第四章 ストラス 1~3
(科学長官の報告)
遠征より帰還せし〝賢明王〟は、全銀河系に対し、以下の如く報告を行いたり。地球に対する放送において彼女は、古風な眼鏡を着用せる、賢げな少女としてその姿を現せり。
「此度の〝アンドロメダ戦役〟においては、『新帝国艦隊が公式発表と異なる大規模戦力を以てアンドロメダ銀河に侵攻し、旧帝国中枢種族を超新星兵器によりて殺戮したる後、先住諸種族の再征服を行いたり』との風説が流布せり。かかる誤解に対し、同銀河遠征艦隊の技術部門副司令官なりし我、科学長官ストラスは、ここに銀河系全域への一斉通信によりて実際の遠征経過を報告するものなり。なお、この通信中において各種族を示す人称代名詞は、表記の統一及び公正のため、配信対象種族の遺伝学的基本形態たる性別のものを使用せり。また、この配信版は新帝国理事種族の生物学的特徴に関する表現につきて、太陽系第三惑星〝地球〟向けに配慮が加えられしものなり」
1 アンドロメダ銀河へ
「今次大戦即ち〝第二次帝国内戦〟は、当初〝銀河系内戦〟として開始せり。この戦いにおいて衰亡せる旧帝国の残党は、アンドロメダ銀河への逃亡後にその〝中核領域〟を占領し、同地を拠点として新帝国に逆襲を企てたり。然し、この〝銀河系襲撃〟の失敗及び苛酷な統治への不満は、政権より離反せる種族及び一部の先住種族による蜂起を招来せり。彼女達は同銀河の〝中核領域〟と〝外縁領域〟の中間を占める〝境界領域〟の方面に移動しつつ戦闘を継続し、新帝国に救援を要請せり。先遣されし偵察艦隊の報告によれば、旧帝国派は劣勢にして、早期の平定が可能と見込まれしがゆえに、新帝国政府は遠征艦隊の派遣を準備せり」
「然しながら艦隊進発の直前に至り、旧帝国派の反攻による優勢の回復及び、従来は局外中立を保ちたる〝外縁領域〟の先住種族による、反乱勢力及び偵察艦隊への攻撃が通報せられたり。現皇帝はこれを憂慮し、遠征艦隊の正副司令官たる種族融合体アスタロト、アスモデウス及び我ストラスの本体に加え、彼女自身を含む他の理事種族の大型分離体をも派遣することを決定せり」
「各融合体及び分離体は、種族複製の制限法規に違反せずして能力を増すべく、特別なる強化外殻を伴いたり。この外殻は、各種族の量子頭脳が設置されし惑星または小惑星の周囲に展開し、各々独立の機動・防御・攻撃及び情報処理能力を有する多数の
「遠征艦隊は本艦隊・分遣艦隊及び後方艦隊より編成せられたり。本艦隊は前線正面において、旧帝国派種族・先住種族に対する戦闘及び交渉を実施する、通常作戦部隊なり。この艦隊は、遠征艦隊の総司令官アスタロト及び麾下の新帝国軍艦隊、民政部門副司令官アスモデウス、銀河系外周星域長官ベールの分離体及び傘下の補給艦隊から構成せられたり」
「分遣艦隊は敵支配領域の内部に潜入し、特に中枢種族の発見及び捕捉を任務とする、特殊作戦部隊なり。この艦隊は、技術部門副司令官たる我ストラス、我が姉妹種族アミー及びヴォラク、また〝皇帝領の戦い〟においてアミーと共に中枢種族と戦いたるバールゼブル及びグラシャラボラスからなり、我以外の四者は分離体なりしが、各々指揮下の艦隊を伴いたり」
「後方艦隊は戦線の背後において、銀河系との連絡・輸送及び政策的配慮を担当し、非常時には戦闘及び交渉にも参加する、後方支援部隊なり。この艦隊には、帝国本土の本体と超空間通信によりて常時連絡を保持せる現皇帝の分離体、その助言者として他種族の心理分析に詳しきアドラメレクの分離体、両者の護衛として強力な武装を有する帝国本土防衛司令官アモンの分離体、及び彼女が率いる本土防衛艦隊の一部が所属せり」
2 外縁種族との和平 ……アスタロト、アスモデウス、ベールとアドラメレク
「遠征の報告に当たりては、各理事種族による行動の背景につきての理解も必要とならん。故に我は、各種族の来歴や作戦参加の経緯から説明を開始せん」
「まず、遠征の総司令官たる〝正義公〟アスタロトは、社会性の渡り鳥を祖先とする種族なり。集権的な統治機構を要する農耕・定住生活の経験少なきが故に、個人の自由、及びその基礎となる平等の理念が発達せる種族なり。彼女が軍事種族として高き評価を得たるは好戦性あるいは攻撃性に非ずして、その清廉実直なる気性や移動生活への適応能力によるものなり」
「かつて、情報不足のまま彼女の母星に襲撃を試みし犯罪種族は、その〝惑星〟の大部分が長期の移動と軍務に適応すべく、高度な自給・戦闘能力を有する無数の可動小惑星及び巨大航宙艦の集合体へと変じ
「さらに彼女は、他の種族融合体や個体群種族との間における分離個体の相互帰化も多数に及び、因習や偏見に囚われることなく他文明の長所を摂取・仲介することに積極的なるが故に、むしろ彼女の種族的個性は、他種族との交流による新文化の創造にありとさえ言い得るべし。そして正に、この変わらざる文化的多様性への理解こそが彼女に、かつて文明開発長官なりし現皇帝からの厚き信頼や、多数の種族からなる帝国正規軍の各艦隊からの支持を得しめたるものなり」
「遠征艦隊の民政部門副司令官、〝熱情王〟アスモデウスは、種族融合体への発展以前には巨大な頭脳を有する爬虫類に類似せる種族なりしが、三つ頭の凶悪なる怪物という形容は旧帝国派の虚偽宣伝なり。実際には彼女は、大脳が三つの領域に区分され、各々が個人的・社会的な利害判断、及び両者を合わせた総合的判断を分担せる生物なり。これは決して表裏ある性格を意味するものに非ずして、他の種族なれば未分化な脳によりて直観的に為す意思決定を、その高度な知能を駆使してより客観的・分析的かつ内省的に行うものなり。故にこの能力はむしろ利害関係者に対し、相互の利益を明確化した上で最大限に両立せしめることを目標に、誠意を以て積極的・精力的に交渉する態度を導きたり。かかる性格は、将来の紛争を予防して良好な協力関係を永続せしむることに役立ち、彼女の産業種族のみならず行政、特に外交種族としての成功をも説明せり」
「かつて彼女は文明開発省の副長官として、旧帝国の有力なる中枢種族に内密に接近し、発展途上種族に対する支援と権利付与への協力を求めたるも、制裁の威嚇を伴う拒絶を受けしばかりか、この種族と対立せる他の中枢種族からも政治的な邪推及び中傷を被れり。然し、これは彼女の失策というよりも、帝国内部の権力闘争及び種族間格差が、彼女の能力を以てしても克服困難なまでに激化せることを意味せしものなり」
「彼女はこの経験から、後に現皇帝が、帝国中枢の不正を知りて直訴を試みたる際、これを実力によりて阻止せり。しかし、自らの解任をも覚悟せる彼女は、説明を受けて彼女の真意を知りたる現皇帝から、慰労と感謝の言葉を受領せり。これに応えて彼女は後に、〝自衛措置を講じての公開請願〟という献策を行いたるが、これに始まる多数の種族の努力が帝国の崩壊を防ぎ、新王朝への移行を可能とせしことは、もはや歴史的事実なり」
「アスモデウスは、それまでアンドロメダ銀河〝中核領域〟への旧帝国派の侵略に対し、冷淡なる無関心ないし不干渉の態度をとりたる同銀河〝外縁領域〟の種族が、反乱勢力及び我方の偵察艦隊のみを攻撃せる事実に注目せり。彼女はこの事実から、旧帝国派はかつて銀河系において用いたると同様の策略を以て、同種族の攻撃を我等が陣営に誘導せしものと推定せり。この判断に基づきて、彼女は情報・通信機能を重視せる強化外殻を装備すると共に、司令官アスタロトに対し、銀河系外周星域長官ベールの分離体との共同作戦を進言せり。その理由は第一に、銀河系と同様アンドロメダ銀河においても、周縁部においては巨大な液化気体惑星に居住せる非酸素・炭素系の種族が大多数を占めるが故に、主として酸素・炭素系種族からなる正規軍艦隊のみならず、彼女達と同種の種族からなる外周星域の艦隊も派遣する方が、和平の可能性を高め得ると考えられしためなり。また第二に、不幸にして戦闘を避け得ざる場合においても、巨大惑星の豊富なる資源に恵まれし種族との交戦に際しては、やはり同様の巨大惑星を可動化して中核とする、補給艦隊を随伴させる必要がありしためなり」
「銀河系外周星域長官〝辺境王〟ベールは、大型の液化気体惑星に浮遊する藻類より進化せる種族なり。この藻類は当初は単細胞生物なるも、それらが
「この生物は宇宙進出後、外周星域全体に広がりて支配的種族となりしが、他惑星への移住のための再分離は血縁種族間に様々な意見の相違をもたらし、その論争は特に、中心星域を支配せる酸素・炭素系種族との関係につきて、顕著となりたり。〝最初の個体〟を代表とする集団は、血縁種族による全銀河系の〝保護〟を主張せるも、その娘の一人ベールを長とする集団は帝国との分離・共存を提唱せり。然し不幸にも、中心星域においても主戦派勢力が優勢となり、第一次帝国内戦が勃発せり」
「この戦争においては外周星域の敗北によりて〝最初の個体〟を含む多数の種族が滅亡し、代わって穏健派のベールが、形式的な〝銀河系外周星域長官〟に任命せられたり。今回の第二次内戦に際しては、ベール率いる外周星域は新帝国と同盟し、その戦勝に貢献して、完全なる自治権を獲得せり。故に彼女は旧帝国派の宣伝において、その進化の過程から、異種の生物が混合せる怪物として描かれたり。然し、実際にはその生存が自らの体内における生態系の均衡維持に係るが故に、後進の生物種を守り、育み、そして導くことを本能とせる、母性的な慈愛に満ち
「アスタロトからベールへの協力依頼を仲介せし者は、ベールの副長官たる〝美麗公〟アドラメレクなり。彼女は一惑星上に共生せる二種類の知的種族が、単一種族として帝国に加入せる種族にして、その分離個体は各々、器用なる二本の腕を備える
「彼女は現職への就任に伴いて、中心星域の母星から外周星域の巨大惑星に移住せり。然し近年、旧母星の〝銀河系戦争〟による被害の復旧作業中に、先史時代の激烈なる核戦争の痕跡が発見され、かつて両種族は相争いて文明を失いし後、共同でこれを再建したるものとの仮説が公表せられたり。当時は未だ発展途上なりし当該宙域の文明開発を担当せる部署には、現皇帝が所属せり。また、敵対する種族の間に相互依存関係を構築して紛争を解決せしむるは、彼女の得意とせる発展支援手法なり。報道機関より当時の事情を問われたる現皇帝の分離個体は、記録の逸失によりて詳細は不明なりと答弁し、ただ暖かく微笑みたり。然し、その後にアドラメレク自身が仮説の真実性を公表し、現在の種族的一体性及び答弁における配慮につきて、現皇帝への感謝を表明せり」
「
「アドラメレクはその発展の歴史から、他種族の文明を理解し、支援することに長じたる種族なり。彼女は〝銀河系戦争〟の初期、協力依頼のため外周星域に
「一方、生真面目なるアスタロトは交渉時の挨拶において、かつての自らの立場の説明と不得手なる
「アンドロメダ銀河に到着せる遠征艦隊はまず、同銀河の〝境界領域〟に布陣せる反乱勢力及び偵察艦隊の残存部隊と合流せり。同銀河は広大にして政治的に未統一なるが故に、帝国における〝星域〟の如き明確なる行政区分が存在せず、また〝中核領域〟と〝外縁領域〟の中間に存在せる〝境界領域〟は、散発的な紛争地帯ないしは暫定的な緩衝地帯として、未開発のまま放置せられたり。残存部隊からの通報によればアスモデウスの推測通り、旧帝国派は彼女達を境界領域方面に圧迫したる後、その退路を絶つと共に遠征艦隊の進攻を妨害すべく、悪質なる情報操作を行いたり。即ち、『新帝国軍を自称せる者達は、銀河系において非酸素・炭素系種族を侵略し抑圧せる邪悪なる叛徒にして、反乱勢力もまたその同盟者なり』との虚報を流布することにより、外縁種族から反乱勢力及び偵察艦隊への攻撃を誘発せしめたるものなり」
「アスモデウスはこれに対抗すべく、自らの強化外殻を分離して高出力の情報送受信装置となし、外縁領域方面の各所に送出せり。各分離外殻には、本艦隊よりアスタロトの戦闘艦艇及びベールの補給艦艇が、護衛及び支援のために随伴せり。この外殻は亜空間通信によりて、付近一帯の宙域に銀河系史の概要及びアンドロメダ戦役に到る経緯を公開する放送機能に加え、外縁領域種族からの質問及び提案を受信して、回答を送信する通信機能をも備えたり。内政及び外交に関する重要情報は現皇帝の分離体、回答を適切に表現するための言語情報はアドラメレクの分離体が提供し、これらの支援をもとにアスモデウスが膨大な量の演算処理を行いて、回答結果を送信せり。この作戦は大成功を収め、外縁種族の誤解は
「然し、発見の直後から分離外殻を攻撃せる外周種族に対し、最初に真実を証明せし者は護衛の諸艦艇なり。運動性に優れたる酸素・炭素系種族の戦闘艦艇が自ら楯となりて非酸素・炭素系種族の補給艦を
3 中核領域への偵察 ……ストラス、アミー及びヴォラク
「アスモデウスの作戦によりて、外縁領域からの脅威は消滅せり。然し、中核領域を占領せる中枢種族と、その支配下にある先住・移住種族につきては早期の講和が望み得ず、また戦力の集中による決戦は、周辺の先住諸種族にも多大の犠牲を生ぜしめるものと予測せられたり。故に我等は和戦いずれの積極的行動もなし得ず、戦線は
「新帝国艦隊は、恒星近傍の超空間内においても高速航行や通常空間への往還及び探査を可能とする、重力場干渉への補正装置を装備せり。特に我等が分遣艦隊は、隠密航行や秘話通信につきても優秀なる技術を保有せり」
「注目すべきは、これら新技術の開発に関しては軍事技術のみならず、広範な基礎科学研究に立脚せる、民生技術の発展によるところが大なりし事実なり。そもそも超空間関連技術は旧帝国の中枢種族が開発せしものなるが、彼女達はこれを軍事機密として
「然し、以後の分遣艦隊の行動を述べるに当たりては、我等の関係及び当時の状況につきて、
「我ストラスは光栄にも、〝賢明王〟の別名を与えられしが、実際には過去の愚かな過ちを
「当時彼女達は銀河系外周種族との戦争の
「然し、かかる地位の向上は、我にとりて必ずしも幸福なものには非ざりき。代謝が活発で活動的なるも、短命で利己的・衝動的な側面を有する多数の個体が、自己や集団の利益を巡りて争う酸素・炭素系種族の気質は、時に我には理解し難く、特に反抗種族に対する絶滅処分等の過酷な措置は容認し難きものなり。然し、生活環境や文明様式がある意味においては外周種族以上に異なり、また傘下・類縁の種族もなき我にとりては、旧帝国下における政治的発言力の獲得は極めて困難なりき。故に、我はただ帝国全体の科学・技術の進歩を通じ、先進種族のみならず途上・外周種族も加えた全種族の、倫理性も含めた発展に寄与することを自らの存在意義と信じて、研究活動を継続せり。我は、惑星全域に成長せる記憶素子と演算回路網の恩恵によりて科学省長官の職に就きし後も、重大なる政策論争には介入せず、〝帝国の臣よりも科学の臣〟〝生きた計算装置〟として働き続けたり。其は、政権内部の権力闘争への関与が直ちに、孤立種族なる我自身の生存に危険を及ぼすことを認識せるが故なり」
「中枢種族はまた、銀河系内の覇権維持と他銀河侵略のために軍事種族を量産せしむべく、現皇帝の所管せる途上種族への文明開発計画に対し、非人道的な干渉を加えたり。現皇帝からその調査を依頼されし我は、我自身が担当せる先進種族への融合体複製計画にもまた、同じ目的が隠されしことを発見せり。現皇帝は我に対して事態改善への協力を求め、我は彼女と相互支援の盟約を結びたり。然しこの時、我は内心において帝国の将来に絶望し、万一の場合は複製実験により生まれしアミー及びヴォラクと共に、安全が確保されるまでの間、銀河系外に脱出することを検討せり。然し、我を
「実験によりて双子種族となる以前のアミー及びヴォラクの前身種族ウォフマナフは、
「アミーとヴォラクは過去の種族間融合実験以来、姉妹種族として心を結びたる我の悲嘆を共有し、次の如く我に通信せり。即ち、『現下の如き国家の一大危機に際し、絶望や悲嘆に暮れる
「因み《ちな》に周知の如く、彼女達は極めて稚気溢れる種族にして、地球型分離個体の形状を決定する際も人類の頭髪に
「アンドロメダ銀河の中核領域を超空間より精密に走査せる我及びアミー、ヴォラクの偵察艦隊は、先住種族の中でも指導的なる一種族の惑星系に対する、超新星兵器の使用を確認せり。その後前線において、従来は戦闘に消極的なりし同種族系列の艦隊が、攻撃的な作戦行動を実施する方針に転じたることから、中枢種族は同銀河においても悪質な脅迫による動員を継続せることが推認せられたり。また、中核領域にある一青色超巨星においては、惑星数千個分の反物質が生成及び蓄積され、その総量は中核領域の全体に壊滅的な被害を
「さらにその直後、新帝国・外縁種族間の和平成立と時を同じくして、これらの超新星兵器に装備されし駆動機関が次々と作動準備状態に入りたる兆候が観測され、事態は一刻の猶予もなきものへと変化せり。それらの使用を許すことは、我等三姉妹にとりて、旧帝国下における恐怖政治の果ての悲惨な戦禍という、堪え難き悪夢の再来を意味せり。故に我等は協議のうえ、現皇帝の裁可を得て、バールゼブル及びグラシャラボラスの攻撃艦隊に対し、緊急の対応を要請せり」
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