第3話 最強の戦士

龍達が凍える国についたのはリューン達が検問所を引いた後だった


「拓哉あれは何だ?」


拓也

「さあ・・・俺も初めて見た」


検問所の前に人集りが出来凄い事になっていた。


人々

「どうしてだ!なぜ入れない」


人々

「そうだ!」


皆騒ぎ始めると奥から現れたのは


リューン

「静まれ!!!

我々凍える国は他所者をこんりんざい入れることを断る!」

(こんなに沢山の人々が・・・・・・・・・

矢張り金の鳥の噂でなのか・・・・・・・・・)


辺りはリューンを一目見た途端静かになったのである。


「あれは誰だ?」


拓也

「龍どこまで世間知らずなんだ~

あれは最強の戦士リューンだよ」


「最強の戦士?」


拓也

「無敵の戦士さ、奴には誰も勝てない・・・」


「じゃ、ここまで来て帰れと・・・」


拓也

「仕方ないよ、死にたくないもんな・・・」


周りの人々は諦め帰り始めた


「なぜ・・・」


拓也

「仕方ない、他所者はお断りなんだから」


「ああ・・・早くワクチンの開発を進めなくてはいけないしな。」

(此処まで来て無駄足とはな・・・・・・・・・)


龍達も帰るのだったがもう日が暮れ始め野宿する事になったのである。


拓也

「マズイな・・・今日は無の国で野宿だな」


「ああ、そうらしいな日が沈む・・・」


拓也

「とにかく薪をしなくてはな」


「ああ、ここら辺は狼や野犬が多いからな」


薪をしながら龍はリューンついて拓哉に聞くのだった


「あのリューンて奴そんなに強いのか?」


拓也

「この世界一だよ、だからどこの国も凍える国と戦争はしない・・・」


「負けるからか?」


拓也

「ああ〜剣術、武術、策略全てに関して優れた奴だ・・・

元は無の国が核の国と言われた頃・・・

そこの王の子供とか言っていたな」


「最強な国なのにどうして?」


拓也

「核の国の王リボーンは争いを好まぬ人だとか・・・」


「そのせいで国が滅んだのか?」


拓也

「・・・酷い話だよな、

四方の国から攻め込まれたんだ・・・」


「四方からかだったら太刀打ちできないな・・・」


拓也

「いや、それでも一年間持ちこたえたと言っていた」


「四方からで一年も・・・」


拓也

「それもリューンが関わっていたとかいなかったとか言っていたな・・・」


「あいつバケモンか・・・」


拓也

「そうだな、化け物も怖がると聞くよ・・・」


「最強の戦士リューンか・・・」


翌日始まりの国に帰って行く龍達は研究室にこもりワクチンを完成させる為頑張るのだった。


シン

「リューンどうだ?」


リューン

「はい、検問所を引き立ち入れない様にしています。」


シン

「そうか、当分は頼むぞ。」


リューン

「ハッ!!」


=最強の戦士リューン=

核の国の出身で父リボーンと母アメジストから生まれた長男、リューンには2つ違いの姉も居るが・・・・・・・・・。


戦闘民族の間の子として生まれたリューンは小さい時ながらその戦闘能力に優れ剣術、武術、更に軍師の能力も有り時期王への道へと駆け上って行くが・・・・・・・・・。


リューン

「父上様、その話しは本当ですか?

それでは国が滅んでしまいます。」


リボーン

「私は争いが好かんのだ。

なぜ皆は平和に暮らせないのだ?」


リューン

「国政とはそう言うものです。

他国との貿易と条約では成り立っています。

ただ、平和だけを愛しては生きていけない世界なのです。」


アメジスト

「そうよ、今からでも遅くないわ!

他国との条件を結びましょう。」


リボーン

「いや、駄目だ!!

戦にだけ手を貸して何になる?

条件は結ばぬ。」


リボーンは部屋から出て行くのだった。


父リボーンが争いを嫌う平和主義のせいで四方の国と意見が対立、一カ月もしないうちに戦にだけなる。


リューン

「父上様、指揮を取ってください!!」


リボーン

「ならん!!民を逃すのが優先だ!!」


リューン

「くっ!!」


警備兵

「リューン様此処ももう危ないです。

撤退を!!」


リューン

「第二ゲートに向かうんだ!!

此処からは俺が指揮を取る!!」


第一ゲートは壊滅状態で第二ゲートまで撤退をしたリューン達はリューンの指揮に従い反撃を始めた。


それから半年が経つ。


リューン

「此処からが正念場になる。

今四方の敵は第二ゲートとの前で膠着状態に落ちている。」


兵達

「兵も減り厳しいですが、我らも貴方について行きます。」


リューン

「すまない・・・

父がああでなければ戦も起きずに済んだのだが・・・・・・・・・

だが、命は無駄にするな!!

危ないと思うなら撤退するんだ。」


兵達

「ハッ!!」


その争いの中若きリューンが父に代わり全て指揮を取り一年は持ちこたえたが・・・・・・・・・・。


兵達

「リューン様いけません!!

此処で降伏したら貴方達の命は有りません。」


リューン

「くっ!!

お前等の命が優先だ!

降伏すれば敵もお前等には手は出さんと言っている。」


兵達

「ですが!!」


リューン

「生きてればいつか会える。」


兵達

「リューン様・・・・・・・・・。

私達のために・・・・・・・・。」


リューン

「すまない、では話しを父にしてくる。」


リューンがリボーンの部屋に行くとリボーンとアメジストは既に自害していたのだった。


リューン

「父上!!!!母上!!!!

どうしてですか・・・・・・・・・。

俺は、俺はただ生きていて欲しいだけなのに・・・・・・・・。

戦を始めたのが悪かっのですか!?

うわぁぁぁぁ!!!!」


親の死に初めてリューンは泣くのだった。

その後食料難や兵士不足で敗北。


リボーンはその場で自害、アメジストもまたリボーンの後を追い自害、残されたリューンは従兄弟であるシンが庇い兵共々凍える国へ。


姉の消息が今だに不明だった。


リボーンが自害する前に異世界に飛ばしたと言う説も今だに囁かれている。


=勇者リューン=

身長188cm 体重78kg 年齢22歳


勇者と言えるほどの筋肉美で紫の髪でウエーブがかった腰まである髪は後ろで一つに縛り付けている、赤茶色の肌色で目の色も紫である。


性格は冷静沈着だか自分にも厳しいが他人にも厳しい。

怒らせると歯止めがきかなくなりたまに暴走する。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る