第20話 思いと想い

 翌日、少し早く目が覚めた。朝だというのに、カーテンの向こう側は薄暗かった。

 朝の電車で奈々と合流した。行きも帰りも、奈々は大抵寝てしまう。揺れが心地良いらしい。本当は俺も眠たいのだが、二人で乗り過ごすわけにはいかない。


 校門をくぐる頃になって、雨が降り始めた。


 嫌な雨だ。雨自体は好きなはずなのに、今日の雨は纏わりつくような気持ち悪さがあった。逃げるように校舎に走り込んだが、どうにも気が晴れなかった。


 昼食に屋上が使えない日は、適当な空き教室を見繕う。

 放送部の流す音楽は、聞いたこともないようなロックミュージック。窓を叩く雨音と重なって、不協和音も甚だしい。


「最近はずっと二人だな。昼飯」

「そういえばそうだね。桜だけじゃなくて、拓也まで来なくなっちゃったから。二人とも忙しいし、仕方ないよね」

「そういう奈々はいいのか? 今日は例の当番だろ?」


 例の、とは、もちろん北陸エリアからの襲撃のことだ。


「大丈夫だよ。来るのは夜に近い頃だし、何かあったら連絡あるだろうし」

「本部まで結構かかるじゃないか。そんなゆっくりじゃまずいだろ」

「いざとなったらビルの上を走っていくよ。電車待ったりするより早いもん」

「確かにな。……ん?」


 大丈夫か? それ。ビルの上なら、なんとか人に見つからずに済むのだろうか?


「大丈夫だと思うけど、戦場では気をつけろよ? 油断大敵だからな?」

「わーかってるよー! 心配し過ぎ! ケンヤ、お母さんみたいだよ?」

「な……むぅ」


 せめて親父にしてほしい……。


 昼休みの終わりを告げるベルが響いたので、俺たちは慌てて教室に向かう。



 今日最後の授業が終わった、午後三時。


「奈々、帰ろうぜ。早く能力を使えるように練習したいからな」

「オッケー。行こう!」

「細川くん?ちょっと来なさい」

「はい?」


 俺に声をかけたのはクラスの担任だ。何かやってしまっただろうか?


「先生。何ですか?」

「さっき教頭先生から連絡があってね。細川くんにお客様だと言ってましたよ。何か進路のことらしいのですけど」

「この時期にですか? 俺はまだ二年生ですよ?」

「私も変だと思うんだけど……とりあえず行ってみて」

「……分かりました。悪い、奈々は先に帰っててくれ」

「時間かかるの? 少しくらいなら待ってるよ?」

「いや、それがよくわかんなくて……」


 その時、突然の軽快なリズムのメロディーが奈々の胸元から発せられた。おそらく通信機か。


「はい。こちら大堀です……。はっ? 襲撃? こんな早い時間にですか⁈ 分かりました……すぐに向かいます!ケンヤ、ごめん!」

「分かってる。早く行ったほうがいい!」

「うん! それじゃ、行ってくる! また後で!あっ、鞄と上着よろしく!」


 走り出した奈々の後ろ姿を見送る。小刻みに揺れるその姿に一瞬の不安を覚え、呼び止めそうになる。出かかった言葉を飲み込み、自分に言い聞かせる。


 今日は相手が気まぐれを起こしただけだ。


 そう思わなければ、落ち着くことができなかった。


「それで先生。僕はどこに行けばいいんです?」

「応接室でお待ちになってるわ。急いでね」


 さっさと終わらせて、俺も早く本部に行こう。


 _____



 私がビルや家の上を駆け抜けて本部に着いた頃、雨はいよいよ強くなって、遠くで雷も鳴り始めた。


「お待たせ!『地下鉄リニア』を用意して! 戦闘服?時間がもったいないから要らない!このままで大丈夫!」

「大堀中将!場所はエリア北北東です!すぐに収まるとは思いますが……ご武運を!」

「ありがとう! 行ってくるね!」


 みんなかなり慌ててるな……。無理もないよね。規模が小さいとはいえ、戦を昼間にやろうなんて、何考えてるの!北陸エリアの連中!

 ……それにしても、やっぱり着替えて来ればよかったかなぁ。雨の中走ってきたから、服がびしょびしょで気持ち悪い……。あっ! 下着とか、透けてないよね?


 自分のシャツを確認して、顔が熱くなり、真っ赤になるのを感じる。


 そりゃ着替えを勧めるわけだよ……。


 せめて上着を持って来れば良かったと後悔しながら、移動先の支部に連絡を入れ、何か羽織れる物を用意してもらう。


 それでも、一人の時間は余ってしまう。静かな時間。冷ややかに、鋭利に神経が研ぎ澄まされる。これから向かうのが戦地でなければ、また違った気持ちになれたのかもしれない。


 気付けば出口の光が見え始めていた。同時に『地下鉄』は減速を始める。


「大堀中将! お手を煩わせてしまい、申し訳ありません! 未だ北陸エリアの者共に手を焼いております。なにとぞ、よろしくお願いします!」

「そんなに畏らないで? みんなを助けるのは私の任務なんだから。上着ありがとう」


 用意してもらった真っ赤なウインドブレーカーを羽織る。


 やっぱり赤は最高だよ。気合の入り方が違うもんね。自分のソウルカラーって言ってもいいかも。


 降り止まない雨の中に飛び出す。空は完全に真っ黒で、雷の轟音が耳から離れなくなりそうだ。強い風に吹かれた雨粒が、私の身体に打ち付けられる。


 どのエリアにも言えることだが、エリア境の近くに、人はほとんど住んでいない。電車が交通のメインとなった今、エリアの端に住んでしまうと身動きが取れなくなってしまうからだ。

 おかげで全力疾走しても問題ないのだが、整備されていない道を走るのは、多少なりとも神経を使う。空を飛べたらどんなにいいか。


 雨音に混じり、少しずつ刀の交わる音が聞こえてきた。

 戦争の後に廃村となった、葉焼村。ほとんど朽ち果てた家々の周りでは、ぬかるんだ地面に足を取られながらも必死に戦う、戦士たちの姿が散在していた。


 みんな待たせてごめん! すぐに終わらせるよ。


「関東エリア本部所属、大堀奈々、Code:ヒデヨシ! 北陸エリアの人達は負けを認めて投降するか、尻尾を巻いてさっさとお家に帰りなさい! 宣戦布告も無しに何度も戦を始めるなんて……恥を知りなよ!」


 怒りの余り、ついつい素の口調が出てしまった。でも、これで彼奴らは逃げ出すはず……。


「あれは赤猿……。やっときたか。……おい、始めるぞ」

「了解、いつでもいけます」

「合図で作戦開始だ。三……二……一………殺れ」


 何を言って……?


 その瞬間、この場の半数の魂が消え去った。支えを失った人形ように倒れる者達。目の光が失せ、長い戦いによる息遣いすら、聞こえなくなった。


「そんな……どうして……」


 この場で立っているのは、私と……彼奴らだけ。


「まさか……あなた達……」

「随分と重役出勤だったなぁ。赤猿。こいつらのお遊びに付き合うのも退屈だったよ。全員必死に向かってきたけどさ、こっちが手を抜いてるのにも気付いてなかったみたいだし、溜息が出そうだったよ」


 ……間違いない。こいつら全員、北陸エリアの大佐クラス。あるいは少将か。

 そんな奴らが集まって、一体なんのためにこんなことを……。


「まあいい。俺たちの任務はここからだ。今頃利島中将が仕事してくれてる頃だ」


 利島……?まさか!


 連絡を取ろうと通信機を取り出し、電話をかけるが。


「通信不可……?そんな、関東エリアにいれば、繋がらないはずがないのに!」

「そうなってて当然だ。準備は抜かりねぇよ。俺たちはお前を足止めするだけだ。おいおい、そんな怖い顔するなよ。せいぜい楽しもうぜ……死ぬまでなぁ!」


 ざっと四十人くらい……私にも余裕がない。

 きっと誰かが気付いて、助けてくれる。

 ケンヤ、死なないで……生き延びて!


 ________



 応接室まで来たものの、なんと挨拶していいか悩んでしまい、廊下をウロウロしていると、階下が騒がしくなってきた。

 気になったので様子を見に行こうかと思ったが、相手を待たせているのだからと踏みとどまった。

 考えることを諦め、深呼吸をしてドアをノックする。


「お待たせしました、細川ケンヤです。入っても宜しいでしょうか?」

「ああ、入ってくれ。こっちも時間が押しているのでね」


 なんか嫌味だなぁ。まあ急いでいるのならすぐに話は終わるだろう。好都合だ。


 薄暗い部屋の中に、スーツ姿の男が一人、窓の外を眺めながら立っていた。時折雷の光に照らされて、身体のシルエットが綺麗に浮かび上がる。相当に鍛えているのか、なんとも引き締まった身体つきだった。


「あの、進路のことについてだと聞いたんですが……」


 俺は高校を卒業次第、継魂者エターナーとして本気で生きようと決めている。正直大学や就職などどうでもよかったが、せっかく来てもらった以上話を聞かないわけにはいかない。申し訳ないが、理由をつけて丁重に断ろう。


「そうだな……あながち間違ってはいない。が、君に選択肢はない」

「は?」


 なんじゃそりゃ。進路ぐらい自分で決める。なんで赤の他人に決められなきゃいけないんだ。


 窓の外から、騒がしい声が聞こえる。よく見ると、この酷い雨の中、誰も傘をさしていない。しかも、相当焦っているように見える。


「どうしたんでしょう? 何かあったんですかね?」

「ああ、おそらく毒ガスが校内に流し込まれたと連絡があったんだろう」

「毒ガス? へー……いや、それやばいですよ! 俺たちも逃げないと!」


 この身体が毒ガスにも耐性があるのか知らないが、なんにせよ、吸わないに越したことはない。


 外に出ようとドアに手を掛ける。


「安心しろ。あれは学校から人気ひとけを無くすための、ただのデマだ」

「なんだ、そうだったんですか……えっ?」


 今なんて?


「言っただろう、時間が無いと。悠長に相談などしている暇はない。お前の進路はたった一つ……ここで死ぬ事だ」


 何を馬鹿な……!


 その瞬間、俺は震え上がるほどの殺気に包まれた。


 気付いた時には、奴の手にした銀光の刃やいばが、俺の首に向かって弧を描いていた。


「くっ!」


 俺はドアノブに体重をかけ、開くドアに合わせるように転がった。


「躱したか」


 つまらなそうに呟き、男はゆっくりと俺に近づいてくる。


「お前……北陸エリアの……!」

「ご明察。お前を殺すために、わざわざ都会の腐った空気を吸いに来てやったんだ。少しは労って欲しいものだ」

「なんだと……!」

「まあそんなことはもういい。お前の首さえ取れれば、俺はさっさと家に帰ることが出来るんだ。大人しくしていろ」

「誰がお前の言うことなんざ聞くかよ。悪いが、俺はお前と戦う気はさらさら無いから。本部に連絡した後、応援が来るまでひたすら逃げさせてもらう」


 いくら相手が強くても、逃げるだけならなんとかなるはずだ。


「ほう? じゃあ試しにやってみるといい。電話するくらいの間は待っていてやろう」

「そりゃどうも」


 馬鹿にしやがって。涼しい顔してんじゃねぇよ。清水さんが来てくれれば、それで終わり……あれ?


 繋がらない……!


「どうした? もしかして電波の状況が悪いのかもしれないな。最後の命綱なのに、可哀想になあ」


 こいつ、白々しいことを……。

 おそらくジャミングの類いだろう。俺が救援を呼べないようにしたわけか。


「どっちにしろ、お前にはここで死んでもらう。逃げるのも自由だが、はたして、いつまで耐えられるか。見せてもらおう」


 静まり返った廊下に立ち、動き出すタイミングを探り合う。


 体に走る寒気とは対照的に、体全体が汗ばんでいく。心拍数は跳ね上がり、いつか来る瞬間を待ち続ける。


 残念だが、倉橋さんの言う通り、俺は弱い。勝てるなんて、微塵も思わない。でも、いつかは俺と連絡が取れないことにも気付くだろう。その時まで生き延びること、それが最優先だ!


 考えがまとまると同時に、空から閃光が降り注ぎ、床が振動しする。耳をつんざく、荒れ狂う音の波とともに、全ての灯りが消え去った。


 それは、始まりの合図だった。


 即座に霊刀を創り出し、迫り来る刃を受け止める。

 その一撃は重く、弾き飛ばされないよう必死で耐えることに、あらゆる力を使わなければならなかった。


 相手の右からの袈裟懸けを防いだため、ガラ空きになった胴体に鋭い蹴りがねじ込まれる。


「がはっ!!」


 身体が壁に打ち付けられ、衝撃で硝子が弾け飛ぶ。激しい痛みと共に、空気が体から抜けていく。


「おいおいどうした? 逃げるんじゃなかったのか? いつまでも転がっていては、応援が来るまで保たないぞ?」

「う……るせぇ……まだまだ……余裕だ」


 ダメージからの回復に時間はかからない。だが、こんなことを繰り返していては身がもたない。


 相手に背を向けて全力で走れば逃げ切れるか? いや、悩んでいる暇はない。リスクがあっても、思いついたことを片っ端からやるしかない!


 距離を置くため、力の限りを尽くして足を蹴り出す。敵前逃亡だと罵られようが、そんなことを気にしていられなかった。


「逃がすわけないだろう」


 振り返ると、男は、硝子の破れた窓に向かって手を伸ばしていた。


「北陸式水操術ーー水薔薇一式!」


 水操術……? 能力か!


 奴が魂を込めたのは、窓でも、硝子でもなく、外に降りしきる無数の雨粒だった。


 男の手の先に存在した雨の雫は落下を止めつつ収束し、幾つかの棘を創り出した。


「貫け!」


 棘は男の言葉に従い、俺に風穴を開けるべく迫り来る。


「ぐっ……アアァァァァァ!」


 なんとか足に当たることを避けたが、左腕と右肩が薔薇の棘によって貫かれた。


 痛みに足元は揺らぎ、前のめりに崩れ落ちる。起き上がろうとして、力が入らないのに気付く。負傷が原因ではない。しかし、ある事を理解してしまった。


 傷は癒える。数分後には左腕も動かせるようになるだろう。

 だが、痛みへの恐怖は焼きついてしまった。訓練の時だって、痛みはあった。それに耐えることができた。自分は戦っていけると思った。


 それは間違いだった。実際に感じて、初めて分かった。

 あれは感情のこもっていない、『死んだ痛み』だった。


 今感じているものは、それとは完全に異なるもの。正真正銘、殺す意思の染み込んだ、『生きた痛み』だ。


 逃げなければ同じ技が飛んでくる。それが分かっていても、足が竦み、言うことを聞かなかった。自分の心の弱さが、魂による力をを抑制させてしまっているのか。


 なんとか立ち上がるものの、壁を支えにしなければならないほど足が震え始めていた。


「なんだ、その震えは? 恐怖か? 情けなさか? どっちにしてもくだらない。お前は戦いもせず、俺から逃げるのだろう? それならせめて最後まで意思を貫け。少しは意地を見せてみろ!」


 ……無理だ。俺には戦う力なんてなかった。いや、逃げる力すらなかったんだ。倉橋さんの戒めが、今になって身に染みる。


「……なあ。あんたは俺を殺しに来たんだろ? さっきは時間も無いって言っていたよな。

 なら何故、俺をすぐに殺さない?

 今の俺には、生き延びるための逃げる意思も、意地になれるようなプライドも残っちゃいないんだよ。こんな自分が情けないとは思ってる。でも、身体ってのは本能のままだからな。どうしようもなくて震えてるんだ」


 今の俺には、一つの思いがあるだけだ。

 生も死も放棄し、他人に委ねてしまおう、諦めてしまおう。そうすればきっと、楽になれる。


「……一つ、大事な事を教えてやろう。今、お前の仲間である赤猿が、うちの者四十二人を相手に戦っている」


 ……赤猿? 奈々のことか?


「悔しいが、あいつらではそれだけの人数差でも勝つことはできないだろう。今は時間稼ぎをさせている」


 流石奈々だな。俺は駄目だったけど、なんとか生き残ってくれ。


「今から俺は、お前を殺す。想像以上に早い決着だ。俺はお前がもっとまともな奴だと思っていたからな」


 ご期待に沿えなくて悪かったな。俺にとっちゃ、過大評価もいいところだ。


「本来、赤猿はお前を始末できなかった時の保険だったのだが、どうやら二人とも消せそうだな。感謝する」


 なに? どういうことだ……?


「赤猿も死んでいないとはいえ、四十人強を相手にした後では、俺の相手は務まるまい。場所はここからそう遠くはないからな。奴が支部に逃げ込む前に、迅速に処理する。それだけだ」

「つまり、それは……」

「お前の責任だな。全て、お前の思いがその結果を呼ぶことになるだろう。関東エリアは戦力を大きく落とす。そうなれば、俺たちは近いうちに総攻撃をかけ、お前達を殲滅出来るだろう」


 そんな馬鹿なことが……。俺の死が、みんなの死に繋がってしまう。関東エリアの敗北は倉橋さんの命の消滅を意味する。あんなに俺の事を気遣ってくれた人達の想いは、俺の思いによって消えてしまう……!


「始まってみれば呆気なかったな。今日は北陸エリアが天下統一の道へと進む、始まりの日だ。その礎になることを誇りに思え。細川ケンヤ」


 礎か……確かに、ここで俺は死ぬだろう。生き延びることなんて、もうどうでもいい。

 けど、ここで戦うことを諦めた未来だけは、絶対に受け入れられない。俺の勝手で皆が犠牲になるなんて、あってはならない!


「都合の良いこと言ってるところ悪いけど、お前に出来るのはせいぜい第一任務達成だよ。それ以上を望むのは自由だが、身を滅ぼすだろうぜ」


 奴は不敵に笑う。この先どうなるか、俺の選択を理解したらしい。


「ほう? ではお前がどうにかするというのか? 」


 本当に白々しい。伝えてやるよ。身体に湧き、満ち溢れている俺の想いを。


「俺はお前と戦う。そして命をくれてやるよ。だがなぁ、奈々や倉橋さんの命は、お前に譲れるほど安くねぇ。

 覚悟しろよ? 俺は死んでもお前を逃さない。死んでもだ。

 こんな敵地の奥深くまで来たその自信。粉々にしてやる」


 俺の命と道連れに、こいつの命は貰い受ける。自分で手を下せないのは残念だが、贅沢言える立場じゃない。


「いいだろう。いい面構えになったじゃないか。北陸エリア所属、利島隆人、Code:ヨシカゲ!」


 継魂者エターナーの肉体は、魂に大きく左右される。本気の覚悟には、必ず答えてくれる。


 その証拠に、瞳に走るその熱が、熱くなる身体と混ざり合う。


 色彩を失った、生と死の世界が広がっていく。


 さあ、生涯最初で最後の大戦おおいくさ。最後まで付き合ってもらおうか!


「関東エリア所属、細川ケンヤ、Code:ノブナガ!!」

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