♯2
“前略――お父さん、お母さん、お爺ちゃんにお婆ちゃんにポートス、私達の〈じんりゅう〉は今、火星公転軌道を通過したところです。
任務は今の所【ANESYS】
クルーのみんなも私にとても良くしてくれています。
ユリノ艦長はとても綺麗で優しくて凛々しい人です。でも任務外だとちょっとだけ寂しがりやで恥ずかしがり屋さんであわてん棒さんかも……。
サヲリ副長はとても真面目で任務に正確です……でも正確すぎてちょっとお人形みたい。
火器担当のカオルコ少佐はとても……とてもナイスバディです。あと頼りがいがある豪快なお姉ちゃんです……ちょっと豪快すぎるかもだけど。
フィニィ少佐の操舵は宇宙一です……普段は少年体系に悩んでるみたいですけど……。
電側員のルジーナ中尉はとても……とてもマニアックで面白くて朗らかな人です。ただちょっと〈じんりゅう〉の航宙が始まってから元気が無いのが心配です。
電算室オペのクローティルディア大尉はお人形さんのように可愛い人です。でもちょっとキャラ作りに無理をし過ぎている気がしないでもありません。
通信士のミユミ少尉は、私の教育係をかって出てくれたとても親切な人です……彼女が一番普通の人かも。なんだか悟りでも開いたかのように穏やかな人です。
艦載機パイロットのクィンティルラ大尉は、元気いっぱいでこの艦のムードメーカーです。いつも艦内を面白おかしく盛り上げようとしてくれています……多分。
無人機指揮者のフォムフォム中尉はミステリアスな美女です……彼女の言うことは時々私には難しくってよく分かりません……あととても大きな人です。
いろいろ気になることや心配事はあるけれど、ここでキルスティは元気に働いています。
私達は予定通り明後日、航宙艦〈ワンダービート〉とランデブーして、慰問イベントを行う予定です。その模様は約40分遅れの動画配信で見れるかもしれませんが、私は残念ながら〈じんりゅう〉で留守番の予定なので、映像に映ることはないでしょう。
またメールします。愛をこめてキルスティより”
「う~ん……」
キルスティは一旦書き上げると、ホロディスプレイを展開した携帯を置いて、背伸びしながら考え込んでしまった。
ちょっと筆が乗って長々と書いてしまったような気がする。
書いているうちに、今まで仕舞い込んでいた思いが出てきてしまったようだ。
〈じんりゅう〉が発進してから二週間と少し、キルスティは訓練では無い本当の航宙にようやく慣れてきた……ような気がしてきていた。
グォイドから人類を守ることを使命とする〈じんりゅう〉での生活が、楽しいだとか、快適だのと言うのは、不謹慎極まりないとは思うのだけれど、実際、快適だったし楽しかった。
それまで必死で取り組んできた訓練からの開放感が、そう思わせているだけかもしれない。
それに、以前はどうだったのかは知らないが、生まれ変わった〈じんりゅう〉の艦内は、航宙艦の中とは思えない程の大浴場をはじめ、ジムに娯楽室、新設された図書室など、クルーの慰労施設が充実しており、男子と遭遇することを心配せずに、それらを自由に使える。
キルスティはようやく肩の力を抜いて、自分本来の力を出していけそうな気がした。
それまでは、正直なところ自分がVS艦隊の……それもあの〈じんりゅう〉のクルーに選ばれたという事実を受け止めるだけで一杯一杯だったのだ。
もちろん、何よりもまだグォイドと遭遇していないから、そんな事を思っていられるのだろうが。
キルスティは、その日のメインブリッジでの当直を終え就寝兼自由時間となると、シャワーをすまし、食堂でシャワー後のミルクを飲みながら、実家へのメールを個人携帯端末でしたためておくことにしたのであった。
両親は毎日送れとは言われているが、発進してから色々あり、これがようやく一通目だ。
父からは自撮り動画メールをリクエストされているが、恥ずかしいので普通の文字メールを打つことにした。
それまで年に二度は帰省していたとはいえ、〈じんりゅう〉クルーに選ばれる3年も前から、親元を離れ、ラグランジュⅢの〈斗南〉でVSクルー養成訓練にあけくれていたのだ。今更こんな改まって手紙をしたためるのは変な気もした。
が、今回は地球~ラグランジュⅢ間の何千倍も離れるのだし、なによりグォイドと遭遇するかもしれないのだから……と自分を納得させる。
「さてと……」
「キルスティ少尉」
「ひゃ~っ!」
キルスティは常々思っていた事をついつい長々と書いてしまった手紙を、添削しようとしたしたところで、突然背後から声を掛けられ、飛び上るほど驚いた。
「驚かせてごめんさいなのです。キルスティ少尉」
「クローティルディア大尉ぃ……いつからそこに? えと、え~っと、何かごようですか?」
背後に立っていたゴスロリ衣装を着こなす上官に、キルスティは動悸を押さえながら尋ねた。
キルスティはこの同い年の上官に対する距離感が、今一まだ分からなかった。
そのお姿はロールプレイ? 自己暗示? ただのコスプレ? と。
「おシズで構わないのですキルスティ少尉、就寝前に悪いのですが、テューラ司令からメッセージが届きましたので、メインブリッジで全クルーミーティングが開かれる事になったので呼びにきたのです」
「な、なんだそうだったんですか……じゃ行きましょう行きましょうクローティ……シズ大尉」
キルスティの心中など無視して淡々と告げる上官に、彼女は何とか答えると個人携帯端末を懐にしまい、そろってメインブリッジへと向かった。
キルスティは何故艦内通信で呼ばないのだろう? とちらりと思ったが言葉にはしなかった。
「……ところでキルスティ少尉」
「なんでしょうか?」
「ルジ
「!」
キルスティはビクリと立ち止まった。
「ルジーナ中尉が最近元気が無いように見えるのは、単に地球圏のネット環境が使えなくなったのと、三か月毎の今季アニメクールが終わったのと同時に、大ファンだった『VS』シリーズが終了してしまったから……というだけですから、その内に回復しますのです」
「……みみみみみみ、見てたんですか?」
キルスティは手紙にも書いたルジーナ中尉の元気が無い理由が、思いのほか……アレだった事は置いておいて、自分が手紙に書いたことの危険性に、今更ながら身を震わせた。
「ごめなさい。携帯に向かって何か仕事の事で悩んでいるのかと思い、声をかけるのを躊躇っているうちに……目に入ってしまったのですその……長文メールが」
「いや、あのですね大尉、あれは単なる試し書きでして……」
「シズにもパパとママ……両親に送る手紙で経験があるのでアドバイスしておきますが、艦内の出来事は時に機密情報が含まれている場合がありますので、私信を船外へ送る時はエクスプリカによる検閲が行われます。覚えておいて欲しいのです」
「は、はい! すみませんでした! ……それはもう肝に命じておきます!」
キルスティの返事にシズ大尉は微かな笑顔で頷くと、メインブリッジへ向かって再び歩きはじめた。
――謝らなくてはならないのはシズ達の方なのです……。
キルスティは先を進む上官が、何か呟いたような気がしたが、よくは聞き取れなかった。
「これから眠るところだったのに悪いわね。さっそくミーティングをはじめさせて貰うわ」
メインブリッジに到着するなりユリノ艦長がそう言って迎えると、早速テューラ司令から届いたメッセージ映像がメインビュワーに再生された。
光速でも数十分から数時間かかる太陽系内では、当然リアルタイム通話など出来ようもなく、こうしてメッセージを送り合ってコミュニケートするしかない。
『あ~こほん! 〈じんりゅう〉の諸君ごきげんよう。どうやら生まれ変わった〈じんりゅう〉の調子はまずまずのようでなによりだ。
当初の予定通り、私は〈斗南〉での残務があったので〈ワンダービート〉へは同行せず、ノォバチーフの乗る修理艦〈ヘファイストス〉と一緒に、VS艦隊司令母艦〈リグ=ヴェーダ〉でSSDF木星司令部に直接向かい、慰問イベントを終えた〈じんりゅう〉と合流する。
つまり〈ワンダービート〉への慰問イベントは、お前達だけで行ってもらわなければならいわけだ……』
メインビュワーに映るテューラ司令は、そこで一旦考えをまとめるかのように沈黙してから続けた。
『慰問イベントの進行それ自体は、すでに向こうにSSDF広報部の担当官が先行して準備してくれているので、その指示に従ってくれれば問題ない。
詳細についてはデータファイルで送ってあるので全員良く目を通しておくように。内容はよくある握手会だ。最初は一曲歌って踊ってくれと言われたが断っておいた』
テューラ司令のその言葉に、一同から安堵のため息が漏れる。
『……だが、キルスティ少尉以外のお前達は良く分かっている事だろうとは思うが、今回の〈ワンダービート〉とのランデブーはそれが主目的ではない。慰問イベントが成功するだけでは不十分だ』
キルスティには何の事かサッパリであったが、他のクルーにとってはとても重要な事を、テューラ司令はこれから話そうとしていることは分かった。
司令は大きく深呼吸すると続けた。
『……まずキルスティ少尉への【特別懸案事項K】についての情報開示を許可する』
「……」
キルスティは、テューラ司令の言葉に、他のクルー達が静かに驚いているのを感じた。
【特別懸案事項K】とはなに? 当然の疑問がキルスティの胸を過る。
『規則がどうあれ何をどうするにせよ、キルスティ少尉の協力無しに目的を達成することは不可能だろう。
お前達には申し訳ないが、私にできたのは〈じんりゅう〉の〈ワンダービート〉慰問イベントを企画することだけで、その場でお前達が【特別懸案事項K】についてどう行動するかは、キルスティ少尉の協力をとりつけた上で、お前達自身で決めてもらうしかない。
もちろんSSDF広報部と〈ワンダービート〉乗員の目を盗みつつにだ。
実際、何をどうしたいのかは、お前達自身にしか分からないしな。
それに、私が私の立場を使って下手に介入すると、立場上どうしても証拠が残って第三者に嗅ぎつかれる恐れがある。こうして離れていれば、疑われる心配を一つ減らせるわけだ。
つまり、慰問イベント中に【特別懸案事項K】にどう対処するかは、全てお前達の裁量に任せることになるわけだが……。
私がお前達に望む事は、まず【特別懸案事項K】の露見によるスキャンダルを起こさない事。
選択を誤ってまた【ANESYS】の統合率を下げない事。
最後に、お前達一人一人が後悔しないように行動することを望む。
私からは以上だ。返信は暗号通信で送る事。航宙の無事と健闘を祈る』
そう締めくくって彼女は敬礼すると、言いたいこと訊きたいことは山ほどあったが、
テューラ司令からのメッセージはそこで途切れた。
「……」
しばらくの間、誰も何も言わなかった。
クルー達は一人一人それぞれの表情でテューラ司令の言葉を受けとっているようだ。
ある者は呆れかえり、ある者はかるく怒っているようだったし、眉間を指でトントンして悩みこむ者もいた。
艦長は顔を赤らめ、俯きながら両の人差し指をツンツン付き合わせていた。
そして、キルスティはクルーの視線がやがて自分に集まっていくのを感じた。
「あ、あの~それで【特別懸案事項K】というのは……」
キルスティは勇気を出して、恐る恐る尋ねてみた。
テューラ司令のメッセージは、それって……いくらなんでもちょっと投げっぱなしすぎじゃなかろうか? と分けが分かっていないキルスティでさえもそう思ってしまえるような内容であった。
恐れ多くも言わせてもらえるならば曖昧模糊かつ無責任極まりない。
だがテューラ司令には、そうだと百も承知でも、〈じんりゅう〉クルー達に行わせなければならないことがあるらしい。
なにしろテューラ司令自身が、SSDF広報部を欺くことを認めている位なのだ。
一切異論を挟まないということは、機械たるエクスプリカさえも納得ずくなのだろう。
それはやはり、【特別懸案事項K】とやらがどうも関係しているようだ。
「あ、あの~それで【特別懸案事項K】というのは……」
「……」
一向に反応を示さないクルーに対し、キルスティは思いきって、懐から出した個人携帯端末から呼びだしたホロ画像を皆に見せてみた。
「…………ひょっとしてこの人に関することでしょう……か!?」
その瞬間、ブリッジに響き渡った先任クルーの『な~!!!!!!!』という叫び声に、キルスティは思わず首を竦めさせた。
ホロ画像の効果は覿面だったようだ。
実はキルスティには【特別懸案事項K】に心当たりが無いこともなかった。
これでも一応は機関長として採用された身だし、専門はオリジナルUVDと【ANESYS】の関連研究である。その方面を調べる為の知識と技術は持ち合わせているつもりだった。
キルスティは〈じんりゅう〉のクルーに選ばれ、【ANESYS】
それらの疑問や謎に対し、先任〈じんりゅう〉クルーがキルスティに対し何も説明してはくれないのは、自分はまだ知らなくて良いことだと判断されているからなのだと思い、今までそのことを尋ねたりはしなかった……のだが、事はそうも言っていられなくなってきたようだ。
キルスティが出したホロ画像、それは紙に描いた鉛筆画を携帯で撮影し、アプリで三次元化した日本人男性の似顔絵だった。
「やっぱりこの男の子が何か関係してるんですね」
キルスティの予想は確信へと変わった。
「何度も【ANESYS】
キルスティは訊かれる前に説明した。
【ANESYS】は少女達の思考を統合する。
当然理屈から言えば、個々人の記憶も統合された思考の中で行きかう。
キルスティの【ANESYS】への統合レベルは未だに低いままであったが、それでも数をこなすうちに、先任クルーの彼女達が抱く強烈な記憶の一部が、自分に流れ込んでくるのを感じた。そして当然の帰結として、それが自分が今一【ANESYS】への統合が上手くいかない原因ではないかと考えたのだ。
「この人が〈ワンダービート〉にいるんですね?」
もう訊かなくても、キルスティには彼女達の答が分かっていた。
あとは答合わせのようなものだ。
「〈斗南〉でやっていた【ANESYS】
【ANESYS】
当時の〈じんりゅう〉内は作業用ヒューボのみで人間は一人もおらず、改修作業の関係で通信を行ったという記録は一切無いにもかかわらずです。
データの求め先は、当時火星近傍にいた汎用航宙士後方支援艦〈ワンダービート〉……だったんですけどもぉ……」
キルスティは、ここまで言ってから、喋り過ぎちゃったかと皆の顔を見まわした。
何故か[カマワン、続ケテクレ]と続きを促したのはエクスプリカであった。
「あ~ウォッホン……取得要請されたデータは、〈ワンダービート〉までの距離がありすぎて、データ往復に必要な時間が足りず、一度の【ANESYS】の統合時間内では取得できなかったようです。
しかし、コンピュータログに残された痕跡によれば、【ANRSYS】終了後にも動くプログラムを作ることで、数回の【ANESYS】で求められていたデータは手に入ったようです」
「そのデータは今どうなったの? キルスティちゃん!?」
それまで沈黙を守っていたミユミ少尉が、見た事の無い切羽詰まった表情で訊いてきた。
「削除されています」と、キルスティには事実を答える他無かった。
「【ANESYS】中の〈じんりゅう〉から火星近傍の〈ワンダービート〉に向けて、何かのデータを欲した何者かは、それ専用のプログラムを構築して、データの取得に成功しましたが、何故か取得したデータは削除しています。
データを求めた者が何故データを消したのか? 証拠を残したく無かったのか? 内容に満足しなかったのか? 理由は分かりません……」
キルスティはクルーの視線が熱くなってきたような気がして、背中に汗が伝うのを感じた。
「えええええええ、え~っとですね! 〈斗南〉で行っていた【ANESYS】の戦闘シミュは、〈斗南〉のシミュレータールームと、〈斗南〉ドック内で改修中の〈じんりゅう〉のメインコンピュータとを接続した状態で行っています。シミュレーション状況を実戦となるべく近づける為にです。
それらはあくまで、シミュレーションの為だけの閉じたシステムとして構築されているはずでした。ですが……その……状況から察するに、データを欲したのは……つまり」
そこから先は、キルスティはにとって発言には勇気のいることだった。
「つまり、そのデータを欲したのは【ANESYS】統合中の私達だったということね」
いつもの冷静な顔に戻ったユリノ艦長が、キルスティの言葉を引き継いだ。
そして「凄いな……お前」とカオルコ少佐が呟いた。
他のクルーも、感心すると同時に呆れかえったような顔でキルスティを見つめていた。
「そ、そうです。そしてそのデータ取得の件を知ってか知らずか、テューラ司令は〈ワンダービート〉への慰問イベントの実行を決め、それが発表されて以降、皆さんの【ANESYS】の統合時間は飛躍的にアップしています……」
キルスティは、毒食らわば皿までとばかりに、自分の考えの全てをぶつけてみる決心をした。
「私だって一応一人の女の子です。いくら男性との接触が禁止されているとはいえ、回避しようと思って回避できることと、出来ない事があることくらいは理解しているつもりです。
ですから……それらの諸状況から総合して考えるに、この私が描いた似顔絵の男の子が、件のデータであり……そして【特別懸案事項K】なんですね?」
キルスティは自分が〈じんりゅう〉クルーになれた事をとても喜んでいたが、同時にとても面倒な事に巻き込まれた事を、今、確信した。
結局、代表してキルスティに【特別懸案事項K】を説明したのはエクスプリカであった。
客観性で言えば、確かに妥当な選択であったかもしれない。……単に先任クルー陣では感情を抜きに上手く説明出来そうに無かったから、という事情もありそうだったが……。
第五次大規模侵攻迎撃戦時に、〈じんりゅう〉が一人の少年を救助したこと。
彼の助けでオリジナルUVDを回収し〈じんりゅう〉主機関へ換装、ケレス沖会戦で勝利を得ることに成功したものの、その過程で少年は重傷を負い、〈じんりゅう〉は彼を〈斗南〉への帰還の途中で、病院船として運用中だった〈ワンダービート〉へ預ける事にしたのだという。
その寄り道のお陰で、〈斗南〉への帰還までに後方にいたはずのテューラ司令に追いつき追い越され、〈斗南〉に帰還するなり現在大ヒット中の『SSDF-VS第802〈じんりゅう〉クルー・オフィシャル・ホロ・トレーディングカード』の撮影に駆り出されてしまった……というのは別にどうでもいい話であった。
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