第6話サジタリアスの祈り。
『やぁ!僕はサジタリアス。まさか、こんな早くに契約したいって言ってくるからビックリしたんだよ~??』
ニコニコ笑いながら言ってくる。
こいつの笑顔…ウザイくらいに眩しい…
なんつーか…太陽みたい…って何考えてんだ?!!
「サジタリアス、改めてよろしく。俺はれい。」
簡潔に挨拶をした。
俺もありったけの笑顔で……
でも、がんばって笑顔を作ったのに…
サジタリアスは見た瞬間に大爆笑してきたんだ…
『ぶっはぁぁぁぁ!!なに?!その顔…?!ま、まさかだけどさ…?それ…笑ってるの…??!なんか、こー、なんだろう…ふははははっ!』
腹抱えて大爆笑してくるから、すっごいムカついたさ…こっちは笑顔作ってるのに…はぁぁぁ…
「サジタリアス、なんか文句あるのか?!」
『いや?ないよ?でも、そこ顔…』
「いつまで笑ってるつもりだ?!」
『だめ、一生笑ってられる…』
「だったら一生笑ってろ、このバカ。」
『うん?暴言はいけないな♡』
「おい、最後のキモイぞ、ウィンクとか、まじキモイぞ?」
俺の神はきっと俺とは真逆の性格の人なんだなってこの時実感した。
どうやってもあぁいう自然な笑顔は俺にはできない。
初対面の人に笑って話すなんてまず俺にはできない。
人懐っこい笑顔で、しゃべり方で…
あぁ、やめた。
これ以上考えたらどんどん俺が虚しくなる…
でも、素直に、羨ましい…そう思った。
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