第4話 新人能力判定テスト

 本部の案内で連れられてきた訓練場で、まさかの能力判定テスト。


 一体何をやらされるのか?すごく不安だ。


 試験場は四十平方メートルほど、高さは五メートルくらいの殺風景な部屋にドアが二つ向かい合うように設置されている。部屋の名前はそのまま『能力判定室』。試験専用の部屋のようだ。

 さっきまで一緒にいた奈々と拓也は、壁に埋め込まれるように作られた試験官室で、強化ガラス越しにぼっちで突っ立っている俺を見ていた。

 部屋の天井の四隅にはカメラが設置されている。


「あのカメラはなんなんだよ?」


 先程胸元に付けられたマイクに向かって喋りかけると、セットで渡され耳に入れてある無線のインカムから拓也の声が響く。


「あのカメラでこの試験を撮影するんだよ。その映像はそのまま本部の司令塔メンバーに送られて適正な仕事場が決められるんだ。ザックリ言うと事務員か、戦闘員かってところだね」

「つまり、あれか。入社試験で配属が決まるとか、そんな感じか?」

「そうなるかな?僕としてはケンヤが戦闘員に来てくれると、いろいろ嬉しいんだけどね」

「ご期待に添えるよう、頑張るよ」


 そう。俺は頑張る。

 何故なら戦闘員になれば奈々と配属が一緒だからだ!

 ガラスの向こうで奈々が手を振っているのが見える。それに輝かんばかり(つもり)の笑顔で答える。奈々が軽く引いたように見えるのは気のせいだろう。

 一度決まった就職先はそう簡単に変えられないだろうし、ここで一発ガツンといい所を見せねば……。


「じゃあ試験の内容を説明するね。今から三分間、ケンヤには試験執行官と戦闘を行ってもらう。ケンヤが戦闘に勝つか、降参しても試験は終了になる」

「おう」

「武器は自分で創り出すこと。それから試験が始まってからの一切の異議や主張は認められない。以上。始めるよ」

「ん?創り出す?ちょっと待て!そんなこと俺は聞いてな……⁉︎」


 試験開始のブザーが鳴り響く。途端、向かいのドアから白い煙がもくもくと湧き出した。まずは天井を埋め尽くし、次第に部屋いっぱいになった煙は、ケンヤの視界を奪っていく。


 ヤバイな……。前が見えない。この煙はなんだ?流石に毒ガスの類いではないよな。

 そろそろ試験官とやらも中に入ってきているはずだ。向こうはこの煙への対策は予めしてきているに違いない。となると、まず間違いなく先手を取られてしまう……。

 いや、それも大事だけど!武器はどうすればいいんだよ!

 こんな丸腰状態じゃ先手後手も関係ないじゃないか!


 その時、何かを感じて右方向に飛び込んだ。

 振り返ると、立っていた場所に、刀が振り下ろされるところだった。

 刀の振るわれた軌道に沿って、一瞬煙が晴れていく。


 剣速が速すぎる。空気まで切り裂くってか……?


 飛び込んだ勢いのまま転がり、距離を取る。


 チクショー。試験官だけあって実力もかなりのもんだな……。少しでも気を抜いたらおしゃかになりそうだ。

 とりあえず逃げて時間を稼いで、なんとか武器を手に入れる算段をつけないと……。


 四方を警戒しながら少しでも何か見えないかと眼を皿のようにする。

 すると、少しだけ相手の動きが見えるような気がした。

 逃げるだけでは始まらないと、少しでもこの状況を打開するヒントになるものがなかったか、記憶を探っていく。


 昨日の学校。拓也は何か言ってなかったか?

 夕食の時、流石に関係ないか。

 夜の公園。ここが一番可能性がある。考えろ……。月を見ていたら突然意識を失って……気づいたら男が居て……そこで奈々が俺を助けてくれて……!


 あの時俺はあの男に殺されそうになった。

 どこのエリアなのかは聞いてないけど、奴が継魂者エターナーである事だけは間違いない。

 逃げようとする俺にとどめを刺そうとして手に持っていた刀は、元々装備していたものじゃなかった。突然手が光って、あの刀が出てきたんだ。


 継魂者エターナーの持っている刀は自分で創り出したものなんじゃないか? やり方はさっぱりわからないけど、やるっきゃねぇ!


 そこからは大変だった。

 息が上がってきた中で、試験官の右や左から襲いかかる刀をほとんど飛び込むように回避し、なんとか刀を作り出そうと必死になっていた。

 手をグーにしたりパーにしたり。両手を合わせてギュっと握ってみたり。その場で思い付く方法全てを試してみる。だが、変化の兆しは全く見えてこない。

 きっとあの刀は俺の中に憑依してきた魂とやらが関わってできているのだろう。それが正しければ、手に力を込めたりなんていうモーションは必要ないのか。


 目を閉じ、精神を集中して、手に刀を持っているイメージを頭の中で創り上げる。

 次第に右手が暖かくなるのを感じる。その温もりは、緊張で強張った身体をほぐしていくようだった。


 ……いける。この方法で正解だった!あとは刀の形を……。


 その時、ケンヤは気づいていなかった。

 一瞬で距離を詰められ、あの一撃が目の前まで迫っていることに。

 頭が胴体から離れるという危機に気づいたケンヤは、ギリギリで躱そうするが間に合わない。

 左肩が斬り離されるような感覚が、ケンヤを襲った。


「グァァァアアアッ!肩が、血が……あれ?」


 左肩を見てみると、まだしっかりとくっついたままだった。

 大量出血になるかと思いきや、血は一滴すらでていない。

 ただ身体全体が一気に怠くなってしまった様な感覚だけが残っていた。


 おかしいな……。今確かに肩を引き裂かれるような感覚が……躱しきれたのか?


 そう思い、何気なく肩を回そうとした。

 いつも通りに。自然に。何も考えず。

 だが。

 その肩が動くことはなかった。確かにくっついている。怪我をしているわけでもない。ただ、動かないのだ。

 まるで自分が動かし方を忘れてしまったかのような。

 意識の中にはあっても、もう頭の中から概念として左肩がなくなってしまったような。

 そんな気持ち悪さだった。


「な、なんだよこれ……。どうなってんだよ?動け!動けよ!痛みだってまったくない!いけるはずだ!……くそっ!」


 そんなことを言っている間にも、試験官の刀は前後左右から襲いかかる。


 ええい、この際肩の事はもう忘れてしまえ!今はこいつの攻撃の合間に、なんとか刀を創り出すことの方がよっぽど大事だ!

 刀をイメージするには少し時間がかかる。だからその間、完全に集中する時間を作らないと……。

 距離を置くなんて考えじゃ、さっきみたいに一気に距離を詰められて終わりだ。今度はきっと致命傷になる。

 何か隙を作らせて、その間に刀を創る。それしかないだろう。

 調子がいい時でもキツイのに、今は斬られた影響か身体全体がかなり怠い。

 でも、チャンスはそこしかねぇ。散々追いかけまわしてくれたお礼に、一泡吹かせてやんよ!


 煙も少しずつ晴れてきて、なんとか相手の位置が掴めるようになってきた。


 おそらく、この一度だけだ。

 今からやろうとしていることは何度も使える手じゃない。失敗すれば戦闘員として認めて貰える可能性はほぼ無くなるだろう。

 この状況を一転させて、俺は絶対に、絶対に勝ってみせる!


 もう一度精神を集中させて、同じイメージを頭に浮かばせる。


 この作戦の肝は、俺の精神力の強さだ。何があっても、刀を創るための準備時間を稼いだ今の状態を維持できるかどうか!


「待たせたな!試験官さんよぉ!こっからが本番だからな?」


 大きく深呼吸して開戦の合図を叫ぶ。


「気合入れてこーぜ‼︎」


 全身全霊をかけて突撃する。周りの風景が霞んで、相手の動きがスローに見える。精神が研ぎ澄まされているのが感じられる。

 奴は突然攻めに転じた俺に少なからず驚いているようで、やっと拝めた顔には戸惑いがあった。しかし、それも一瞬のことで、すぐに刀を構え、迎撃態勢を整える。

 刀の間合まで残り、一メートル。

 不思議と穏やかな気持ちだった。数秒後にはこの世から俺の魂が消えるかもしれない、この場面で。

 本部の案内で連れられてきた訓練場で、まさかの能力判定テスト。


 一体何をやらされるのか?すごく不安だ。


 試験場は四十平方メートルほど、高さは五メートルくらいの殺風景な部屋にドアが二つ向かい合うように設置されている。部屋の名前はそのまま『能力判定室』。試験専用の部屋のようだ。

 さっきまで一緒にいた奈々と拓也は、壁に埋め込まれるように作られた試験官室で、強化ガラス越しにぼっちで突っ立っている俺を見ていた。

 部屋の天井の四隅にはカメラが設置されている。


「あのカメラはなんなんだよ?」


 先程胸元に付けられたマイクに向かって喋りかけると、セットで渡され耳に入れてある無線のインカムから拓也の声が響く。


「あのカメラでこの試験を撮影するんだよ。その映像はそのまま本部の司令塔メンバーに送られて適正な仕事場が決められるんだ。ザックリ言うと事務員か、戦闘員かってところだね」

「つまり、あれか。入社試験で配属が決まるとか、そんな感じか?」

「そうなるかな?僕としてはケンヤが戦闘員に来てくれると、いろいろ嬉しいんだけどね」

「ご期待に添えるよう、頑張るよ」


 そう。俺は頑張る。

 何故なら戦闘員になれば奈々と配属が一緒だからだ!

 ガラスの向こうで奈々が手を振っているのが見える。それに輝かんばかり(つもり)の笑顔で答える。奈々が軽く引いたように見えるのは気のせいだろう。

 一度決まった就職先はそう簡単に変えられないだろうし、ここで一発ガツンといい所を見せねば……。


「じゃあ試験の内容を説明するね。今から三分間、ケンヤには試験執行官と戦闘を行ってもらう。ケンヤが戦闘に勝つか、降参しても試験は終了になる」

「おう」

「武器は自分で創り出すこと。それから試験が始まってからの一切の異議や主張は認められない。以上。始めるよ」

「ん?創り出す?ちょっと待て!そんなこと俺は聞いてな……⁉︎」


 試験開始のブザーが鳴り響く。途端、向かいのドアから白い煙がもくもくと湧き出した。まずは天井を埋め尽くし、次第に部屋いっぱいになった煙は、ケンヤの視界を奪っていく。


 ヤバイな……。前が見えない。この煙はなんだ?流石に毒ガスの類いではないよな。

 そろそろ試験官とやらも中に入ってきているはずだ。向こうはこの煙への対策は予めしてきているに違いない。となると、まず間違いなく先手を取られてしまう……。

 いや、それも大事だけど!武器はどうすればいいんだよ!

 こんな丸腰状態じゃ先手後手も関係ないじゃないか!


 その時、何かを感じて右方向に飛び込んだ。

 振り返ると、立っていた場所に、刀が振り下ろされるところだった。

 刀の振るわれた軌道に沿って、一瞬煙が晴れていく。


 剣速が速すぎる。空気まで切り裂くってか……?


 飛び込んだ勢いのまま転がり、距離を取る。


 チクショー。試験官だけあって実力もかなりのもんだな……。少しでも気を抜いたらおしゃかになりそうだ。

 とりあえず逃げて時間を稼いで、なんとか武器を手に入れる算段をつけないと……。


 四方を警戒しながら少しでも何か見えないかと眼を皿のようにする。

 すると、少しだけ相手の動きが見えるような気がした。

 逃げるだけでは始まらないと、少しでもこの状況を打開するヒントになるものがなかったか、記憶を探っていく。


 昨日の学校。拓也は何か言ってなかったか?

 夕食の時、流石に関係ないか。

 夜の公園。ここが一番可能性がある。考えろ……。月を見ていたら突然意識を失って……気づいたら男が居て……そこで奈々が俺を助けてくれて……!


 あの時俺はあの男に殺されそうになった。

 どこのエリアなのかは聞いてないけど、奴が継魂者エターナーである事だけは間違いない。

 逃げようとする俺にとどめを刺そうとして手に持っていた刀は、元々装備していたものじゃなかった。突然手が光って、あの刀が出てきたんだ。


 継魂者エターナーの持っている刀は自分で創り出したものなんじゃないか? やり方はさっぱりわからないけど、やるっきゃねぇ!


 そこからは大変だった。

 息が上がってきた中で、試験官の右や左から襲いかかる刀をほとんど飛び込むように回避し、なんとか刀を作り出そうと必死になっていた。

 手をグーにしたりパーにしたり。両手を合わせてギュっと握ってみたり。その場で思い付く方法全てを試してみる。だが、変化の兆しは全く見えてこない。

 きっとあの刀は俺の中に憑依してきた魂とやらが関わってできているのだろう。それが正しければ、手に力を込めたりなんていうモーションは必要ないのか。


 目を閉じ、精神を集中して、手に刀を持っているイメージを頭の中で創り上げる。

 次第に右手が暖かくなるのを感じる。その温もりは、緊張で強張った身体をほぐしていくようだった。


 ……いける。この方法で正解だった!あとは刀の形を……。


 その時、ケンヤは気づいていなかった。

 一瞬で距離を詰められ、あの一撃が目の前まで迫っていることに。

 頭が胴体から離れるという危機に気づいたケンヤは、ギリギリで躱そうするが間に合わない。

 左肩が斬り離されるような感覚が、ケンヤを襲った。


「グァァァアアアッ!肩が、血が……あれ?」


 左肩を見てみると、まだしっかりとくっついたままだった。

 大量出血になるかと思いきや、血は一滴すらでていない。

 ただ身体全体が一気に怠くなってしまった様な感覚だけが残っていた。


 おかしいな……。今確かに肩を引き裂かれるような感覚が……躱しきれたのか?


 そう思い、何気なく肩を回そうとした。

 いつも通りに。自然に。何も考えず。

 だが。

 その肩が動くことはなかった。確かにくっついている。怪我をしているわけでもない。ただ、動かないのだ。

 まるで自分が動かし方を忘れてしまったかのような。

 意識の中にはあっても、もう頭の中から概念として左肩がなくなってしまったような。

 そんな気持ち悪さだった。


「な、なんだよこれ……。どうなってんだよ?動け!動けよ!痛みだってまったくない!いけるはずだ!……くそっ!」


 そんなことを言っている間にも、試験官の刀は前後左右から襲いかかる。


 ええい、この際肩の事はもう忘れてしまえ!今はこいつの攻撃の合間に、なんとか刀を創り出すことの方がよっぽど大事だ!

 刀をイメージするには少し時間がかかる。だからその間、完全に集中する時間を作らないと……。

 距離を置くなんて考えじゃ、さっきみたいに一気に距離を詰められて終わりだ。今度はきっと致命傷になる。

 何か隙を作らせて、その間に刀を創る。それしかないだろう。

 調子がいい時でもキツイのに、今は斬られた影響か身体全体がかなり怠い。

 でも、チャンスはそこしかねぇ。散々追いかけまわしてくれたお礼に、一泡吹かせてやんよ!


 煙も少しずつ晴れてきて、なんとか相手の位置が掴めるようになってきた。


 おそらく、この一度だけだ。

 今からやろうとしていることは何度も使える手じゃない。失敗すれば戦闘員として認めて貰える可能性はほぼ無くなるだろう。

 この状況を一転させて、俺は絶対に、絶対に勝ってみせる!


 もう一度精神を集中させて、同じイメージを頭に浮かばせる。


 この作戦の肝は、俺の精神力の強さだ。何があっても、刀を創るための準備時間を稼いだ今の状態を維持できるかどうか!


「待たせたな!試験官さんよぉ!こっからが本番だからな?」


 大きく深呼吸して開戦の合図を叫ぶ。


「気合入れてこーぜ‼︎」


 全身全霊をかけて突撃する。周りの風景が霞んで、相手の動きがスローに見える。精神が研ぎ澄まされているのが感じられる。

 奴は突然攻めに転じた俺に少なからず驚いているようで、やっと拝めた顔には戸惑いがあった。しかし、それも一瞬のことで、すぐに刀を構え、迎撃態勢を整える。

 刀の間合まで残り、一メートル。

 不思議と穏やかな気持ちだった。数秒後にはこの世から俺の魂が消えるかもしれない、この場面で。


 今度こそ……決めてやるよ。

 刀の間合いに入り込む。

 左から右へ流れる袈裟斬り。

 首を狙った完全な一閃が放たれる。

 お互いの動きをスローモーションのように感じる中、ケンヤは結論付けた。


 やはり、躱しきれない。斬られてしまうと。

 それ故にケンヤの選択は、『そのまま突撃する』というものだった。

 その結果は。

 刀が身体をすり抜けてなお、試験管に肉薄するケンヤだった。


「さあ、お返しだぜ‼︎ 有難く受け取って、くれるよなぁぁ⁈」


 刀を完全に振り下ろしたせいで前に体重がかかっている相手に、全力の右アッパーを叩き込む。

 まともにヒットしたのだろう。十メートル近い距離を飛び、壁に激突する。


 おいおい。継魂者エターナーの力で強化されるとここまでのパワーになっちまうのか……。

 そんなことより、刀だ!

 ここでできなきゃ今のだって水の泡だ!

 突撃前に作ったタメはまだ生きてる。後は完全な刀のイメージだけ……。


 右手の光が強くなり、ただの塊から意味ある形へ変化していく。


 ようやく……ようやくだ。これで俺は本当の意味で闘える!


 眼を開けていられない程の輝きを放ち、それは完成した。


 さあ、ここから!


「ブーーーッ!」


 という、けたたましい音が部屋に鳴り響く。


「試験終了。三分経過したよ。」


 と、言う声がインカムから聴こえてきた。


「えっ?ち、ちょっと待ってくれよ!今から始まるようなもんじゃないか!」


 そう言ってガラス越しに居る拓也に刀を見せつける。


「そうは言っても規定だから。これで終わりだよ。お疲れ様」

「おい!……おい!くそっ!」


 通信を切られたマイクとインカムを毟りとり、投げ捨てる。


 やっと変わり始めたところだったのに、こんな結果じゃ戦闘員になんて……。


 ほとんどどん底に落ちたような気持ちで部屋を出る。

 気付いた時には試験官はもう消えていた。

 唯一の救いは部屋を出たところで待ってくれていた、


「お疲れ様。凄かったよ?」


 と笑顔で手を握ってくれた、奈々の笑顔だけだった。

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