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僕と彼女の出会いは保育園である。しかし、僕は記憶力があまりよくない。その為、残念ながら彼女との出会いがどんな感じかはわからない。しかし、アルバムを開くと彼女と写っている写真がある事からして、そこそこ仲は良かったようだ。

小学生の頃は、よく一緒に(二人きりではないが)下校していた。6年生になると男女の意識が出てきて、僕は彼女を一人の異性として見るようになった。

ある時、二人きりで下校する事があった。他愛のない話をしながら歩いていらと、ひょんな事から話題は恋愛の話になった。僕は彼女に気になる人が居るのかと質問してみた。すると彼女は 居ない と答えた。僕は冗談半分で 自分はどうか と聞いてみた。彼女は少し考え、珍しく僕を下の名前で呼び、「____は一緒に居て楽しいし、気を遣わないでいい相手だけど、恋愛対象ではないかな。」と微笑みながら言った。その言葉は何よりも嬉しく、何よりも辛かった。

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