいちいち素敵だし、声もいいから余計にときめきが止まらない。
「や、やばい、本当に好きになりそうだ」
私は畳み掛けるように繰り出される甘いセリフとシュチエーションにクラクラしてきた。
平べったいイラストだとか、所詮二次元じゃんと馬鹿にしてたけど侮れない。
っていうか三次元よりこっちの方がいいんじゃないかとすら思えてくる。
なんせ三次元になったら相手も人間だきっとトイレも行くしオナラもする、当たり前だけどやっぱりかっこいい人のそんな姿見たくない。
だけど二次元なら食事もしないしトイレもいかない、嫌な姿を見る事は絶対にない。
ある意味理想的な相手だ。
「こんな事ならもっと現実でも乙女ゲームもしとけば良かったかな・・・・まあ、今更だよね・・・」
「おーい明、次のイベントが始まるよー」
「あ、はーい!」
――――――
屋上から青亜は明達が何かやりとりをしているのを微笑みながら見ていた。
今は
最初はあんまり乗り気じゃなさそうだった明あかりも今は楽しそうに笑い声を上げている、青亜はほっとしていた。
「青亜」
「ああ、琥珀」
そこに同じように待機していた琥珀が声を掛けてきた。
「何見てるんだ?ああ明か、楽しそうだな」
「うん、良かったよ、最初はどうなるかと思ったけど」
青亜は視線を下に向けたまま言う。
「・・・なあ、明に本当の事言わなくていいのか?」
同じように明達を見ていた琥珀が少し暗いトーンで聞く。
「・・・・」
「なあ、このまま黙っててもいつかは分かる事だろ、明はもう・・・」
「っ、わ、分かってるよ・・・だけど・・・だけど、もう明は死んでるなんて・・・本人に言えないよ・・・平気そうな顔して大丈夫って言ってたけど、そんな事無い筈だ、今はまだ現実味が無いから言えてるだけだ、明はまだ高校生の女の子なんだよ・・・もう家に帰れないなんてやっぱり辛いはずだよ」
「・・・」
「もうちょっとだけ、このゲームが終わるまでは・・・」
「・・・そうだな・・・」
―――――
ゲームも佳境に入りとうとう、学園祭の最終日を迎えた。
「なんだか早かったような、やっとのような気もするけど楽しかったな、ラストはどうするの?」
「ラストは屋上から花火を見ながら告白タイムだよ、全員のね」
「へ?全員ってどうやるの?っていうかいくら何でも全員はおかしくない?」
「しょうがないよこのゲームは逆ハールートは無いんだもん、どのルートも最後は屋上で告白なの、さすがに全員一気に告白はおかしいから順番に告白していくね」
「どっちにしろおかしいよ!かなりシュールな絵になりそうだな・・・」
屋上に登ると、辺りは暗くなり花火が上がり始める。
現実の花火とは違うがそれでも綺麗だ。
最初はの告白は青亜せいあだ。
目の前には花火に照らされた青亜、優しく微笑んでいる。
後ろの方には他の攻略対象者も居るがとりあえず見ない事にする。こうなったらやけだ、行き着く所まで行ってやろう。
『今までこんなに気になった女の子はいなかった、明、よかったらこれからもずっと僕と歩んで行ってくれないか・・・好だ!』
うう!ゲームだと分かっていても、やっぱり ダイレクトに言われると照れる。
自慢じゃないけど私はこの年まで誰かとまともに付き合った事もないだから、こんな甘いセリフに免疫など無い。
だから胸がドキドキするのもしょうがないのだ。
もう聞きなれた音と共にポップが現れる。
私のセリフだ。
『嬉しい、私も好き』
『明・・・キスしてもいいか?』
そう言って青亜はゆっくりと私に近づき顔を寄せる、戸惑ったが、雰囲気に流され目を閉じる。
ゆっくりと青亜が近づく気配がする。
バン!
「ぶ!」
いきなり顔面に衝撃が走る、びっくりして目を開ける。
目の前には青亜が驚き戸惑った表情で佇んでいる。
「ん?何があったの?」
「わーストップストップ!明ちゃん!大丈夫?」
そうすると青亜は気まずそうに言った。
「あー、鼻がぶつかったんだ」
それを聞いてやっと理由が分かった。
青亜せいあは二次元だ、だから平べったい。
しかし私はでこぼこだらけの三次元の人間だ。
だから私は真っ平らな板に鼻を衝突させてしまったのだ。鼻が一番出っ張ってるからね。
私は鼻を押さえながらうな垂れた。
「な、なるほどこれが次元の壁ってやつなのね。って言うか考えてみれば当然だよね」
ノリノリで目を閉じてしまったのが今更ながら恥ずかしくなる。
「あ、明ちゃん大丈夫だよ、ほら口を、タコみたいにしたらキス出来るよ」
「え?く、口をタコって、ぷっふふふふ」
友美ちゃんのタコのように尖らせた姿が可愛い、恥ずかしのも手伝ってなんだか可笑しくなってきた。
「っちょとお、笑わないでよーもう、ふふ、もう、あはははは」
友美ちゃんもつられて笑う。
「ふふ、くくく」
青亜もつられて笑いだした、なんだか楽しくなってきて笑いが止まらない。
その時いきなり空が明るくなった。
「わ!なに?」
「明!ゲーム主がゲームを起動させたんだ、隠れて!」
そう言われて慌てて建物の中に入る。
気がつくと周りには誰も居なくなっていた。
さっきの言葉の意味を考えると、おそらくみんなが言っていたゲーム主がゲームを始めたんだろう。誰も居ないのは、みんな持ち場に戻ったからだ。
少し寂しいが、しょうがない。
遠くの方でオープニングの曲が流れているのが聞こえる。
青亜が隠れてと言ったという事は向こうからこちらが見えるという事だろう、しかしこちらから向こうは見えるのだろうか?
私は気になって、こっそり校舎内を移動し、どこかこっそり見れる所がないか探した。
さっき一度プレイしたおかげで建物の構造は大体把握してる、外から見えないように移動し、絶好のポイントを探す。
今はまだオープニングだ、だから校門辺りだろうと、こっそり窓から覗く。
少し遠くに青亜とヒロインが会話しているのが見える。その向こうには良く見えないがテレビ画面のようなものが浮いていて誰かがコントローラーで操作しているのが見えた。
「へーあんな風になってるんだ」
私は目を凝らしながら眺める。
ここからだと良く見えない。しかし隠れていろと言われた手前あまり近づけない。
だけど乙女ゲームの楽しさが分かった今なんだか今更ながらゲーム主のことが気になった。
「どんな人なんだろう?」
私はもっと近くで見える所がないか探す。
向こうから見えずこちらから見える所・・・あった、下駄箱だ。
私は市街戦で戦う兵士のようにジリジリと下駄箱に移動する。
ゲームは丁度、琥珀との出会いのシーンに突入している。
タイミングを見計らい顔を出す。
そこへ青亜と紅虎がやってきた。
「明ちゃん!見たら駄目だ!」
青亜と紅虎は何故か必死で止めようとする。
しかし時すでに遅く私はゲーム主の姿を、バッチリ見てしまった。
「え?な、なんで・・・」
私は驚いて何も言えなくなった、ゲーム主は私の知っている人間だったのからだ。
そこにいたのは私の弟だった。
幸いな事に向こうはこちらに気がついてない。
だけど私はそれどころじゃない。
「な、なんであそこに
「明ちゃん、お願い戻って!」
そう言われたがあまりにびっくりして体が動かない。
そうすると画面の中の人物が俯き涙を流しつぶやいた。
『姉ちゃん・・・なんで死んじゃったんだよ・・・』
「!?・・・光」
すると画面の後ろの方で声がした。
『光、お風呂入っちゃいなさい』
「お、お母さん!」
私はたまらずそこから出ようとした。
「明ちゃん!」
青亜が必死に私を止める。
私はなんとか我に返り押し止まる。
そこで辺りが薄暗くなる、どうやらゲームを一時中断したみたいだ。
私は茫然と座り込んだ。
「な、なんで・・・」
「あ、明ちゃん、大丈夫?しっかりして」
青亜は心配そうに言うと私を誘導する。
「明・・・大丈夫か?」
紅虎はなんだか辛そうな表情だ。
「死んだ事がショックなのはわかるけど・・・」
「違う・・・」
「え?」
「違うの!そんな訳ないの!」
「明ちゃん・・・・大丈夫だよここはみんないるし」
「違うよ!私が死んだとかそうじゃないとかどうでもいい!おかしいよなんであそこに弟がいるの?私の弟は三年前・・・に死んだはずなのに!」
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