第20話 人間の皮を被った悪魔

 ずっと座って見物していたダイモンが立ち上がり、こちらに歩いてくる。サフィアのことをジロジロと見ているようだ。


「興味深い……実に興味深いぞ。オレのように、見た目が人間に近い悪魔はいるにはいるが、中身の作りがまるで違う種族同士で子供が出来るなど、俄には信じがたい。父親と母親、どちらが悪魔だ?」


「答える必要はありません」


「気丈な女だな。そして先ほど見せたその強さ……ますます気に入ったぞ。どうだ、オレの下で働く気はないか。お前なら、オレの右腕になれるぞ」


 ダイモンのその言葉に、リドットがムッとした顔で口を挟んだ。


「ダイモン様、お言葉ですが、ダイモン様の右腕は僕一人で充分です。さっきは油断していただけで、悪魔に変身しようが何をしようが、僕の敵ではありません」


「……くっくっく。ならば証明してみろ。オレの右腕なら、悪魔一人殺すぐらい、わけはないだろう?」


 まるでリドットの言葉を予想していたかのように、ダイモンは笑いながら元いた場所に戻り、再び椅子に腰を下ろした。やはり傍観者に徹するようだ。よし、頼んだぞサフィア。正真正銘、お前が最後の希望だ。リドットとサフィアが向かい合う。リドットに有利な間合いだが、サフィアにも魔術がある。リドットはさっきまでの柔和な雰囲気は消え、あからさまな殺気をサフィアにぶつけている。サフィアはそれを受け流すような、いつも通りの無表情だ。


 サフィアがピクリと動いた瞬間、リドットが銃を連射した。拳銃なのに、まるで機関銃のような銃声がこだまする。サフィアは銃弾が見えているのか、目にも止まらぬ速さで上下左右に体を動かし、全ての弾丸を避けた。一足跳びでリドットとの距離を詰め、悪魔の左腕でリドットに襲いかかった。


「ちっ!」


 リドットが跳び退き、その場の床が爆ぜる。ドニクスの斧以上の威力だ。まともに当たれば原形を留めないレベルで、人間の肉体など、いとも簡単に破壊されるだろう。リドットが素早く弾丸をリロードし、サフィアの右腕を撃ち抜いた。さっきは千切れたが、今度は血が出るだけで済んだ。弾丸が当たった箇所から、左腕と同じような赤黒い物が覗き見える。人間の皮を被った悪魔…………リドットに対してはただの比喩表現だが、サフィアに対しては正に文字通りというわけか。左腕と眼以外は人間の時とそれほど変わらないが、中身の肉体は完全に悪魔になっているのだろう。でなければ、あの超人的なパワーやスピードの説明がつかない。リドットの追撃の弾丸がサフィアを外れ、、俺のすぐ傍の床を抉る。ここにいては危険だ。俺は部屋の隅に移動しようとした。


「ゴルド! エメラが危ねえぞ! エメラも避難させろ!」


 オルパーの怒号に俺はビクッと足を止めた。くそっ、しょうがねえな……。俺は中央で肩を押さえてうずくまるエメラに向かって、頭を低くしながら走った。


「おい、肩貸してやるから早く立て」


「……サンキュ」


「礼なんかいらねえよ。貸しだからな」


 俺はエメラと共に、なるべく二人から離れた所に移動し、腰を下ろした。その間にも、リドットとサフィアは一進一退の激しい攻防を繰り広げている。弾丸や魔術が飛び交い、大広間は正に戦場と化していた。エメラが、血で真っ赤に染まった左手に包帯を持って、俺に渡してきた。


「……これできつく縛って。血が止まらないわ」


「あ、ああ」


 確かにやばそうな出血量だ。応急手当などやったことないが、とりあえず傷口の周りをぐるぐる巻きにした。エメラが痛みに歯を食いしばる。


「情けないね。肝心な時に役に立てないなんて」


「仕方ないだろう。この戦いには、はなっから俺達が入り込む余地なんてなかったんだよ」


「……あの子、あんなに強かったんだね。悪魔と人間のハーフってのにも驚いてるけどさ。聞きたいことが山ほどあるんだけど、まずはこの戦いに勝たないとね」


 そう、確かに凄まじい強さだ。しかしリドットも決して負けていない。銃と魔術を巧みに操り、サフィアと互角以上の戦いぶりを見せている。それにしても…………。俺は一つの違和感を覚えた。さっきからサフィアが妙に消極的に見える。時々攻めることはあるが、基本的に回避に徹している。まるで時間を稼いでいるようにも見えるが、そんなことをして一体何の意味が?


「さっきまでの勢いはどうしたんだい、サフィア。逃げ回ってないで、攻撃してきたらどうだ!」


 弾丸がサフィアの胴をとらえた。貫通はしないが、その衝撃でサフィアの体が吹き飛んだ。サフィアが体勢を整える前に、リドットの銃の照準が、サフィアの頭に合わさる。


「チェックメイトだ!」


 やばい! ────────ん? リドットの動きが止まった。いや、微かに痙攣している。どうしたというのだ。やがて銃を落とし、膝をついてしまった。


「ぐ……あああ……! な、何だ……苦しい…………!」


 みるみるうちにリドットの顔色が悪くなっていく。サフィアがゆっくりとリドットに歩み寄り、落とした銃を拾い上げた。


「やっと効いてきたみたいですね」


「サフィア…………! 一体何をしたんだ! がはっ!」


 リドットが口から血を吐き出した。この様子は、まさか……。


「今日の朝食のスープに毒を入れました。もちろん、あなたの器にだけです。あなたが敵であることは分かっていましたから」


 毒!? そういえば、今朝リドットは妙なことを言っていた。どう考えても甘くないスープが甘いなどと……。毒の影響でリドットのスープだけ味が違ってたのか。


「正確に言うと、確信には至っていませんでした。まあ、九割方疑っていましたが、私の思い過ごしという可能性もゼロではありませんでした。だから、時間差で影響が出るように、毒の種類と分量を調節したのです。大体三時間後ぐらいに出るように。そして思い過ごしだった時のために、解毒薬も持ってきています」


 サフィアが懐から小さな小瓶を取り出し、リドットの目の前でゆらゆらと揺らして見せた。


「予想してたとおり、もう必要なくなりましたけどね。だからこうします」


 サフィアが小瓶を後ろに放り投げた。床に落ちた小瓶は割れ、中身の解毒薬がぶちまけられる。


「くっ……何故だ。何故分かった。僕はそんな素振りは一切見せていなかったはずだ。一体いつから疑っていた……!」


「怪しいと思ったのは最初からです。自分では気付いていないでしょうし、悪魔の血を引く私にしか分からないでしょうけど、あなたから微かに悪魔の魔力を感じました。でも見た目は人間。てっきり私と同じ、ハーフかと思いましたが、それならもう少しはっきりと出ているはずです。私はあなたが日常的に悪魔と接触している可能性を考えました。あなたがよく行っている夜の散歩。恐らくその時にダイモンの使い魔にでも定期連絡をしていたのでしょう。しかし用心深いあなたは、毎回私の尾行をまんまと振り切っていたので、決定的な証拠は押さえられませんでした。もっとも、その尾行を気にする素振りが、ますます疑惑を深めることになりましたが」


 リドットの顔を見る限り、図星のようだ。まるでニオイが移るように、その使い魔の魔力がリドットに移り、それをサフィアが感じ取ったのか。今思えば、最初にカラット団のアジトに来た翌朝、サフィアはリドットの事を聞いてきた。あの時は、まさかリドットに気があるのではと思ったが、既に疑っていたのか。それに、リドットが夜の散歩に出掛けていた時も、サフィアはいつもどこかに行っていた。


「……誰かにつけられている気はしていたが、まさか君だったとはな。だが、そんなに早く疑っていたのなら、何故他の仲間に報告しなかった」


「確証もないですし、あなたの目的も分かりませんでしたから。リドットさんが怪しい、などとオルパーさんやエメラさんに言ったところで、私よりもあなたを信用するでしょうしね。ゴルド王子には言っても良かったかもしれませんが、王子には下手に知らせない方がいいと思ったので」


 ……信用されてないな。まあ確かに、俺がリドットへの疑惑を隠しきれずにリドットに感づかれてしまえば、密かに口封じで消されていた可能性もある。サフィアの判断は、結果的に正しかったと言えよう。


「ゴルド王子に危害を加えるつもりなら、私がもっと早く排除していましたが。そしてカラット団の目的がダイモンの討伐であることを知った時には、あなたが私達の敵……すなわちダイモンのスパイである疑いは八割を超え、あなたのやる気の無いこれまでの戦いぶりを見て、九割を超えました」


 確かに、ここまで来るのにリドットはほとんど怪我をしていなかった。いくら遠距離攻撃型の武器を使っているとはいえ、今思えば明らかに不自然だ。他の弓使いや銃使いは、死人や怪我人が続出していたのだから。サフィアは悪魔の群れと戦いながらも、リドットの動向をしっかり見張っていたのか。リドットの顔色が更に悪くなり、二度目の吐血をした。恐らくもう助からないだろう。


「がはっ! ハア、ハア、くそ……! だが、これで勝ったと思うなよ!」


 リドットが腰に差しているもう一丁の銃を素早く引き抜き、サフィアに向けて乱射した。サフィアの胴に当たった弾丸は全て、先端が潰れて床に転がった。通常の銃ではエメラの右肩は撃ち抜けても、今のサフィアには全く通じない。


「くっ!? この化け物め……!」


「やはりこっちの銃は凄い威力なんですね。さっき撃たれた時と今撃たれた時で、痛みや衝撃が全然違います。四百万ジュールでしたっけ? いい買い物をしましたね」


 サフィアはさっき拾い上げた銃をしげしげと見つめ、やがてその銃口をリドットの顔面に向けた。


「試しにくらってみます?」


「くそ! くそくそくそ!! くそおおおお!!」


 狂乱したリドットが、再び引き金を絞った。サフィアには通じないにも関わらず、何度も何度も。それがリドットの断末魔となった。サフィアがゆっくりと引き金に指をかけ、大砲のような銃声と共に静かになった。リドットは首から上が完全に吹き飛び、仰向けに倒れて絶命した。


「や……やった」


 俺は無意識に呟いた。リドットが死ぬと同時に、オルパーを囲っていた黒い球体が消滅し、オルパーは自由の身となる。サフィアがリドットの死体に銃を投げ捨て、こちらに歩いてくる。撃たれた箇所は、全て人間の皮膚が破れて、悪魔の赤黒い肉体が見えていて痛々しい。


「王子、申し訳ありませんでした。やはり、もっと早くに手を打っておくべきでした。そうすれば、今よりもう少しマシな状況になっていたかもしれません」


「あ、いや…………ま、まあ仕方ないだろう。お前がいなければ、今頃間違いなく俺達全員死んでいただろうしな。結果オーライってやつだ」


「そうですか……それなら……良かっ……」


「!? お、おい!」


 突然サフィアが倒れた。俺は慌てて抱き起こす。今度はちゃんと意識があるようだが、朦朧としている。


「…………すみ、ません。いきなり……悪魔の力を全開で……使ってしまったので……」


 それだけで把握できた。くっ……マジかよ。まだリドットを倒しただけで、これからが本番だってのに。ふと後ろに気配を感じて振り向くと、いつの間にかオルパーが立っていた。


「安心して休んでろ。あとは俺がやる」


「……よろしく、お願いします」


 サフィアが目を閉じ、寝息を立て始めた。残念だが、あとはオルパーに何とかしてもらうしかない。オルパーがダイモンを倒せば全てが丸く収まる。その後俺は聖剣を貰い受け、クリスタを乗っ取って一気に飛躍するのだ。そのためにここまで来た。逆にここで負ければ、全てが無駄になる。


「くっくっくっく……いい物を見せてもらったよ。楽しませてもらった」


 ダイモンが立ち上がり、笑いながらこちらに歩いてくる。俺はなるべく目を合わせないように、その様子を窺った。


「高みの見物は終わりだ。もう、てめえを守る奴はどこにもいねえぞ」


「そのようだな。さあてどうしたものか。手下は全て倒され残るはオレ一人。負傷しているとはいえ、そっちは四人。更に聖剣ブリリアントもある。完全に追い詰められたようだ……非常にまずいなぁ」


 言ってることと態度がまるであっていない。どう見ても余裕綽々だ。俺の中の不安感が膨れあがっていく。


「そんなナメた態度を取っていられるのも今のうちだぜ」


「くく……来い」


 両者が戦闘態勢に入った。今度こそ誰の横やりも入らない。先に仕掛けたのはオルパーだ。聖剣を横に薙ぎ払い爆発を起こし、煙による目眩ましをしてから、ダイモンの横に回り込んだ。速い……人間離れしたスピードだ。オルパーの闘争心に呼応して、聖剣もこれまで以上の力をオルパーに与えてくれているのだろう。オルパーの聖剣がダイモンを襲う。一瞬、やったかと思ったが、聞こえてきたのは肉を切り裂く音ではなく、金属の甲高い衝撃音。煙が晴れると、ダイモンが自らの剣でオルパーの聖剣を受け止めているのが見えた。いや、剣ではない。ダイモンの右腕が剣のように変形しているのだ。よく見ると、聖剣の刃が何センチか食い込んでいる。通じる……やはり聖剣ならダイモンにも通じるぞ。


「なるほど……確かに凄まじい切れ味だな。まともにくらえば、オレですらひとたまりも無いな」


「ああそうさ。容易いぜ……てめえを微塵切りにするのはな」


 ダイモンが腕を振り払い、距離を取って左手に魔力を貯め始めた。そうはさせまいとオルパーが突進するが、ダイモンの魔術の方が早い。ダイモンが左腕を振り上げると、突如巨大な竜巻が現れ、オルパーに向かっていく。


「うらあ!」


 オルパーが振りかぶり、真上から一気に振り下ろすと、発生した衝撃波によって竜巻は引き裂かれ、衝撃波はそのままダイモンを襲う。横っ飛びで避けたダイモンが立て続けに指先からレーザーを発射してくるが、オルパーはそれを全て聖剣で弾いた。弾きながら再び距離を詰め、有利な接近戦に持ち込んだ。金属の衝突音が響き渡る度に、ダイモンの腕が傷ついていく。凄い……明らかに優勢だ。本当にこのまま勝てるかもしれないぞ。


「…………一つ聞くが、それが全力か?」


「あぁ!? だったら何だってんだよ!」


「どうやらそのようだな。なら、もういい」


「!!」


 一瞬何が起こったのか分からなかった。ダイモンの左腕が……今度は槍に変形している。そしてそれが、オルパーの胴を深々と貫いていた。剣に変形した右腕に気を取られていて、それに気付かなかったのだ。ダイモンが左腕を引き抜くと、オルパーが大量の血を吐き出し、膝から床に崩れ落ちた。


「オルパァァァ!!」


 エメラの叫びも空しく、オルパーはそのままうつ伏せに倒れた。一目で、もう戦えないことが分かる。嘘だろ……こんな事があってはならないはずだ。最後には正義が勝つってのが、昔からのお決まりパターンじゃないのか。


「万全を期すなら…………さっきサフィアとかいう女とリドットが戦っている時に、オレがリドットに加勢すれば、何の危なげも無く完全勝利する事が出来た。だがそれをしなかった。何故だか分かるか?」


「が……は……」


 ダイモンの問いに、オルパーは答えることすら出来ない。しかしダイモンはお構いなしに続ける。


「理由はいくつかある。一つ目は、一人相手に二人で戦うのは、オレのプライドが許さなかったから。二つ目はリドットも言っていたが、オレが警戒したのは、あくまで聖剣ブリリアントと徒党を組んだ大勢の人間だ。極端な話、数百人の戦士達が一斉にオレを取り押さえ、聖剣を持った者が味方ごと全力で斬りかかれば、恐らくオレを倒すことが出来るだろう。だが、さっきの隻眼の大男が言ってたが、外の連中は全滅したようだ。ここにいる数人だけなら、たとえ聖剣があってもオレを倒すことは出来ん」


 ダイモンが両腕を元に戻し、オルパーに手をかざし、魔力を貯め始めた。駄目だ、やられる。サフィアも目覚めないし、もうどうにも出来ない。


「だが、もし聖剣の使い手が、かつてオレの父を倒した人間と同等以上の強さを持っていたとしたら、それでも油断は出来ん。そこで三つ目の理由。お前からは、そこまでの強さは感じ取れなかったから。単にレベル不足だ。お前はオレの脅威になりえない。だから遊んでやったのさ。というより、オレが遊びたかったから。それが四つ目の理由だ」


 今にも命の灯火が消えそうなオルパーが、こちらを見てくる。そして俺と目が合った。おい、何だその目は……やめろよ。その「あとはお前に任せたぜ」と言いたげな目をやめろ。俺に委ねるんじゃあない。


「まあ、人間にしてはお前は本当によくやったよ。お前のことは、オレの記憶の中に留めておいてやる。さて、最期に何か言い残すことはあるかな?」


「……………………死ね……バーカ」


 それを聞き届けたダイモンがニヤリと笑い、放たれた魔術によって黒い炎がオルパーを包み、その肉体を一瞬で灰にした。視界の隅で、エメラが目を伏せるのが見えた。オルパーが死んだ……あれほど圧倒的な強さを誇っていたオルパーが、実にあっさりと殺された。まともに動けるのは……あと俺一人。ダイモンがこちらに視線を送る。


「あとはお前だけだな。お前だけまだ何もしていないが、リドットは妙にお前を警戒していた。どう見ても強そうには見えないが、実力を隠しているのか?」


「いや、その……」


「くく、面白い。いいだろう、聖剣を拾うがいい。まだ暴れ足りないと思っていたところだ」


 焦げた床の横に転がる聖剣に目をやった。エメラの言葉を思い出す。オルパーがやられた時は、俺にダイモンを倒してほしいと言っていたことを。この最悪の状況……俺に出来ることは、ただ一つ。俺は意を決し、一歩前に出る。


「………………した」


「ん? 何か言ったか?」


 俺は…………息を大きく吸い込んだ! 両膝をついた! 両手を床についた! 額を床に叩きつけた!


「すいませんでしたーーー!!!!」

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