良い作品です。舞台は幕末の吉原。独特の世界観を確立した恋愛短編です。
でも、私の表現力では本作品を充分に説明できない。
妖艶? 絢爛? な要素は有るけど、それは本筋ではない。
身分を越えた悲恋? 的な要素も有るけど、それも本筋ではない。
男女の駆け引き? 的な要素は大だけど、決定打ではない。
敢えて言うなら、清々しさ? でも、それを期待して読むとハシゴを外されそうにも思う。何故なら、短編ながらドンデン返しが有るから。但し、短編特有のオチを狙ったものではない。
私のレビュータイトルは本作品とは殆ど無関係ですが、丁寧な心情描写がキャラに感情移入させてしまうのです。
まぁ、読んでください。心地良い読了感が得られます。
短編にはMAX2つが信条ですが、星3つ付けました。