1-7 白い星と

 そもそも迷宮は我々が住む地と不可分の現象である。

 海上市の直轄地は利根川河口の銚子半島中央部に位置する、海上第六迷宮から半径約四キロメートルの球状の領域であり、これは海上市の標準算術優勢距離にほぼ等しい。


 帝国の三百余りの市と、数千の町や村の全てがそれぞれの迷宮の差しかける異なるエキゾチック物理の傘の下にある。

 迷宮からは様々な脅威が這い出てくることもあるとはいえ、我々が迷宮の天蓋てんがいなしにまっとうな都市生活を送ることが出来ない以上、迷宮にまつわる諸般の事々と共存していく必要があるのだ。


 迷宮そのものはこちら側からほぼ滑らかにつながっている別の宇宙であるから、我々が普段見る〈迷宮〉とは迷宮の入口のことを指している。


 海上市の迷宮はヒマワリの花のようにフィボナッチ数列状に屹立する八十八本の黒い円柱が構成する歪んだ時空が入口となっている。


 このようなものは、当然ながら神代かみよの人々の技術ですら作り得なかった。しかし、大破局の後、かの者が最初の迷宮を制覇し、わけみやの秘法を帝室に献上して以来、宮は少しずつ慎重に殖やされていき、帝国と市の領域もまた増加していったのだった。



 学校東門から海上環状列石ウナカミサークルの最外周まではおおよそ七百メートル。距離にすればすぐそこだが、我々六人にとってはこれから死の危険を冒してまで潜りに行く地獄の門までの道のりでもあり、足取りは軽くとも心まで愉快とは行かない雰囲気があった。


「団長として、迷宮に着くまで仮想戦闘の実施を提案する」

 本当は昼飯前にもこなしておきたかったのだが、直正の実戦があったからやむを得ない。


「当然ね。戦闘の基礎的なすり合わせもまだしていないもの」

 千尋は直接戦闘が専門というわけではないはずだが、血盟というものの基本を押さえてくれている。有り難い。


「出題形式で何戦かやって、陣形や戦術を作っていってはどうかな。私たちはいつもそれでやってきた」

 長道とは中学の時もよくやったものだ。

 我々二人と、強大な一体の龍。化生たちの六人組。数百にも及ぶ群体の敵。

 時として不慣れな相手の出題を受けると、絶命必至の無茶苦茶な状況に放り込まれて困惑するが、そういった場合はある意味別の訓練になる。忍耐力や、陥るべきではない状況の。


 仮想敵や地形や会敵状況、彼我の負傷や勝利条件を誰か一人が設定し、集団で当該状況をこなしていく。

 細かな模擬計算シミュレーションは市の演算器に丸投げすればいい。よほど莫大な演算量を要求する状況を設定しないかぎりは誰でも無料だ。この訓練は僕たち冒険者の生存率を大きく引き上げていると統計的にも実証されている。



「最初は打合せなしで行く。各人自分が得意とするやり方を見せて欲しい。一戦終わったら感想戦で戦法の検討、もう数戦してまた試すという流れで」

「了解」

「まず僕から出題させてもらおう」


 戦闘加速、千二十四倍速。

 立ち上げた戦術現実タクティカルリアリティは新しい血盟の各人が持つ現実と馴染み始め、ゆっくりとその感覚域の形を変えていった。

 戦闘用の僕の意識が都市の仮想環境に上げられていく。


 普遍的な視座――そんなものがあるとして――を仮定し、そこで起こったことを現実と定義するとき、僕たちの現実感リアリティ現実リアルと等しくない。物理的な側面だけに限っても、僕たちの演算能力は僕たちくらいの体積の超ひもの結び目の振る舞いを実用的な時間内で計算できるほどではないから、僕たちが一般的に感じる〈現実〉は現実を縮約したものだ。

 各々のやり方によって世界を捨象し、情報を圧縮して提示することこそが各種戦闘環境の核心部である。


 僕たちはベイズ的に学ぶ。

 僕たちが生み落とされた混沌カオスのなかからより確からしいことわりを見出していくように、戦術現実もまた本質的には同じやり方によって成長していくんだ。



 他の面子が来る前に我々の血盟の戦力を再計算、敵の詳細を設定、状況は閉所回廊での接近遭遇戦。敵の逃亡か撃破、もしくは我々の逃亡成功を勝利条件とする。



 真っ先に来たのはみさおだった。自分の式や符の動作確認に取り掛かっている。

 巫覡シャーマンは精霊界を始めとする情報通信環境を主戦場としているうえ、さらに山中一族のような神憑かんがかりともなれば僕たち導弾士ミサイリストの術式管制能力にも引けをとらない腕前を持っているだろう。


 次が千尋。上ってきても揃い《スーツ》の仕立ては変わらないように見える。これは何気にかなり上等な――つまりは繊維の一本に至るまで彼女の内経と合一した――縫製だということだ。

 背中側の小さな仮想タグに〈経庵〉と書いてある。


 長道が二刀を抜き放ち、刀身に術式を印加して逸刀流の形稽古を開始する。呪剣士の基礎となる精緻な連続技の〈細波さざなみ〉に続いて返し技の複合体である〈浦波〉、逸刀流最速とされる〈斬月〉の変化を見せて〈朝霧〉に入ったあたりで直正が槍を担いでゆったりと現れた。


 踏み込みとともに突き込まれる輝く槍の穂先。柄の先端の太刀打には、槍頭へ向けて牙をむき出しにする蛇の紋様が絡みついていることに気が付いた。


「家伝の大身おおみ槍、〈みずち〉だ」


 入手しようと思っても本来僕たちには手が届かないはずの相当な業物だ。直正の声に含まれた誇りとほまれからもこの武具が尋常の数打ちなどではないことがわかる。


 大身槍とはその名の通り極めて長い刃を持つ槍である。通常の手槍や素槍の刃長は三寸から五寸程度であるのに対し、大身槍は一尺以上、二尺を超えるものもある。直正のものは一尺四寸ほど、八尺余りの全長からすればかなり長いという印象を受ける。とは言え、なにしろ扱い手が七尺近い大女であるからその対比からするとちょっと穂の長い手槍程度に感じられた。


 よく見るとこの槍は口金の後部に十手のようなかぎ状の部分を持っている。


鍵槍かぎやりだな」

 〈吹雪〉を繰り出しながら差しはさまれた長道の一言。あまり槍には詳しくないが、十文字槍の親戚のようなものだろう。



 そういえば牧が少し遅いなと思って基底を見ると無言で道をゆく我々五人の身体に混じってまだ歩いており、環境の構築にやや手間取っているようであった。


「みさお、牧に手を貸してやってくれ」


「わかった」

 みさおのような集団精神ハイヴマインドを有する共同体の中で暮らしていたものたちは、あまり喋ることに慣れていない場合も多い。必要ないからだ。


 みさおは発音がたどたどしいところまでは行っていないが、受け答えに費やす言葉はやはり少なめだな。

 ……僕もそうか。


 霊体で降りていったみさおが牧に手を差し伸べ、思わず身体ごと反応して手を挙げた牧の精神を事もなく引き上げる。


「人に連れてこられるのは初めてか?」


「う、いや、経験はあるよ」

 無表情なみさおに対し、少し照れて応える牧のあどけない顔からは、あまり仮想環境に慣れていない様子が読み取れた。



 直正が槍を風車のごとく回転させ、石突を無の床に突き立てる。

「さて! 団長殿のお手並み拝見といこう」


 長道が礼の後に納刀し、直正からやや離れて左に立つ。

 牧が槓桿ボルトハンドルを引いて素早く小銃ライフルを装填し、同時に照準サイトと牧の内経に統合された射撃装置を確認、陣形としては二段目の中央に位置を取る。

 

 僕は牧の斜め後ろに。

 我々の間で戦術管制の統合を開始、火器及び投射術式の危険領域を共有する。主に僕の全身から蓋然的な弾道がハリネズミのように放射され、びっくりした直正と千尋が僕を見た。


「こんなに火力があるの!?」

「有る無しで言えば、見ての通りある」

 そう答えるしかない。


「あたしの背中を撃つなよ!」

「僕は導弾士ミサイリストだぞ。味方に着弾する出来の悪い弾などない」

「言ったな。信じるぞ」

 なんという実直な物言い。修羅は偽りを嫌う。僕も心せねば。


「総員戦闘用意。時刻同期。状況の開始まで計数カウント三」

 絵美理が場違いな競車女レースクイーン姿で、馬鹿でかい信号灯を担いで現れた。


「二、一……マーク



 我々は輝く白大理石タソスホワイトの床に立っている。


 地下。通常物質の石造りの回廊。眼前の扉のないアーチは広く高く、四メートルほどもあり、どのような存在がここをくぐって行ったものかと言いようのない不安を誘う。天井は更にはるか上へ続き、左右各十二本の柱が等間隔で奥の壁まで並んでいる。


 門を隔てた先の空間に林立する柱の頭部は羊の巻き角のような装飾からかろうじてイオニア式を模したものとわかるが、交差穹窿ヴォールトの天井やあらゆる壁面や柱身には細密な異教の彫刻が陰影を作り、全体的には歴史上のどの様式にも当てはまらない建築物となっていた。


 大聖堂を思わせる長大な平面を持つこの一室は、もちろん迷宮においてはただの一区画にすぎない。左右の壁にはそれぞれの列柱の間に二十六体の聖人か、英雄か、はたまた何らかの邪神かをかたどったひときわ大きな石像が語りかけること無く眠り続け、あるいは永劫に向かって目を見開いている。


 奥の壁にはこちらと同じ大きさと形の門が、白い不確定性の開口をのぞかせていた。



 見通せない闇の向こうからわずかに聞こえた、静かな、大型の、裸足の、武装した、二足歩行生物の足音。僕が呼び出した化生モンスターたちだ。


 神速の反応を見せた牧と直正と長道が躊躇なくこちら側の門を抜けて部屋に侵入。右、右、左に散開し、柱を使って遮蔽を取る。


〔どっち!?〕

 一瞬遅れたがそれでも充分速く光話で問う千尋に対し、我々後衛三人はまとまっていた方が良いだろうと判断。

〔左、最後部の柱の影。みさおも同様。千尋は直正と長道に防護力場の供給を開始。みさおは式を展開して視界の確保を〕

〔了解〕


 僕たちが隠れたかどうかという瞬間に奥側の門の影から投げ込まれた三発の手榴弾を牧が精密射撃により叩き返すが、全て発煙弾、煙の充満自体を止めることは出来ない。

 未だ姿を見せない敵が壁越しに放った大口径弾による一掃射。発射位置と連射速度からおそらくは携帯式の電磁機関砲。石柱を貫通してへし折りかねない弾速でばら撒かれた徹甲弾の中から危険な弾道のものを瞬時に選別し、千尋の防御術〈黒盾式シュワルツシルト〉が受け止める。極めて薄く、黒い円盤状の力場であるこの防盾は電磁的力学的攻撃に対して強力な防護を提供するが、盾の平面を通した観測が不可能になるため死角を作りやすいという難点もある。


 そのために戦術連接による合成視界がある。


 みさおによる剪紙成兵術の一種、紙人式。ある程度の知性をそなえた認知コグニティブ折り紙から成る数体のやっこは、簡便な哨戒役として用立てるのに適した術式だ。柱を登らせ、壁と天井を這わせてこの空間全体のほぼ全域にわたる視覚を得る。


 僕はさらに状況を整理すべく壁の向こうを全波長で走査スキャン。うまく見えない。壁の微細構造による撹乱でまともな像が得られない。これを注文した奴は誰だ!



 さて、絶賛射撃中の牧が持つ十六インチ短銃身ショートバレルの春原八一四式は六十二年前の第五次回廊戦争時大量生産され、戦後大量に払い下げられた今日の代表的な猟銃を迷宮戦用に短くしたものだ。


 牧の小さな手にもしっくりと馴染んでいるようで、取り回しの滑らかさと戦況判断の素早さは軍人とはまた異なる流儀とはいえ素晴らしいものがある。


 銃は旧式ではあるが、銃口の前方へ重砲士の仮構砲身と同じ原理の加速領域ドメインを形成すればその弾速は最大で秒速四千メートルを上回る。

 戦闘態でなければ、この距離だと鼓膜が破れるだけでは済まないほどの衝撃波が幾重にも僕たちを洗い、透明な発射炎を脱ぎ捨てて飛翔する重元素弾芯が見えざる射手に襲いかかる。


 自分が出題した状況であるのだから、この向こうに何が待ち構えているか当然僕は知っているわけだが、戦闘開始時から得られた情報のみであった場合どういう戦術を取るか判断、実行する。


 

 鷦鷯しょうりょう式を二羽投射。この細やかな導弾式ミサイルは本来のミソサザイよりもさらに小さく、はるかに速いが小よく大を制する使い勝手などから命名されている。また戦闘加速時に聞く特徴的な風切り音にもこの野鳥を思わせるものがある。


 威力は小さいが、旋回速度はかなりのもの。

 当然のように何らかの対抗手段で迎撃されたが、向こう側の回廊へ飛び込んだ最後の瞬間に不鮮明ながら敵の画像を得た。


〔敵影を確認。少なくとも二体、どちらも体高四米以上の人型〕


 門の向かって左側から、ぬっと姿を見せる両刃の斧。そこから発されて我々を打たんと奔り来た雷霆式がみさおの偵察リコンやっこを犠牲にした即席の避雷針によって拡散され、ほぼ無効化される。


 しかし前衛二人の筋肉が麻痺した数瞬の隙を突いて、短い角と乳のように白い毛皮、屈まなければ門をくぐれぬほどの巨体を持つ半人半獣の怪物が現れた。


〔石造りの迷宮に、戦斧と雷。こいつはおあっつらえ向きじゃねえか〕


 そう、牛頭ミノタウロスだ。少しひねりが足りなかったか?


 刻々と銃痕が増えていく門の右側へ同じだけの巨体を隠した馬頭バトーによる援護射撃を背に、牛頭が僕たちへ向けて突進する。


 白い毛の中に見開かれた、真円ならざる形の濡れた瞳。人と同じようなまつ毛を生やした黒い目は思いのほか穏やかに見え、これから命を賭した一瞬へと望むには場違いな表情をしているように思われた。僕には牛の顔面筋の変化の類型のことなどわからないが。


〔あまり傷をつけたくない〕

 牧の、猟師としての経済観念からすれば当然の発言。

 僕と牧が敵の防護場を削りきった上で最大出力の射撃を食らわせればこっちまで突っ込んで来る前に無力化することもできるだろうが、跡に残るものは血溜まりと肉片ばかりだ。稼ぎにはならない。


〔あたしにまかせな!〕

〔善処する〕

 牛頭は直正と長道が対処すると決まった。


 馬頭はなおも壁の後ろを移動しつつ火力を投射してくる。随分慎重派だ。

、そろそろあれを吹き飛ばしてしまえばいいのではないか〕

 みさおにはばれていたか。


〔泉、あんた遊んでたの!?〕

〔火力の節約と言ってくれ〕


 小鼬式キットンは自走性の地雷に近い術式だ。比較的小さく遅めだがその名のごとく凶暴な破壊力がある。

 先ほど鷦鷯式の直後に放っておいた四匹の不可視化した小鼬が馬頭の足元までやっと到達したため、即座に起爆する。


 轟音。励起爆薬エキシマの威力は通常の窒素爆薬ナイトロの二百倍を超える。平べったく変形した弾頭の爆発成形により作られた侵徹体は砲弾よりも速く強力に馬頭の防護を貫通し、足首と機関砲を打ち砕く。

 間髪入れずに放った獄炎式ヘルファイアが壁を完全に破壊。大穴に収まっていた破片がゆっくりと飛び散っていく中で、僕と電磁覚レーダーを共有した牧が加速領域に目一杯まで力を注ぎ込んで狙撃し、人の頭よりも大きな馬頭の心臓を背骨ごと撃ちぬいた。


 回復不能な深手のはずだが、牧はめ矢として第二射を頭部に放ち、頭蓋と脳をぶちまけた。



 戦闘態の意識にとって、肉体は発射装置プラットフォームに過ぎない。


 導弾式ミサイルこそが僕だ。敵と僕との間で、見えない霧雨のように、またたく稲光のように、全てを掻き消す暴風のように争われる電子戦環境が僕だ。


 だが…その静寂の中で動き、斬り結ぶ肉体を持ったものたち。長道や、直正や、七海さんのような人が、輝かしく思える。うらやましく思う時もある。

 それでいい。

 彼ら戦士たちは白兵戦の距離では何よりも強くなり得るが、戦場全体を見渡すことは難しい。そのような役目こそ僕ら兵術士の務めとなる。

 しかるべき火力を、しかるべき時に、しかるべき場所に、しかるべき密度で。

 近接戦闘力と機動力と投射火力と自在に配置し得る防御力と通信演算能力と管制能力と兵站と情報作戦能力の結合こそが、血盟にとって望ましい戦力倍増要素なのだ。



 みさおの〈からみ帯〉と千尋の微塵式ベイパーウェアで機動力と視覚を殺された牛頭に向かって、左右から直正と長道が肉迫する。

 横薙ぎに一閃される牛頭の戦斧。当たらない。雷霆式を乗せていれば恐るべき攻撃になったのだろうが、みさおが操る紙のうねりがゆるゆると手首から背中にかけた範囲を締め付けて電撃の発動を阻害し、牛頭の戦術を狭めている。


 長道の二刀の切っ先が外科手術の精密さで、鋼線のように束ねられて子供の胴体ほども太さがある筋肉を有した牛頭の白い右腕を切り取ってゆく。


 背中に回った直正の、脳幹と頚椎と胸椎と腰椎と仙骨を水平に断ち割る五連突き。


 牛頭も馬頭も、見ての通り肉体そのものに強固な装甲があるわけではない。その防御の硬さは、全身の細胞が協同して作り出す防護力場によるものだ。だから、その統合を断ち切ってしまえば、敵は最早肉塊と同じなのだ。


 周囲を索敵。新手がすぐには来ないことを確認して第一級の戦闘態勢を解除する。

 戦闘態にある時、我々の戦闘能力は最大まで発揮されるが、剄力の消費量を考えれば迷宮を行く道中全てで常時戦闘態を取ることは現実的でない。

 そのために各種の待機状態から、即応状態、第一戦闘状態、そしてさらに短時間しか使えない状態と細かく分けて管理しているわけだ。


 戦い終わり、やっと発煙弾の煙も薄れてきた跡に、瓦礫と塵埃と我々六人と、二体の屍が残された。



「いい毛皮だ……」

 うっとりとした目の直正が倒れ伏した牛頭の腰に座りこみ、背筋のあたりを撫でながら言う。


「二十両にはなるわ」

 もちろん実際ならね、という千尋の言外の声。


「ばらすか?」

 牧が猟師の顔で聞く。


「今日は解体はいいだろう」

 仮想戦闘では革が取れるわけでもないのだから。


 小休止と感想戦をはさんで次に行こう。

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