第3話紅い月、ルナマナ

「らい…契約してこよう…」

そうだ。急ぐ必要が…あるんだ…!!

急がないと…少しでも早く…!!

「うん。おにぃちゃんが…そう言うなら…♪」

おにぃちゃんが進むなら…頑張るなら、らいも……頑張るよ…??

ついていくから……

おにぃちゃん…と離れたく…ない…から…近くにいたい…から…

『なんじ、我ともう会うとはな。』

「あぁ…早すぎないか?」

そうだ。おかしいんだよ。

あきらかに早すぎる…。

『なんじ、やはり力をほっするか?』

不気味な笑みを浮かべて問う。

「あぁ…守るんだ…今度こそ…!」

そうだ…大切な人を…大事な人を…守るんだ…

今度こそ…守り抜いてみせる…!!

『なら、なんじに我の力を貸そう…力はー…』

守る力…か。たしかにおれにあってるかもな…。


あの紅い月にいるんだろう?

ルナマナ、絶対に…許さない。

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