第5話 光

龍は研究に息詰まっていた


「何が間違っているんだ!!」


拓也

「龍、焦るなよ・・・」


「分かっているよ!だけど俺達は俺達は・・・」


拓也

「それ以上言うな・・・皆同じ気持ちだ・・・」


「済まない・・・弱音をはいて」

(ドール博士は一体どんな細菌を使ったんだ・・・・・・・・・。

全く結合しないなんて・・・・・・・・・)


拓也

「いいよ、皆必死だからな・・・」


「ああ・・・」


東の始まりの国では龍達の研究は平行線のままだった


拓也

「なぁ~龍・・・」


「なんだ拓哉」


拓也

「春だと言うのにまるで冬の風景・・・いや無の国みたいだなこの国も・・・」


「ああ・・・俺も思ったよ・・・かつての緑あふれる国は何時戻るのだろうな・・・」


煙草をくわえ話す二人だった


その頃リューンは検問所の様子を見に行くのだった。


リューン

「そこ!!何している!!」


激を飛ばすリューン


リューン

「またお前かライ!」

(又寝ているな!!)


ライ

「何が悪いんだ、俺はちゃんと持ち場に居るじゃねぇか?」


リューン

「警備が寝ていて何ができる!持場に居ても役たたずだ、もういい、ここは俺が見るお前は倉庫にでも行き備品整理でもしてこい!」


ライ

「わかったよ、怒鳴らなくてもいいじゃねぇか」


体格もリューンよりふた回り大きいライはドスドス去ってくいくのだった


ライ

「ちぇ、今に見ていろコワッパが・・・」


ライはリューンに恨みを持つのだった


警備を続けていると遺跡に金の鳥が現れた。


リューン

「此処を頼むぞ!」


警備兵

「ハッ!!」


光が降りてくるのが見えリューンは急いで遺跡に走った


なんだ!?

あの光は・・・

遺跡の祭壇辺りに降りるな・・・


何故かリューンは駆け寄り自然に手が出るのだった


俺・・・・・・・・

どうして手をさしだしているんだ?

自然に体が動いている・・・・・・・・・・。


するとその光もリューンの腕の中に収まり光が消えるとリューンは赤面した


リューン

「!!」


なっ!!なに!!おっ、女!?

それも全裸かよ・・・

なぜ全裸なんだ?


リューンは自分が纏っていたマントに女を包み込んだ


このままだと凍え死ぬ、早く家に帰らなくては・・・


リューンは急いで自分の家に帰るのだった。

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春夏秋冬 青い月 @SUNA

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